■医療保険が米の6倍■

このエントリーをはてなブックマークに追加
347名無しさん@3周年
薬屋のため

> 与党協や厚生省の審議会における参照価格制をめぐる論議の中で抜け落ちてきたのは、
>大阪協会が「薬価の国際比較調査」で明らかにした高薬価の背景にある新薬承認と価格
>決定システムの不透明性である。どのような制度改革を行ったとしても、有用性・安全
>性に基づく新薬の承認と製薬企業が主張する販売価格が妥当なものであるかの審査は、
>避けて通ることはできない。
348名無しさん@3周年:03/05/06 04:54
http://wp.cao.go.jp/zenbun/seikatsu/wp-pl96/wp-pl96bun-1-5-6z.html

↑薬価の国際比較

その国の薬価を1としたときの日本の薬価の倍率
アメリカ:1.1 ドイツ:1.4 フランス:2.7 イギリス:2.7
おまけがついていて、同じものを厚生労働省が調べると
アメリカ:0.7 ドイツ:0.8 フランス:1.4 イギリス:1.4
調べる主体が異ると、倍位はかけはなれている。
349名無しさん@3周年:03/05/06 05:00
なんでこういう差が出るかというと、
厚生労働省は93年に世界的に利用されている上位30品目の平均(日本での未承認薬を除く)
保団連の比較は日本の94年の推定市場規模で上位106品目中、少なくとも一カ国以上、他の国で
使われている薬剤62品目の平均。

厚生労働省は未承認薬が混じって比較できない薬剤を含めた、ごく限られた少数の薬剤での平均。

誤魔化そうという意図がとてもよく見える。
350名無しさん@3周年:03/05/06 05:04
これは私の個人的見解ではなく、「経済企画庁平成8年国民生活白書」で堂々と指摘されている所だ。
以下に該当部位の抜粋を転載する。

>さらに,日本では使用した薬剤費の額が多いだけではなく,薬価,すなわち薬の値段そのものも高い。大
>阪府保険医協会調査(1994年)によると,日本の薬価は,アメリカの1.1倍,ドイツの1.4倍,フランスの2.7倍,
>イギリスの2.7倍である。(第I-5-6図)。
>なお,薬価を87年以前の承認薬(薬事法に基づき,販売が認められたもの)と88年以降の承認薬に分けて比較
>すると,88年以降の承認薬のほうが87年以前の承認薬に比べ各国とも高くなっている。
>また厚生省調査によれば,日本の薬価はフランス,イギリスより高いものの,アメリカ,ドイツよりも低い。
>このように結果が異なるのは,大阪府保険医協会調査が日本でよく使われている薬62品目を調査している
>のに対し,厚生省調査が世界的に広く使われている30品目で調査しているからである。30品目では,医療上
>の評価の確立した安価な薬の比重が高いのに対し,62品目では高価な新薬の比重が高くなっている。

つまり古くて薬価を引き下げた安い薬はあまり変わりないが、高価効能が高く副作用も少ない新薬は他国と
比べて高い値段をわざわざ付けてあるという結論となる。なんのことはない、安い薬で平均をとれば安く出る
のは当然だ w
351名無しさん@3周年:03/05/06 05:07
あと、同じ部分でこういう指摘もある。
>日本貿易振興会「対日アクセス実態調査報告書(医療機器)」(96年)によると,日本の医療機器の販売
>価格は欧米諸国に比べて高額である(第I-5-9表)。例えば,MRIは,日本の販売価格が2.5億円〜4.3億円
>であるのに対し,アメリカ,ドイツ,フランスでは2億円程度である。
352名無しさん@3周年:03/05/06 05:10
おまけに国民に対する福祉給付の不足を医療になすり付けている現況の指摘もある。

>「社会的入院」が広範に行われる理由として,在宅,施設介護サービスが量的にも質的にも不十分
>であることが挙げられる。なお,介護を行なう施設である特別養護老人ホームと老人保健施設の
>定員数は,あわせて29万2千人(厚生省大臣官房統計情報部調査,1994年)であるのに対し,要介護
>老人は141万6千人いる(第I-5-15表)。
>また,全体の医療費は高額であるが,医療機関の利用者負担は月3.9万円である一方特別養護老人
>ホームの場合,本人と扶養義務者の収入に応じた利用者負担となるため中高所得者層にとって重い
>負担(年収800万円の平均的サラリーマン世帯で老親が厚生老齢年金受給者の場合,月19万円の負担)
>となることから,医療機関を利用するという側面がある。