三重県が取水で虚偽報告 長良川河口堰の運用で
長良川河口堰(ぜき)(三重県桑名市)に水道の水利権を持つ同県が、桑名市な
ど5市町への水道水の供給事業で、実際は木曽川から取水しているのに、「長良川
から取水している」などと偽って国土交通省に報告していたことが8日、分かった。
取水した水は工業用水として使用。同県は2001年度から虚偽報告をしており、
国交省中部地方整備局は8日、県企業庁の担当者から事情を聴くなど調査を始めた。
県企業庁によると、県は01年度から、河口堰を水源とする給水能力1日6400
トンの水利権を取得、供給事業を開始。河口堰には水道用水の導水管が設置されて
いないため、水道水は木曽川から取っていた。5市町には河口堰から水道水は届い
ておらず、同事業開始の01年度からこの実態が続いていたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000276-kyodo-soci