官僚によるマインドコントロール()捕鯨問題-4

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46N ◆5UMm.mhSro
6.3.2 北太平洋ミンククジラ試算のさらなる考察
SC/46/NP2(パント、バターワース、和田、岸野論文)は遺伝子型頻度の
Hardy-Weinberg 平衡検定を用いて、西部北太平洋サブエリア海域のミンク
クジラ各系群の比率を推定する分析を提出した。
第7と第11サブエリアについての結果は、将来の実行シミュレイション試算に利用
可能なものであった。
この結果は、サブエリアでの”O”系群”:”W”系群の比率を決める方法を、サンプル
サイズの関数として代理するものとしても示された。
既存の素材でDNA分析をするのが好都合だろうという指摘が(会議参加者から)なされた。
加藤は小委員会に対し、準備段階の実験結果では、そのような分析がサンプルの
保存状態の悪さに影響を受けたと報告した。
ベイカーは、古いサンプルや状態の悪いサンプル状態の悪いサンプルからDNAを
抽出する方法についての短いレポートを書くことに合意した(Appendix 6として掲載)。
この問題とAnnex Fで持ち上がった問題に対処するためである。
(以下略)
47N ◆5UMm.mhSro :2008/12/05(金) 07:57:02 ID:8EkoqHTO
「Annex Fで持ち上がった問題」というのは原住民生存捕鯨の対象、ホッキョククジラ
が何百年も前に起った氷の状態変化、海峡の閉鎖で系統群が変わったのではないか
という問題ね。

これを確かめるために、古い工芸品に使われていた鯨の骨や髭からもDNAを抽出する
というのがベーカー&パルンビの当時最先端だった「ポリメラーゼ連鎖反応」分析ね。
別名「ホテルの一室...卓上型PCR装置...他人の台所作戦」とも言うw

この会議で、日本側としてはほんとうは存在を否定したいミンククジラの”W”系群(小笠原、
ウェーク島、ハワイ方面ー>カムチャッカ半島の系統群)が日本+南ア共同論文ではっきり
出ちゃったから機嫌がわるいのだけれど、そのうえDNAで系統群分析するなら古いサン
プルで十分、新しく捕ってくる必要ない、とかベイカーに言われて怒り心頭に発してる
だろうというのは想像に難くない。

(なんで”W”系統群がいやなのかというと、日本海側の”J”系群、太平洋側の”O”系群だけ
でも、混合があるからよっぽど注意深く捕鯨しても面倒なことになるという状態なのに、
さらに太平洋沖合に別の系群”W”がいるとなると、ベテランの捕鯨船キャプテンでも
やる気なくすという「現代特有の問題」ね。 昔はそんなこと気にする必要は無かった。

そういや最近、ウルサイ規則や規制にブチ切れて、ノルウェーの有名船長Olav Olavsen
が違反捕鯨やって4万クロナーの罰金取られ、引退を決意したそうだね
http://www2.wdcs.org/blog/index.php?/archives/111-Call-him-Ishmael.html