菅直人の軽薄さを証明した「違憲発言」の撤回騒動 2004年2月13日 掲載
http://gendai.net/contents.asp?c=023&id=157 衆議院の代表質問で自衛隊のイラク派遣を違憲だと言ったカンが、党内から
批判が噴出したのにあわてて、代議士会で「私の発言はあまり気にしないでほ
しい」と言った。いかにもこの男らしい。
カンの本質が出世主義でくるんだ社会党左派であることは、政界ウオッチャ
ーならだれでも知っていることだ。思想面ではドイと大差ない。もともと中ソ
北朝鮮の衛星政党である社会党の、そのまた衛星政党である社民連育ちだ。
護憲反米を唱え、韓国が捕らえた日本人拉致犯を北朝鮮に帰すよう要請する
署名にも左翼仲間と名を連ねた。
ただ、並の左翼と違い、政界左半身の棟梁となるだけでは満足できない野心
があった。そこで反自民8党派連立の一角で細川内閣与党になったのち、社民
連を畳んで自民党を割って出た武村正義らの新党さきがけに加わり、羽田内閣
ができたとき、一転自民党と組んで橋本内閣の厚相になった。その後自民党と
縁が切れて、いまは民主党代表として政権奪取を叫んでいる。右往左往の政治
歴だが、自民党と組んだときも社会党と一緒なら、さきがけ時代仲間だったハ
トヤマを押しのけて代表の座についたときも社会党系の支持に頼った。懐メロ
をうなる調子で違憲論をぶったのも、自然の成り行きだ。
しかしオザワの冷たい視線に気づき、ハトヤマに批判されて、マヤカシを
図ったのだろう。それにしても「気にしないで」とはよくぞ言った。いまさら
気にするにも及ばないカビの生えた左翼モン切り型発言だが、仮にも政権を
口にする野党の党首の軽薄さ、無責任さは大いに気になる。
民主党に本気で政権をうかがう意思があるなら、参院選を前に、安定性と
信頼性のカケラもないカンと、陰々滅々のオカダを代えるべきだ。
岡田にもっと触れてやれよw