▼ 首都機能移転推進派のスレッド Part 7 ▼

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●沙流川総合開発事業【920億円】平取ダム
  96年度一時凍結、新計画の策定を検討・・・・過剰な利水計画。
●千歳川放水路(千歳市内〜太平洋岸)【4800億円】
  1999年中止決定・・・・湿地や海への影響
●苫小牧東部開発(苫小牧市)第3セクター【3500億円以上投入】
  1400億円の負債を抱え破たん(99年9月)・・・・ 過大な企業誘致計画、環境破壊
●松倉ダム(函館市)【200億円】
  「時のアセス」で中・休止(98年10月)・・・・ 過剰な水需要予測、環境破壊
●むつ小川原開発(青森六ヶ所村)【青森県だけで2350億円投入(国からの交付金含む)】
  2400億円の負債を抱え破たん・・・・開発計画破たん
●真木ダム(秋田県)【330億円】
  休止指定(97年8月)、地質調査等実施・・・・ 利水計画過剰、真木渓谷埋没
●雄物川水系成瀬ダム(秋田県)【1500億円】
  アセス不備のため追加調査・・・・ 利水計画過剰、イヌワシ・クマタカ営巣地水没の可能性
●上大沢ダム(宮城県)【60億円】
  2001年度完成予定・・・・治水・利水上不要、事業費3倍に
●仙台・石巻港湾整備【6413億円】
  2002年完成目標で工事中・・・・ 過剰バース、地場産業に打撃
●大規模林道朝日〜小国区間(山形県)【75億円投入】
 1998年12月中止・・・・ブナ林破壊
●農業農村整備事業「水ばしょうの丘」整備構想【1250億円】
  広域営農団地農道(国)は予算凍結・・・・ 農業振興につながらない観光道路建設
●三番瀬埋め立て開発(千葉県)【8700億円(当初計画)】
  計画縮小案(99年5月、埋め立て面積740ha→101ha)・・・・ 干潟の破壊、投資効果に疑問
●臨海副都心開発(東京都第3セクター)【当初計画8兆円】
  オフィスビル需要縮小、財政破たん
●足羽川ダム→部子川ダム(福井県)【1400億円→2200億円】
  建設省が代替案(99年11月)・・・ 利水計画が過大、治水上の危険、文化財・優良森林消滅
●愛知万国博覧会(瀬戸市)【会場建設費1800億円】
  計画見直し・・・オオタカ生息の「海上の森」破壊
●藤前干潟埋め立て(名古屋市)【370億円(当初計画)】
  計画断念・・・・干潟の破壊
●びわこ空港(滋賀県)【1580億円】
  地権者の反対でこう着状態・・・・ 利用見込み少ない、環境破壊、財政負担
●細川内ダム(徳島県)【1100億円】
  一時休止(1998年度)・・・・ 治水・利水とも根拠なし、環境破壊
●高松湾頭地区再開発(サンポート高松)【2000億円(基盤整備1000億円)】
  7割進ちょく、シンボルタワー計画(建設費428億円)・・・・ 進出企業見通し立たず
●本渡港マリンタウン計画(熊本県)【172億円】
  1995年度着工、漁業権放棄拒否・計画見直し・・・・干潟の消滅、漁場縮小

政府はこれまでなによりも景気対策を優先してきたが、仮に景気が3%成長を回復したとしても、
それによる税収は一兆数千億円にすぎず、今後、十年以上も毎年30兆円足りないと言う状態が続く。
 これに特別会計や道路整備公団などの表に出てこない借金を加えると、日本の借金は瞬く間に
一千兆円を超える。これは借金で苦しんできたイタリアやカナダをはるかに上回る前代未聞ものだ。
この借金の70%が公共事業である。

本年もまた、日本では将来に対して誰も責任をとらないまま、コンクリートが積み上げられて
いくのである。                    (法政大学法学部教授 五十嵐敬喜)