>>583続報
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変死体は車で生活の男性、複数の刺し傷 京都・宇治
2008年10月26日13時29分
伊達悟さん
事件現場付近を調べる捜査員ら=25日午後、京都府宇治市五ケ庄三番割、小坪遊撮影
京都府宇治市五ケ庄三番割(さんばんわり)の道路わき側溝で25日午前、男性が死亡しているのが見つかった事件で、京都府警は同日夜、亡くなった男性を住所不定、無職伊達悟さん(57)と発表した。
伊達さんの上半身には刃物で刺されたような傷が5カ所以上あり、府警は殺人事件と断定して宇治署に捜査本部を設置した。
伊達さんの知人は、伊達さんから「寝泊まりしていた車をけられるなど、トラブルがあった」と聞いていたといい、府警は事件との関連を調べている。
府警によると、伊達さんの傷は胸や腹、背中に集中し、ほかに刃物による攻撃を防いだ時にできたと見られる傷もあった。失血死と見られる。凶器は見つかっていないという。
現場は、道路が東西に延び、伊達さんは道路北側の深さ約40センチの側溝に右半身を下にし、頭を西に向けて倒れていたという。大量の血痕があり、府警は伊達さんが25日未明に現場で殺されたと見ている。
伊達さんの知人によると、伊達さんはかつて知人と同じアパートに住んでいた。約1年半前から車の中で生活していたらしく、現場に止めてあった水色の乗用車に寝泊まりしていたと見られる。
知人は「伊達さんは約1週間前にも車のガラスをバットで割られたと言っていた。24日に会った際には、寝泊まりしていた車をけった男とけんかになったと言っていた」と話した。伊達さんの右目の下には、けんかの際にできたというひっかき傷があったという。
アサヒ・コム