>>374 民主党の地方いじめの政策
民主党・問題の多い地方向け補助金の6.4兆円の削減
今回の民主党の財源(15.3兆円)の内で、一番大きな問題は、「補助金の一括交付化等によるムダの
排除(6.4兆円)」です。7月1日の党首討論で小沢代表は、社会保障関係は除いて約6兆円(国約3兆円、
地方約3兆円)と言及しました。地方向け補助金等を一括交付金化することにより、国で3兆円、地方で
3兆円、合計で6.4兆円削減するといっていますが、これは行政の仕組みを根本的に変えることなのです。
現在、地方向け補助金19兆円で、その内訳は、社会保障12.2兆円、教育で2兆円、公共事業4.1兆円、
その他 0.8兆円です。(3分の2が社会保障)。国で3兆円の減額を行うということは公共事業等を6割減する
ということになります。民主党は、マニフェストで、このうちどの補助金を削減しようとしているのかまったく
不明です。社会保障・教育の補助金14.2兆円は、医療・介護・生活保護・子育て・義務教育であり、すべては
国民生活に直結した不可欠な行政サービスです。この分野を大幅に削減すると、サービスを大幅に切り下げるか、
保険料等の国民負担を大幅に引き上げるしかなくなります。仮に、公共事業を3兆円削減すると、道路、
防災対策、下水道など、地域の社会資本整備が過半がストップします。
http://tamtam.livedoor.biz/archives/50691756.html >>374 これについては、日本経済新聞・社説(7月10日)でも「補助金の削減は大いに進めるべきだが、(補助金の)
一括交付化で6.4兆円の財源が本当に出てくるかは疑問だ。補助金削減で地方に税源委譲しなければ
地方財政に穴があく。国・地方を通じた行革の具体的な筋道を(民主党は)提示すべきである。」といって批判
しています。民主党は、中央と地方の格差を問題にしていますが、「地方向け補助金の6.4兆円の削減」したら、
地方のダメージは大変なものになります。
また、7月1日の党首討論で、小沢代表は、「6兆円強の無駄を省く事が出来ると言っております。長野県の
ある村で補助金もらわないで道路を作りました。役所に補助金をもらって道路作った5分の1で同じ道路が
出来ました。・・・」と言って特異の例をあげています。この村の例は、設計書を作成せず、村の臨時職員が
工事を行うような、非常に小規模な「生活道」の話のようです。地域の幹線となるような道路整備が小さな
生活道と同じように5分の1の費用で実現できるというのは、あまりにもいい加減な話ではないでしょうか。
5分の1で全国の地方の道路はできません。民主党の政策は、実は徹底した「地方いじめ」の政策なのです。
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