「強制連行の記述改めよ」
北朝鮮による日本人拉致事件が進展を見せる中で、その国家犯罪を希薄化させ
ようとする意図から、戦前・戦中の“朝鮮人強制連行”の話が持ち出されている。
北朝鮮はその数「数百万人」といっている。実は、日本の多くの教科書も「朝鮮
人七十万人が強制連行された」と書いている。「数百万人」は論外として、教科
書の記述も正しくない。
外務省は昭和三十四年七月、在日朝鮮人の実態について発表している。それに
よると、昭和十四年末、日本内地に居住していた朝鮮人は百万人だったが、二十
年の終戦直前には二倍の二百万人に増えた。増えた百万人のうち、七十万人は自
ら日本内地に職を求めてきた渡航者と出生による自然増加、残り三十万人の大部
分は鉱工業や土木事業の募集に応じて自主的に契約した人で、国民徴用令(朝鮮
半島では昭和十九年から実施)による戦時徴用者はごく少数だったとしている。
国民徴用令は日本内地では、朝鮮半島より早い昭和十四年七月に実施された。
徴用は法律に基づく戦時勤労動員であり、それを「強制連行」とはいわない。
まして、自由意志で朝鮮半島から渡ってきた人まで“強制連行”に含めるのは、歴史の歪曲である。
元朝鮮総連幹部の韓光煕氏は自著『わが朝鮮総連の罪と罰』で、こう書いている。
「両親は南朝鮮の慶尚北道金泉郡という地方の出身だった。私が一九四一(昭和
十六)年生まれだから、日本に来たのは三九年か四〇年だろう。父の家は貧しい小
作農だった。日本に来たのは、そのほうがまだ食える、という程度の理由であっ
たらしい。村役場で『工員募集』の貼り紙を見つけ、父はすぐさま応募した。釜
山の港から船に乗って下関に渡る。東京で生活の足場を築いた後、母を呼び寄せ
た。そこで生まれたのが私だった」実際は、このようなケースが多かったと思わ
れる。
※以上記事引用しました。全文はリンク先参照して下さい
http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/text/021216text.html