【売国】 三角合併の解禁 【亡国】 ★2

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765名無しさん@3周年
アメリカの国民はドル(アメリカの力)不信に陥った 11月12日 増田俊男
http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h19/jiji071112_439.htm

2001年9月11日の同時多発テロで「いきり立った」アメリカの国民は、
今「意気消沈」している。中東や北朝鮮問題でも国民には強気外交を
支持する気力はなく、かつての攻撃体勢は今や撤退ムード一色である。

アメリカの国民にとって、100ドルになんなんとする原油高は生活を
直撃すると同時に、中東第二の石油大国イランへの敗北感を募らせる。

また、110円のドル安は最大の経済競争国日本への敗北に映る。
そして国民はブッシュ政権の無能さをののしり、アメリカの力のシンボル
であるドルをまるで紙くずのように感じ始めた。

世界でも同じである。99年のユーロ誕生時、世界交易の50%のシェアを
誇っていたドルは、今や24.5%に落ち込み、37.7%のユーロに世界市場
を奪われようとしている。中国をはじめ、貿易黒字国の外貨準備のドル
離れが続く。もはやドルは世界の通貨とは言えなくなったのである。

◆本物志向の時代がやってきた

マネーそのものは価値を生まない。投機市場での儲けと損を足せば
ゼロになる(ゼロサム)。儲かったと喜んでいる者の金は、損した者の
金である。株の儲けは売ったときの値段から買ったときの値段を引いた
差額であって価値ではない。今日までは価値を生まない世界が価値
を生む世界を圧倒してきた。しかし、人々はやっと興奮から目覚め、
「差」と「価値」の違いに気がつき始めた。

ゼロサム世界の衰退が始まり、モノ作り(価値つくり)世界が再確認
される時が来た。先物市場で一攫千金を得た者たちの破綻はアメリカ
の衰退の象徴であり、モノ作り国日本の再確認と台頭である。
今後、世界のマネーは、「差」ではなく「価値」を求めて動く。
766名無しさん@3周年:2007/11/16(金) 18:12:57 ID:1Z68hm6V
金融業はヤクザに馴染みやすい職業であり、西洋においても金貸しは卑しい
職業としてユダヤ人が生業としていた。イギリスやアメリカはユダヤ金融業者
が乗っ取った国であり、腕っ節は強いが頭の空っぽなアングロサクソンと
組んでユダヤ国際金融資本は七つの海を支配した。イギリスそしてアメリカと
ユダヤ金融業者に乗っ取られて、日本もやがては乗っ取られようとしていますが、
日本人はアングロサクソンほど頭が空っぽと言うわけではない。

増田俊男氏が書いているように金融業はゼロサム社会であり、カネがカネを
生み出すわけではない。投機で設けた人のマネーは損した人のマネーであり、
一時的にマネーがマネーを生み出したように見えても、信用収縮が起きれば
元の規模に戻ってしまう。サブプライムがらみで発生したアメリカの金融危機
はアメリカで興った金融テクノロジーの破綻を示すものだ。

日本は土地を担保に金融を行なってきた。アメリカでは株式による直接金融
で金融を行なってきた。しかし株式では紙切れであり信用の元になるものは
信用しかないから一旦崩れると元の木阿弥になってしまう。それに対して
土地は電気ガス水道や電話などのインフラを整えれば価値は上昇して
経済変動が起きても金融がおかしくなる事は少ない。

日本の80年代までの高度成長に脅威を感じた欧米では、土地本位制を取り
入れてグリーンスパンFRB議長は住宅産業を活性化させることでアメリカ
経済も90年代から最近までの長い経済繁栄を維持する事に成功した。
EUなどにおいても不動産ブームが起きて不動産成金が続出した。

欧米では土地はあり余るほどあり土地が価値あるものとしては捉えられて
きませんでしたが、それは戦乱などに弱くて持ち歩けないものであるからだ。
だから不動産と言うのですが、電気ガス水道と言ったインフラの整備された
土地は普遍的な価値があることが分かり、欧米も土地本位制を取り入れて
不動産金融が欧米の経済を発展させた。
767名無しさん@3周年:2007/11/16(金) 18:13:30 ID:1Z68hm6V

最近起きている金融危機は不動産の証券化によっておきたものであり、
担保価値が際限なく分割化されて株式に近くなったために起きたことだ。
一物件に一担保なら融資が焦げ付いても担保処分はすぐに出来ますが、
数百数千に分割されてしまうと非常に難しくなり信用危機が起きてしまう。
だから不動産の債権の証券化は土地本位制から逸脱した制度である。

日本のバブル崩壊は土地本位制に危機をもたらしましたが、その原因は
土地神話が行き過ぎて土地に無限の価値があると思い込んでしまった
ためだ。土地の価値は利回り採算で算定されますが、土地が株式のよう
に投機的に売買されるようになるとバブルが発生してしまう。
政府はそのような投機的な動きを止める事が遅すぎた。

しかし土地は株式に比べれば誰にでも価値判断はしやすく適正価格が
形成されますが、株式は専門家でないとなかなか適正価格が判断でき
ない。会社の価値は倒産してしまうと株式価値はゼロになりますが不動産
価格だけが残る。だからこそ信用の創造手段としては土地は普遍的価値
を持つから土地こそが金に代わる信用創造手段なのだ。

土地は金とは違ってインフラを整備すればいくらでも作り出すことが出来る。
中国でも物件法が整備されて土地本位制が取り入れられた。しかし土地
本位制は政治が安定してこそ機能するものであり、戦乱が相次ぐと成立
しない。だから土地本位制こそ人々は政治的安定を望むようになる。

日本のバブル崩壊は土地が担保になっていたからある程度は回収する
事ができて銀行破綻は最小限度にすることが出来ましたが、アメリカで
起き始めている金融パニックは債券市場がストップしてしまった事で債権
の回収に目処が立たない事が問題だ。小さな金融機関から倒産が始まって
大手の金融機関が倒産したら連鎖倒産は避けられないだろう。
政府が介入して徳政令でも行なわないと壊滅的な危機になるだろう。

即ちそれは米英中心の覇権体制の終わりを意味するものとなる。