二大政党制でアメリカの二の舞いになるな

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314名無しさん@3周年
ニュー・デモクラットの台頭とアメリカ民主党の変容
民主党は、1980年代までは非常にリベラル色の強い政党であり、党内では労働組合
やマイノリティ団体、そして環境保護団体などの左派集団、或いは「リベラル派」
が優勢であった。リベラル派がアメリカにおいて果たした役割は、社会の平等化を
推進し、福祉国家の建設に努め、そして「大きな政府」をもたらしたという意味で
社会民主主義者が西欧諸国において果たした役割に相応している。
しかし、1980年代以降、西欧諸国において社会民主主義政党が大幅な後退を余儀なく
されたのと時期をほぼ同じくして、アメリカでもリベラル派の影響力が衰退していった。
リベラル派に代わって民主党内で急増しているのが、アメリカ政治の中道路線
(「第三の道」)を掲げる「ニュー・デモクラット」と呼ばれる穏健派の集団と、共和党
予備軍とも例えられる保守派集団「ブルー・ドッグズ」である。特に、クリントン前大統領
やゴア前副大統領など、南部選出の穏健派の民主党議員で構成されるニュー・デモクラット
の台頭は著しい。ニュー・デモクラットの基本政策は、1)「小さいが効率的で賢明な政府」
2)自由貿易主義、3)ハイテク産業の復興などであり、特にハイテク産業や輸出志向産業との
結び付きを強化している。
315名無しさん@3周年:2008/02/23(土) 16:07:39 ID:GaLUoA99
>>313
DLCの路線は、銀行・金融・投資全てを厳格に監督して投機を防ぎ、労働者・農民に
基礎を置くことを謳ったルーズベルトの民主党を葬ることだ。その機関紙Blueprint
98年9月号でDLC戦略家William GalstonとElaine Kamarckは、想定される
「21世紀政治を形づくる現実」を提議し、「ニューディール時代は終焉した」を
その主たる前提に置いた。

恥ずかし気もなく「中産階級が縮小しつつある…それは貧困が進行しているからではなく
数百万人のアメリカ人が上層中産階級や大富豪の位に多数成上がったからだ」と主張する。

DLCの見解では、貧富格差の拡大は「ニューディール流政治への復帰の地盤と見られては
ならない」し、「全形態の経済的不安定に対してアメリカ人を保護する、介入主義的、中央
集権政府の新ラウンドを求めて低所得グループを動員するべく」党を導いてもならない。
民主党員は「旧式政治により動員されたがっている、貧者や貧者に近い者たちの膨れ上がる
溜りに基礎をおいて多数派形成が出来る」と考えてはならない。何故なら近年平均的
アメリカ人はずっと暮らし向きが良くなっているのだから

貧者や抑圧され差別された者のための党であった筈が、何という切り崩し、自己否定で
しょう。要は金持ちに基盤を置けと言っている訳で、共和党以上に露骨な強者志向です。
可哀想なのは此処で切り捨てられた人々です。何故なら彼らには民主党以外の選択肢が
無いからです。

ルーズベルトの民主党、ニューディール時代の終焉、リベラルが少数派になったと
いうことなのか、二大政党で完全小選挙区は危険だ。
日本でも民主党の左派を支持しても、自分の選挙区は保守系の議員ということも
あるから。