民主党の政局は週明けにならないとわからない・・・
千葉県知事選・各紙世論調査・議員の地元帰りなどの要素があるからだ・・・
岡田克也・・・小沢が倒れた後の代表候補として脚光を浴びている。
しかし彼には代表になるには余りあるハードルがあることを認識しなければならない・・・
まず、現在、民主党内で岡田岡田と叫んでいる連中は政局オンチのジイさんか
当選回数の足りないお坊ちゃま、茶坊主である・・・
彼らは、岡田より当選回数が1回以上少なく、また国民の支持の多い岡田を差し置いて、この選挙間近の局面で
代表になる大義名分がまったくない。だから岡田を推して世代交代を図ろうとしている・・・
しかも彼らは、政界再編をほのめかしているのに対し、岡田はあくまで二大政党論者で
ある・・・政局スタンスがまったく違うのだ・・・
こんな中身の薄い連中に担がれて、ホイホイ出て行くほど岡田はアホではあるまい・・・
次に岡田の「次の衆議院選挙まで自制する」という発言だ・・・
岡田のまじめさは、政界随一である。前回大将となり、多くの「死者」を出した衆議院選挙
に心を痛め、政治的力量がたりないと自覚したであろう。「次回まで自粛する」という発言を覆すとは思えない。
去年の代表選のとき、彼が出馬しなかったのもそれを裏付けている・・・・・
岡田は通常の常識でいえば代表選に出馬しない時点で、小沢の次の次になってしまう。
しかも彼は、ギリギリまで出馬するかしないかを明言しなかった。それは出馬をほのめかす
連中(野田・枝野などのお坊ちゃま)を時間的に追い詰め、最終的に小沢無投票再選の礎を築いたのである・・・
(岡田が早々に出馬せずを表明していればお坊ちゃまのうち誰かが出馬していた可能性があった)
最後に岡田の当選回数と、衆議院の勤続年数である。
当選回数は基本的に2ケタ、少なくとも8回以上は欲しい。最近は衆議院解散がなかなか行われないので
勤続年数を見ると彼は20年。歴代の首相は25〜30年が基本であるから、このことから見ても、
もう少し足りない感じがする。もちろん、彼に資質があれば、何の問題もないのだが、政局が不安定な中、
当選回数不足はやや危険な感じがする。
この3つのハードルを乗り越えないと岡田代表は誕生しない。
しかし、ここにまた新たなハードルが待っている。それは、仮に彼が代表になって、衆議院選挙が
行われたとする。民主党が単独過半数を取ったとしても、参議院をどうするか。社民、国民新党と
妥協を図っていくのか、自民党に手を突っ込むのか。また民主党が比較第一党になった場合、
誰が政局を仕切るのか・・・お坊ちゃまがたにそんなことができるはずはなく、
結局、ベテラン勢の手を借りないといけない。また、比較第一党にならなかった場合、彼は
2度連続衆議院選挙の大将となり敗北したことになり政治生命を断たれる。
こんな危険なバクチをうつだろうか・・・