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名無しさん@3周年:
「地産地消」は○○を救う〜新たな発展に向けて〜
生産流通課・都倉祥夫
2001年 モノリスは人々に語りかけるのでした。「食い改めよ」と
唐突ですが、2001年には「宇宙の旅」をしていると思っていましたが、もっと足元を見つめる時代のようです。
そして農業では、地域の生産と消費が連携した「地産地消」、つまり「地域で生産したものを地域で消費する
(食べる)」といった取組みを進めるべきではないかと考えています。
(中略)
(2)日本(の農業)を救う「地産地消」
次に日本の将来について考えてみましょう。その視点は食料自給率です。
食料自給率とは、「国民が消費した食料を国産でどの程度賄えているかを示した指標」です。簡単にいえば、
「自分の食い扶持を自分でまかなっている程度」です。総合的にはエネルギーである供給熱量(カロリー)ベー
スで示されており、日本全体では11年度で40%です。
今の日本は食べ物が溢れているのに、40%とは低いのではないかとの印象を受けられるかもしれません。
では少し具体的に考えてみましょう。
(以下省略)
都倉祥夫(とくらよしお)
1959年兵庫県龍野市生まれ。
食糧庁、福井県、農水省を経て、現在、農林水産部生産流通課長。
趣味はキャンプでの焼き肉と全く上達しないスキー。子供と一緒に県内のキャンプ場ほぼ制覇しました。
http://www.pref.toyama.jp/branches/1133/derukui/vol200103/03.htm
>>44 私のスタイル:農水省消費者情報官、浅川京子さん
◇自給率向上へ、一歩一歩
農家や漁業者など、とかく生産者や業界にばかり目が向きがちだった農林水産省。それが消費者の視点を
強く意識し始めたのは、01年に国内初の発生が確認された牛海綿状脳症(BSE)の問題がきっかけ。03年
度の機構改革で新設された消費者情報官は文字通り、消費者との窓口役だ。
就職先に農水省を選んだのは、身近な食べ物を扱う親しみやすさや、山から海までをカバーする面白さが
理由だった。入省後は農家への宿泊研修や東北農政局(仙台市)勤務で厳しい農業情勢や冷害に苦しむ
農家の実情を目の当たりにした。本省でも林野や水産など幅広い分野を担当したが、一番やりがいのあるの
は「今の職場」と言い切る。
「農水省は農協や漁協とは密接な関係を築いてきたが、それ以外の人々に発信する発想がなかった」と振り
返る。最近の汚染米問題でも向けられる視線は厳しいが、それを正面から受け止め、逆風を追い風に変えよう
と努めている。
今年1月に発覚した中国製冷凍ギョーザ事件では、農水省に「冷凍ギョーザを買ってしまったが、大丈夫か」
「どこに問い合わせたらいいか」など切実な相談が寄せられた。次第に「食品表示のどこに気を付けたらいい
のか」といった問い合わせが増え、さらに「食料をこんなに輸入に頼っていていいのか」「食料自給率向上の
ために何をやっているのか」という内容が目立つようになった。
自給率向上は農水省にとって最重要課題の一つだが「おしつけがましいPRばかりでは消費者や国民に目を
向けてもらえない」と思う。具体的な問題があるからこそ関心は高まる。大切なのは一つ一つの疑問にきちんと
答えていく姿勢だ。
今、力を入れているのは食育と地産地消。文部科学省の協力を得て、学校給食に地場の農産物を使って
もらったり、子供に農業体験の機会を提供している。高齢でリタイアしようと考えていた農家が「孫に食べさせる
ためなら、もう少し頑張ってみよう」と言い出したケースもある。
(50の続き)
汚染米問題では、担当の総合食料局とともに消費者団体などを回って説明に奔走した。他部局からも
「消費者と対話するにはどうしたらいいか」といった相談が増えてきた。生産者と消費者、そして農政。3者の
距離をどこまで縮められるかが勝負だ。【行友弥、写真・長谷川直亮】
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■人物略歴
◇あさかわ・きょうこ
東大法学部卒。85年に農林水産省入省。経済局、食品流通局、林野庁、統計情報部地域・環境情報室長、
水産庁国際課漁業交渉官、同加工流通課長などを経て07年7月から現職。趣味はスキューバダイビング。
45歳。
毎日新聞 2008年10月13日 東京朝刊
ttp://mainichi.jp/life/job/news/20081013ddm013100033000c.html
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名無しさん@3周年:2008/10/19(日) 19:48:45 ID:5z3qGh9W