間接的な状況証拠を積み上げると、こんなシナリオが考えられる。それは、日本のヤクザ組織が
関わっていたのではということだ。ヤクザが本間の部屋を訪れ、ピストルで脅して遺書を書かせ、
鎮静剤を打ち、絞め殺して、首吊り自殺のように見せかけた。
このようなやり方は、「よく知られたヤクザのやり口だ、とくに、政治がらみの殺人にはこのような
方法が行われる」と、ある弁護士は語る。
本間のケースの場合、現場が不自然であった。阪急インターナショナルホテルのスポークスマン
である吉井恭子は、発見されたときの遺体は壁に対して前かがみになっていたと証言している。
『女性セブン』によると、ポケモンの声の主でありテレビタレントである森公美子が、
インターネットのチャットにその当時の模様を語っていたという。森の泊まった部屋は本間の
部屋の隣で、その夜、叫び声やうめき声がうるさくて、ホテルに対して苦情を言っていたという。
しかし、その女性誌が刊行されたときには、すでにウェブページはシャットダウンされていた。
彼女のマネージャーは、当時は混乱していたので、彼女はその件に関するインタビューは
断っていると言う。
このような微妙なケースには、有力政治家からの圧力が警察当局にかかることはよくあるだろう。
(事実、ある自民党有力者から電話があったと証言する二人の人物がいる)。
書面で問い合わせたが、大阪曽根崎警察の副署長の答えは、「ノーコメント」だった。
出典;ベンジャミン・フルフォード「闇から闇へ」『日本がアルゼンチンタンゴを踊る日』光文社、2003年。
59-60頁。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433493305X/qid%3D1055248872/249-5557652-3102733