岩手県のすさまじいゼネコン選挙の実態
一昨年に半年ほど小沢一郎の地元である岩手の公共事業を取材しました。その年には各種選挙がありましたが、
全部新進党の完勝でした。そして全部、典型的なゼネコン選挙です。利益誘導型の選挙が行われている。
岩手県には大手建設会社で作る小沢一郎後援会として「桐松クラブ」というのがある。鹿島、大成、清水が幹部で、
第三次会員までゼネコン各社がピラミッド型に格付けされて並んでいる。小沢勢力に選挙と政治資金でいかに貢献
しているか否かで格が決められ、仕事の配分が決められているのです。
パーティーやイベントがあれば、枚数や動員数が決められて下ろされてくる(資料参照)。後援会名簿の数を割り当てし
徹底して作らせ、提出された名簿に電話してチェックし、同意して書いたかどうかを確かめる。だから業者はいいかげんな
名簿を書けない。その良し悪しによって査定される。それが仕事に結び付く。こういう選挙で票を固めている。
金も割り当てです。完全な選挙マシンです。
それで自民党を完全に圧倒した。自民党といっても小沢が牛耳って新進党に看板を変えたわけですから、自民党勢力は
本当にものすごく小さい。公共事業が配分されるかどうかに、自分達の生き残りが懸かっているから、業者も必死です。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/97/g970310(498).htm