★慰安婦:安倍発言で米日関係に異常な兆候=米議会調査局★
米議会調査局(CRS)アジア外交・国防・貿易委員会のエマ・チャンレット・エーバリー分析官は11日、
ワシントンの米戦略国際問題研究所(CSIS)で、「最近ワシントンでは、安倍晋三首相の日本軍慰安婦問題に
関する発言のため、日本人拉致被害者問題に対する同情が消えつつあり、米日関係に異常な兆候が
生まれている」との見方を示した。
エーバリー分析官は「米国の人々の間で、日本政府が少数の自国民拉致問題を強く訴えながらも、
数万人に及ぶ慰安婦問題に関する責任を回避しようとするのはダブルスタンダードではないかとの
見方が出ている。そのため、(慰安婦及び拉致被害者問題などが)米日両国の戦略的同盟に対する
脅威になり得るとの懸念が示されている」と指摘した。
また、エーバリー分析官は「米国はこれまで北朝鮮による日本人拉致問題に対し、人権重視の観点から
日本の主張を支持してきた。しかし米国は、最近北朝鮮との核問題解決に乗り出し、米日関係が複雑に
なり始めた。特に日本が拉致問題を理由に対北支援への不参加を宣言し、6カ国協議のスケジュールを
進める上でも障害となっているため、米政府の一部でこうした懸念が示されている」と説明した。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS 2007/04/13 07:25:16
http://www.chosunonline.com/article/20070413000003