官僚によるマインドコントロール()捕鯨問題-10’

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268名無しさん@3周年
ダルが発覚した時、社会党の久保田早苗議員はWポスト紙の記事を掲げて国会でこの問題を追及した。しかしWポスト紙の記事はサンデー毎日での報道をもとにしていた。日本の週刊誌記事の方が先であったのに、久保田はWポスト紙の方に権威を認め、「米
国有力紙で報道されて日本の女性は恥ずかしい思いをしている」と国会で述べたのである。その方が効果的だと考えたわけだが、こうしたメンタリティは少なからぬ日本人が持ち合わせていよう。その後クリントン大統領にも女性スキャンダルが起こったが、
「日本の新聞で報じられて恥ずかしい」と米国国会議員が述べる姿は、想像すらできまい。ここには無論、アメリカと日本の国力の差も絡んではいるが、どうも日本人特有の心理も関係していそうである。外からの視点や情報をありがたがるという傾向。そし
てこうした心理は情報の受け手だけではなく、情報を発信する側にもひそんではいないか。具体的事由を挙げもせずに反捕鯨記事を書いた石弘之や石田裕貴夫にはそうしたメンタリティが認められるように思う。朝日新聞がこうした記者に左右され、筋の通っ
た主張をできないでいる限りは、日本の新聞の格付けは永久に低いままであり続けるだろう。2000年3月14日、ローマ法王は十字軍、異端審問、反ユダヤ主義などをめぐるカトリック教会の罪を認めた。カトリック教会が歴史上の総括的な罪を認めるのは史上
初めてだそうである。十字軍や異端審問からは気が遠くなるような時間が経過している。捕鯨問題をめぐる不正な態度を欧米が認めるまでには同じくらいの時間がかかるかも知れない。こうした欧米人のかたくなさを認識せずに迎合的な態度で友好が示せると
勘違いしている日本人は、ついに彼らの精神的奴隷で終わるしかあるまい。(文中敬称略)