「靖国」の背景を考える★10

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530大和 ◆eWnEPrwI2I
>>490 大和さんへ 05/01/27 00:35:46 ID:MGBYtaqU
>昭和20年を境に180度方向転換した日本政府において、その新政府と新憲法
>ををつくった戦勝国から「A級戦犯」認定されている人が奉られているっての
>は変じゃないですか?「A級戦犯とされた人たちも、当時の日本のために必死
>にがんばったんていたんだわが国には、死者を差別するような文化は無い」
>っていうんだったら、西郷だろうが榎本だろうが新撰組だろうが時代の悲劇で
>敗者になっちゃったわけだし、一緒に奉らなきゃいけなくないですか?
>そのへんのご意見を伺いたく存じます。

 尤もな質問ですね。
 答えは:死者を差別する文化は無いのはその通りです。
     死んだら皆、神仏に成るのが日本の文化です。
 しかし、神社に奉るのはその神社の設立の趣旨によって違ってくるのです。
 靖国の趣旨は、国の命令により心ならずも亡くなられた方を感謝の念を込めて
奉る趣旨で有りますから、新生明治国家以降の国家建設に命を捧げた方及びその
後の、新生明治近代国家を守るために命を捧げた方を奉る趣旨です。

 この事は、死者を差別しない文化と競合する者ではありません。
 日本人は、西郷隆盛も新撰組も差別する者ではありません。
 靖国の建設趣旨と違うから奉られていないだけです。
 例えば貴方が交通事故で死んでも奉られませんが、国の命令で心ならずも戦場
で亡くなられたら奉られるでしょうね。

 これは、交通事故で亡くなった方を見下す趣旨で靖国に奉らないのとは意味が
違います。