▼ 何から何までデタラメだった改革案 ▼
小泉政権が04年に実施した「年金改革」は、出生率が07年に1.31で下げ止まり、
2050年までに1.39に回復することが大前提。
しかし、出生率は上向くどころか、毎年、下がり続ける一方だ。
このまま05年の出生率1.25で推移すれば、
年金保険料を大幅にアップするか、年金額をダウンさせるしかない。
厚労省によると、年金額が現役世代の50%を割るのは2023年以降というから、
いま48歳以下の世代はアウトだ。
しかし、これも大甘の見積もりかもしれない。
厚生年金は足元のバランスシートも大幅悪化しているのだ。
厚労省が先月末、発表したデータによると「厚生年金保険特別会計」の決算は、
実質5兆1000億円の赤字。
03年度は3兆8000億円の赤字だったが、膨らんだ。
これもすべて政府のズサンな推計のためだ。(後略)
http://gendai.net/?m=view&c=010&no=18003