不良債権問題の解決はヤクザの殲滅から59

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962間ヌケの宮
>>959 明治4年から6年にかけての、西郷、江藤を中心とした留守政府はまさに
経世済民の手本ですよ。近代日本の基礎はこの時期に作られたといって過言でない
でしょうね。しかし、明治六年の政変によって、すべてひっくり返ってしまった。

この政変では、西郷等が征韓論の外征派、大久保等が内政派と色分けされており、
教科書にもそう記されているが、これは誤りだね。政変で大久保が実権を握ると
すぐに台湾征討だ。佐賀の乱、西南の役で江藤や西郷が滅びた跡の日本は、嫌な
時代になったよ。

司馬遼太郎さんや山本七平さんが大久保を高く評価しているが、いったいどんな
資料を読んでいるんだろう。大久保を現実派、西郷を理想派というような色分け
なんだろうが、通俗的な評価をそのまま踏襲しているだけで、そこに何の発見
もない。

警察を主体とする内務省は大久保が作ったんだが、親である大久保の血が流れて
いるんだと思えば納得できる。

そのうち、大久保の無能ぶりでも書いてみるか。彼は11年に暗殺されるんだが、
日本にとっては幸運なことだった。