左翼市民団体の正体2
≪東京都の調査≫
都立の養護学校で扶桑社の教科書を採択した東京都の横山洋吉教育長は、
昨年七月一日から九月十日にかけて都内で実施した採択の実態に関する
調査結果を明らかにした。それによると、都教委に届いたファクスや手紙などに
よる抗議・要請は九千七百七十四件。そのうち、同一文面を用いた組織的な
反対要請が四千九百九十四件にも上り、全体の半数を超えていた。
また、都外からの要請も四千八百六十八件と約半数を占め、うち約三千件が
教職員組合など団体からのもので、採択反対運動の主体が市民運動というより
特定の組織によるものだった実態がうかがえる。
これと同時に、都教委には「教育長はヒトラーだ」
「あなたたちのようなバカがいる都教委には失望した」「教育長を罷免したい」
など嫌がらせ電話や無言電話が相次いだほか、教育委員らの自宅にまで恐怖心を
あおるような脅迫電話や無言電話があったという。
横山教育長は都内の区市町村教委の各事務局あてに「覚えておけ」と
記した差出人不明の同一文書が送られてきたことも証言した。