直接政治の是非 その2

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183LP
私が想像するに、やはり18さんは現職の衆議院議員ではないようです。
比例区で当選したのかもしれませんが、国会議員であれば、選挙を経てきたと
いう経験から、もっと現場の声に耳を傾け、つねに有権者である国民を意識した
発想が出てくるはずですから、エリート理論の擁護者とはなり得ません。

ちなみに私は政治学者として年間1千冊以上の本に(大半は洋書)に目を
通し、数十本の論文を書きますが、それは調査の必要上(レファレンス)の問題
であって、仕事上必要だからやっているまでの「作業」です。
(いいですか、これは「勉強」ではなくて作業ですよ、作業。)
また法律学校で国家一種試験の受験生にも多くの科目を指導していますが、
彼らが勉強しているほとんどは「詰め込み作業」であって、創造的作業では
ありません。いずれコンピュータに取って代わられるでしょう。

だから自分は努力している、知識に長けているという自己評価はしませんし、
誰もがそれぞれの分野でそれなりの知識と技術を生かしているのと同じで、
取り立てて他人にひけらかすほどの話ではないと思っています。

問題は、何度も言うように、政治家であれば、あくまで国民の要望に応じ、
それを反映させるための勉強や努力をしなければならない義務がある、
ということです。それ以外に政治家の存在価値はありません。