■医療保険が米の6倍■

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354名無しさん@3周年
ちなみに、この白書は別に医者にすりよった文章ではない。
>「病状をよく説明してくれない」「薬についてくわしく説明して
>くれない」など,診療時の説明不足への不満が特に高まっている。
>また,「ていねいに診察してくれない」や「むやみに薬をくれたり,
>注射をする」についての不満も高まっている。

という国民の意見を元にした視座で分析されたものだ。ところが、医者のアラを探そうとして
様々な統計を探したものの、見つかったのは新薬を中心とした日本の薬価の過剰な高さと医療
器具価格の高さ、さらには医療以外の社会保障給付の貧しさによる医療への福祉のなすりつけ
の実態だった。一応厚生労働省に配慮して、分析は医者に対する批判という形をとっているが
どれも実データの裏付けのない、厚生労働省の過去の見解を繰り返す"憶測"にとどまり、表と
して表される実データは厚生労働省の嘘と欺瞞をあばくという形になっている。
355名無しさん@3周年:03/05/06 05:21
>(国際的にみた日本の医療水準)

>医療に対して満足している人の割合は低下している。しかし,診療に対する説明不足や,
>むやみに投薬,注射をするなど,様々な不満や無駄があるにせよ,日本は国民誰もが低い
>コストで,医療にかかることができるという制度を実現させてきた。国際的にみても,GDP
>に占める,公的支出と患者負担を合わせた国民医療費と患者負担の医療費の比率は,日本
>は94年でそれぞれ,6.9%,1.4%であり,他の国と比べて特に高くはない(第I-5-3図)。

結局第三者の視点で客観的に実データを分析すれば、自己負担引き上げ前の制度がそれなり
に国民の負担軽減に役立っていたという認識に立ったという事だ。

誰のための健康保険だ?国民は厚生労働省に疑問をなげかけ、彼らを監視するべきだ。
356名無しさん@3周年:03/05/06 05:27
> 在宅が全体の6割を占めていて最も多く,その次に多いのは2割を占める病院である
<中略>
>要介護者の多くが在宅という形で介護されている。在宅の寝たきり者から,年齢ごとの
>寝たきり者と要介護者の比率を推計すると,65歳以上では人口千人当たりそれぞれ16.2人,
>49.3人,80歳以上では51.2人,144.3人となり,後期高齢者ほど寝たきり者率と要介護者率
>は高い(第I-5-16図)。
<中略>
>また,寝たきり者の主な介護者の35.7%は65歳以上であり,老人が老人を介護する現状が
>うかがえる。

ナニが親を家でみるのは日本の美風だ? 社会保障給付を削った結果、要介護老人の6割は
家庭で介護され、介護しきれない少数者も老人ホームの少なさから病院につっこむしかない
現状。しかも介護保険発足後は介護報酬を支払えないからとこれらの介護保険施設の建設に
ストップをかける自治体まである。
357名無しさん@3周年:03/05/06 06:50
こんな事では社会的入院など減るわけもなく、老人医療費が嵩むわけだ。ところが、介護報酬における
施設入所の点数は減らされ、在宅介護の点数は値上げされた。整備しなければならないホームの採算は
悪化し、建設へのインセンティブは抑えられ、しかも在宅介護の値上げによって在宅で老人介護を行う
家庭の自己負担する額はむしろ増し、制度自体が利用しずらくなった。社会保障給付の隠された値切り
を国民は監視し、随時抗議するべきだね。

しかも言うに事欠いて医者のせいだとは責任逃れも甚だしい。