Hidenao Nakagawa
■ (統一地方選)民主党の「地方切捨て政策」は統一地方選挙の一大テーマだ
カテゴリー: * N-1.各紙社説 - - 2007年2月18日(日曜日)
小沢氏の衆議院本会議の代表質問で、国から地方に向けられている19兆円の補助金を一括交付金化することで、
地方財政から6兆円分を切り捨て、年金財源に充てることが分かった。社会保障12兆2千億円、義務教育費
1兆7千億円、公共事業4兆1千億円のうちから6兆円が地方にいかなくなるということだ。民主党は年金政策と
消費税増税取り消しのつじつまあわせのために、地方から6兆円を収奪することにしたのだ。
こんな大変な「地方切り捨ての党」に、なんで自民党が負けることがあるのか。この民主党の「地方切捨て政策」を
統一地方選挙の一大テーマにしなければならない。さらに、民主党の小沢氏は農業土木予算7千億円を全廃して
所得補償に回せといい、岡田氏は公共事業予算を何があろうと毎年3%カットしろと予算委員会で安倍総理を追及した。
公共事業はイメージが悪いから無くすといえばいい、というのは無責任なポピュリズムだ。無責任だ。公共事業に
ついては、切るものは切る、残すものは残す、肉を切って骨を残す、景気の変動をしっかり見る、それが責任政党・
自由民主党の政策だ。自信をもって主張すべきである。
そして、統一地方選から参議院選挙に向けて、小沢民主党の「一括交付金」構想は、形をかえた中央支配を温存
させるもので、税源移譲なき、ニセ分権政策であることを明らかにしなければならない。
http://www.nakagawahidenao.jp/pc/modules/wordpress0/index.php?p=454