>>466 『紙の爆弾』 2008年9月号
新聞は最初からダメだった
――日本の大新聞を操作してきた“闇世界”の歴史 自称ジャーナリスト 高田欽一
もともと日本の新聞界は、闇世界との関係が深かった。戦前派新聞記者の陰口に
「羽織ゴロ」という言葉があった。戦後は羽織を着なくなったので死語になったが、
代わりにインテリヤクザという言葉ができた。「ブンヤは頭の良いヤクザのようなものだ」
と見られていたのだ。インテリヤクザの典型的な例として、『朝日新聞』記者から政治家
になった河野一郎が挙げられる。元自民党総裁・河野洋平の父親だ。
外国人ジャーナリストが日本の犯罪組織を研究した本、デイビッド・E・日プランの
『ヤクザ』に、河野一郎と児玉誉士夫や広域暴力団稲川会の親分との親密な関係が
書かれている。河野がヤクザを使って対立候補に対して行った選挙妨害は極めて悪質で、
これに怒った右翼の野村秋水に自宅を放火され、全焼させられたのは有名な話だ。