>>823 粘着、乙!
水槽に、♂と♀のハゼを25匹づつ入れておくと、自然に繁殖する。これは、当たり前のことだ。
そこで今度は、♂のハゼだけ50匹入れておく。
そうすると驚いたことに、数ヶ月のうちに、約半数のハゼが♀に変わるらしい。
そして、♂のままのハゼと、子孫を作るらしい。♂ばかりだと、子孫が作れずに種族が絶滅してしまうので、自然と♀に変化する個体が現れて来るのだ。
この現象は、水槽の中だけの話じゃなくて、自然界でもあるらしい。例えば、人間が、ある種類の魚のタマゴを食べるために、♀ばっかり獲っていたとする。
当然、その魚は、♂の数に対して、♀の数が極端に少なくなって来る。そうすると、何割かの♂は♀に変化して、種族のバランスをとるそうだ。
先日、TVのニュースで、『イギリスの川にいるコイの一種に、異常が見られた』と言うのをやっていた。8割以上の♂の体内に、♀の生殖器の兆候が見られたと言うのだ。
でも、別に♀の魚が減少した訳じゃなくて、♂も♀も同じぐらいの割合で生息していると言う。
学者が調べたところ、家庭排水によって川の水の汚染が進み、それが理由で、種族が絶滅に向かっていて、その状況に危機を感じた♂の魚たちは、♀が減少した時と同じ状態になってしまったらしい。
つまり、どんな理由にしろ、種族が絶滅の危機を迎えると、♂の何割かが♀に変化するのだ。‥‥ってコトは、ニューハーフが増えて来たら、人類滅亡の日も近いのだろうか?(爆)
でも、ハチやアリは、たった1匹の女王様に対して、何百と言う♂がいて、それで種族保存が成り立つように、もともとできている。
あたし的には、ナニゲにうらやましい(笑) ミミズなんかは、1匹の個体の中に、♂と♀の両方の生殖器がある。
2匹のミミズが合体すれば、それぞれの♂の部分が、相手の♀の部分に働きかけ、それぞれがタマゴを産むらしい。
もしかすると、下等な生物のほうが、種族保存に対しては、高等なのかも知れない。アメーバなんかは、ほっといても、どんどん分裂して増えて行くしね。