朝日新聞 社説 2009年4月24日(金)付
核なき世界へ―乗り遅れてはいけない
日本独自で北朝鮮の発射基地を攻撃できる能力を持つべきだ――。
今月5日の北朝鮮のミサイル発射以来、自民党内ではこんな議論が盛んに交わされた。
3年前の北朝鮮の核実験の時ほどではなかったが、「日本も核を持つという脅しぐらい
かけないといけない」といった声すらあがった。
だが、同じ日にプラハであったオバマ米大統領の核軍縮演説に対しては、反応がさっぱり
盛り上がらない。
北朝鮮が核実験を行い、ミサイル発射を強行したことは容認しがたい。しかし、だからこそ、
核兵器の管理と廃絶への世界の動きを強めなければ、大統領の懸念は現実になりかねない。
米国が核兵器を減らしたら、抑止力が低下して中国や北朝鮮の脅威が増す。この考え方にとら
われていては、東アジアの核軍縮など進みはしないだろう。むしろこの地域の安全保障における
核の役割を小さくして、日米が協力して北朝鮮の核放棄や中国の核軍縮を促すことが必要だ。
http://www.asahi.com/paper/editorial20090424.html この期に及んで、まだ「北朝鮮の核放棄」を信じているのか?まさに、願望で論じる宗教新聞だね。