靖国の背景を考える★52

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933名無しさん@3周年
実は東亜の他民族の協力を得ることが出来なかったことが今回の敗戦の原因であったと考えている。
今後日本は米国の保護の下に生きて行くであろうが、極東の大勢はどうであろうか。
終戦後、僅かに三年にして、亜細亜大陸赤化の形勢は斯くの如くである。 今後のことを考えれば、実に憂慮にたえぬ。
もし日本が赤化の温床ともならば、危険この上もないではないか。 今、日本は米国より食料の供給その他の援助につき
感謝している。しかし一般人がもしも自己に直接なる生活の困難やインフレや食料の不足などが、米軍が日本に在るが
為なりというような感想をもつようになったならば、それは危険である。実際はかかる宣伝を為しつつあるものがあるのである。
依って米軍が日本人の心を失わぬよう希望する。 今次戦争の指導者たる米英側の指導者は大きな失敗を犯した。
第一に日本という赤化の防壁を破壊し去ったことである。第二は満州を赤化の根拠地たらしめた。
第三は朝鮮を二分して東亜紛争の因たらしめた。 米英の指導者は之を救済する責任を負うて居る。
従ってトルーマン大統領が再選せられたことはこの点に関し有り難いと思う。
日本は米軍の指導に基づき武力を全面的に放棄した、これは賢明であったとおもう。しかし世界国家が全面的に武装を排除
するならばよい。然らざれば、盗人が跋扈する形となる(泥棒がまだ居るのに警察をやめるようなものである)。
私は戦争を根絶するためには慾心を人間から取り去らねばと思う。現に世界各国何れも自国の存在や自衛権の確保を
主として居る。(これはお互い慾心を放棄して居らぬ証拠である)国家から慾心を除くということは不可能のことである。
されば世界より今後も戦争を無くするということは不可能である。それ故、第三次世界大戦は避けることは出来ない。
934名無しさん@3周年:2006/08/13(日) 02:43:14 ID:o6V1W7mS
第三次世界大戦に於いて主なる立場にたつものは米国およびソ連である。第二次大戦に於いて日本と独逸というものが取り
去られてしまった。それが為、米国とソ連というものが、直接に接触することになった。
米ソニ国の思想上の根本的相違は止むを得ぬ。この見地から見ても第三次世界大戦はさけることは出来ぬ。
第三次世界大戦に於いては極東、即ち日本と支那、朝鮮が戦場となる。此の時に当たって米国は武力なぎ日本を守る策を
立てなければならぬ。 これは当然米軍の責任である。日本を属領と考えるのであれば、また何をか言わんや。
そうでなしとすれば、米国は何等かの考えがなければならぬ。米国は日本八千万国民の生きて行ける道を考えてくれ
なければならない。凡そ生物として自ら生きる生命は神の恵である。産児制限の如きは神意に反するもので行うべきでない。
なお言いたき事は、公、教職追放や戦犯容疑者の逮捕の件である。今は既に戦後三年を経過して居るのではないか。
従ってこれは速やかに止めてほしい。日本国民が正業に安心して就くよう、米国は寛容の気持をもってやってもらいたい。
我々の処刑をもって一段落として、戦死傷者、戦災死者の霊は遺族の申し出あらば、これを靖国神社に合祀せられたし。
出征地に在る戦死者の墓には保護を与えられたし。従って遺族の申し出あらば、これを内地へ返還せられたし、戦犯者の家族
には保護を与えられたし。 青少年男女の教育は注意を要する。将来大事な事である。近時、如何がわしき風潮あるは、
占領軍の影響から来ているものが少くない。この点については、我が国の古来の美風を保ことが大切である。
今回の処刑を機として、敵、味方、中立国の国民罹災者の一大追悼慰安祭を行われたし。
世界平和の精神的礎石としたいのである。勿論、日本軍人の一部に間違いを犯した者はあろう。此等については衷心謝罪する。
然しこれと同時に無差別爆撃や原子爆弾の投下による悲惨な結果については、米軍側も大いに同情し憐懲して悔悟あるべぎである。
935名無しさん@3周年:2006/08/13(日) 02:45:58 ID:o6V1W7mS
最後に、軍事的問題について一言する。
我が国従来の統帥権独立の思想は確かに間違っている。あれでは陸海軍一本の行動は採れない。兵役制については、
徴兵制によるか、傭雇兵制によるかは考えなければならない。我が国民性に鑑みて再建軍隊の際に考慮すべし。
再建軍隊の教育は精神主義を採らねばならぬ。忠君愛国を基礎としなければならぬが、責任観念のないことは淋しさを感じた。
この点については、大いに米軍に学ぶべぎである。学校教育は従前の質朴剛健のみでは足らぬ。人として完成を図る教育が大切だ。
言いかえれば、宗教教育である。欧米の風俗を知らすことも必要である。俘膚のことについては研究して、国際間の俘虜の観念を
徹底せしめる必要がある。

辞世
我ゆくもまたこの土地にかへり来ん 国に酬ゆることの足らねば
さらばなり苔の下にてわれ待たん 大和島根に花薫るとき