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浜田幸一『石原慎太郎君へキミは『NO』と言えない:
石原君は常識のある男だから自衛隊に対してどこかの役人と違って
すぐ援助要請を出すだろうが、肝心な事はその石原君がどこにいるか、ということだ。
ここに知事公邸の問題が出てくる。
確かに豪邸で、とても税金をもらっている側の建てるものではないと思う。
しかし現実に建ててしまったのだ。そこには緊急の指令室みたいな場所も設置してあり
知事が都庁に行かなくても、すぐに指揮が取れるようになっている。
ところが、石原くんは知事公邸に住むのが嫌だと言う。
これは夏目漱石の「坊っちゃん」的発想だ。「いい家があるのだから、いい家から通う」
そりゃプライベートパーティーを開くなら自分の家でやればいいが、
わざわざ都民の税金で「ここを使ってくれ」という意味で公邸があるのに、
使わないと言うのはこれこそムダというべきではないのか。
公邸の話でついでに言うとおそらく自宅から都庁に通うのと公邸から通うのでは、
警備に三倍くらいの差が出ると思う。誰からも狙われそうにない小淵総理に
あれだけの警備がついているのだ。狙われるような事を散々言っている石原くんが
警備のしづらい場所に行くというのがどうも納得できない。
都に何かあればいつでも陣頭指揮ができるよう公邸住まいを強く要望する。