449 :
女性天皇排除は、男尊女卑・女性蔑視・女性無視の破廉恥思想だ:
新日本建設に関する詔書 その1
ここに新年を迎える。顧みると、明治天皇は明治の初め国是として五箇条の御誓文を
お示しになられた。それによると、
1、広く衆議をし、多くの事を世論に従い決めなければならない
2、上下心を一つにして、盛んに国の問題に対処しなければならない
3、官・民共に、それぞれ志を遂げられ、生きる事が幸せである事が必要である
4、旧来からの悪しき習慣を打ち破り、普遍の正しい道に基づいていかなければならない
5、知識を世界に求め、大いに国の基盤となる力を高めなければならない
お考えは公明正大であり、何も付け加える事はない。
わたしはここに誓いを新たにして国の運命を開いていきたい。
当然このご趣旨に則り、古くからの悪しき習慣を捨て、民意を自由に伸ばし、官民を
挙げて平和主義に徹し、教養を豊かにして文化を築き、そうして国民生活の向上を図り、
新日本を建設しなければならない。
大小の都市の被った戦禍、罹災者の苦しみ、産業の停滞、食糧の不足、失業者増加の
趨勢などは実に心を痛める事である。
とは言えど、我が国民が現在の試練に直面し、かつ徹頭徹尾平和のうちに発展しよう
という決意固く、その結束をよく全うすれば、ただ我が国だけでなく全人類のために、
輝かしき未来が展開されることを信じている。
そもそも家を愛する心と国を愛する心は、我が国では特に熱心だったようだ、今こそ
この心をさらに広げ、人類愛の完成に向け、献身的な努力をすべき時である。
450 :
女性天皇排除は、男尊女卑・女性蔑視・女性無視の破廉恥思想だ:2006/12/31(日) 07:13:45 ID:X9brBRNI
新日本建設に関する詔書 その2
思うに長きにわたった戦争が敗北に終わった結果、我が国民はややもすれば思うよう
にいかず焦り、失意の淵に沈んでしまいそうな流れがある。
過激な風潮が段々と強まり、道義の感情はとても衰えて、そのせいで思想に混乱の兆
しがあるのはとても心配な事である。
しかしながら私はあなたたち国民と共にいて、常に利害を同じくし喜びも悲しみも共
に持ちたいと願う。
私とあなたたち国民との間の絆は、いつもお互いの信頼と敬愛によって結ばれ、単な
る神話と伝説とによって生まれたものではない。
天皇は現人神、日本国民は他より優れた民族で、ひいては世界の支配者たるべく運命
づけられたという架空の概念に基くものではない。
私が任命した政府は国民の試練と苦難とを緩和するため、あらゆる施策と運営に万全
の方法を考え実行しなければならない。同時に私は我が国民が難問の前に立ち上がり、
当面の苦しみを克服するために、また産業と学芸の振興のために前進することを願う。
我が国民がその市民生活において団結し、寄り合い助け合い、寛容に許し合う気風が盛
んになれば、我が至高の伝統に恥じない真価を発揮することになるだろう。
そのようなことは実に我が国民が人類の福祉と向上のために、絶大な貢献を為す元
になることは疑いようがない。
1年の計は年頭にあり、私は私が信頼する国民が私とその心を一つにして、自ら奮い
たち、自ら力づけ、そうしてこの大きな事業を完成させる事を心から願う。
日本国天皇 裕仁
昭和21年1月1日