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事情通:
辻元は、これで自分たちの活動資金を稼いでいたが
土井執行部は見て見ぬ振りをしていた
と言うのも、土井のような教条左翼は辻元の実践的なテロリストとは相容れないし
まして、北挑戦の工作員を使って様々なオルグに手を貸している辻元は
目の上のこぶだった
北挑戦内部も、高級幹部は依然として土井やかつては村山や久保に信頼を寄せているが
若手幹部は早期の対日攪乱戦略を主張している
これに乗ったのが、辻元や保坂だ
辻元は同時に、メディアの内部にシンパを増やして社民党に不利な報道はしないことや
いずれ自分は首相も狙える人材であり、その際には女性の社会進出を大規模に押し進めることを
表明していた
本当は、反米・中立路線を歩み、むしろ親キュ−バや北挑戦運動を進めるのが
辻元の基本路線だ
しかしそれを明らかにしないでシンパを増やしていった