直接政治の是非 その2

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85LP
>>63
>>直接民主主義の方が間接民主主義よりも、本当に優れているならば、人類は何万という試行錯誤
の歴史の中で直接民主主義を試し、その利点を実感し、全世界は直接民主主義一色になっている
ことでしょう。そうなっていないということは、直接民主主義が劣った制度であるという証明
でもあるのです。

私は論理学者なのでさまざまな詭弁論理のパターンを解析しているわけですが、
上記のような論法を、「歴史・経験に訴える詭弁」と名づけています。
つまり「過去に存在しなかったからそれは誤りである」とする断定論法です。
この種の詭弁は、存在問題と価値問題とを混同していることにあります。
それに対する反論は、あらゆる文明の発明や発展は、過去存在しなかった
価値や知恵による結果であり、「過去の誰もがなしえなかったまったく
新しい発見」によって人類は進歩し、成功してきたのだ、という答えで
十分でしょう。

>政治は、試行錯誤の連続ですから、専門家(政治家)に任期というものを定めています。
定期的に選び直せるようになっているのです。

その選び直しの機会を決める権利の行使は、国民ではなく政治家自身が持っているという
ところがおかしいわけです。先月の衆院解散も国民の総意ではありません。
国民多数の意見はちっとも議会に反映されていません。