厚労委員長へ不信任動議 廃止法案めぐり与党方針
自民、公明両党は4日、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)廃止法案を審議している参院厚生労働委員会の岩本司委員長
(民主党)に対する不信任動議を5日の委員会に提出することを決めた。野党の反対多数で否決されれば与党委員は退席する
方針で、審議が混乱する可能性も出てきた。
岩本氏は3日の理事会で、民主党が廃止法案をめぐる5日の参考人質疑と採決を提案したのを受け、与党側が意見表明する前に
委員長職権で委員会を再開、野党の賛成多数で参考人質疑実施を議決。与党はこれに反発し参院幹事長、国対委員長が対応を協議
していた。
民主党は廃止法案について、5日午後の委員会、6日の参院本会議でそれぞれ採決して衆院に送付する方針。与党は6日の本会議
でも岩本委員長の解任決議案を提出する構えだ。
自民党の鈴木政二参院国対委員長は記者団に対し「委員長は反対意見を全く聞かず、ルールが守られていない」と述べ、民主党側を
批判した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008060401000894.html 与野党ともにまさに政争の具