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続報 自演

傷害罪被告に実刑 「法廷内暴言」で別公判へ 東京地裁
2009年3月16日11時12分

 昨年11月に東京都内の路上で女性の顔を殴るなどして約1週間のけがをさせたとして傷害罪に問われた渡部栄治被告(43)に対し、東京地裁(藤井俊郎裁判長)は16日、懲役2年2カ月(求刑懲役2年6カ月)の判決を言い渡した。
渡部被告はこの公判中、被害者の女性に暴言を浴びせたとして証人威迫と脅迫の罪にも問われており、暴言については別に公判が開かれる予定。

 女性側は、被害者に支払うべき損害賠償額を決定する「損害賠償命令制度」の適用を申し立てており、判決言い渡し後に開かれた審尋で女性側は約60万円を請求した。審尋は1回で終結。裁判長が今後、賠償額を算定して被告に支払いを命じることになる。

 渡部被告は2月9日の公判で、証言中だった女性に向かって「また出てきてやってやるぞ。おまえの顔を覚えているからな」などと暴言を浴びせた。女性は被害者参加制度を利用しようとしていたが、その後の公判に直接出廷するのを断念していた。

 量刑理由で、藤井裁判長は「法廷での乱暴な言動を考慮すれば、被告の粗暴癖には深刻なものがある」と指摘した。

アサヒ・コム