愚の骨頂、インフレターゲット

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953名無しさん@1周年:02/04/23 04:15
◆IEXmM1Rwはインフレターゲット反対論者はみんながデフレマンセ
ー論者と
勘違いしてるから、それはなおすべき。
954 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 04:18
>>953
んなこと別に全然思ってないよ。

ただ、議論してるうちに相手がデフレマンセーをやめた例はあったが
(デフレにもいいことはある→デフレは解決しないと、みたいに)

別に方法論はいくつもあるだろうし、そもそもそういう方向に
持って行きたかったんだが。
955529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 08:55
>◆IEXmM1Rw

お久しぶり。

>>874で、

>「将来に渡って決してマネーサプライが収縮しないと市場が
>確信しない限りにおいて」マネーサプライの増大は物価に何
>の影響も与えません。

と仰っておられていますよね……。

その通り、インフレ・ターゲット政策の効果は、市場の信任を得るまで
政府がその政策を継続しないと、あらわれないのです。

今、日本は毎年に大量の国債を市場に押し込まなければならない
ような財政状況です。
インフレ・ターゲット政策をとると年度予算の調達はきわめて困難に
なると思います。
今の日本で各界の反対意見を封じ込めてインフレ・ターゲット政策を
とっても、それが政治的に長期に継続しうるかと言えば答えはNOで
あると思います。

中途半端ならばドブに国家のカネを捨てるようなものです。
956529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 08:56
インフレ・ターゲット政策は条件が整えば有効な手段のひとつに
なることは私も認めます。

ただ、今の日本の財政的な条件の下では現実的な選択肢だと到底に
思えないのですよ。

それよりは、税制改革で、現在に塩漬けになっている民間の富裕
層のカネを活用するという選択の方が、日本の財政状況からして、
まだしも現実的な選択ではないかと思います。

あと、用語については消費性向×ではなく限界消費性向○でした。
単純な用語ミスですね(赤面)
ただ、富裕層にへの減税の方が景気に対する波及効果が大きい
よ、という話をしているので、文脈からミスに気づいていただ
けたら。
957529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 08:58
政治板らしい話に還元してしまうと、インフレ・ターゲット政策
短期的には政府の財政状況にダメージを与えることは必至でしょう。

本当に市場の信任を得るまで長期的に継続できるのかどうか。

そこまで指導力のある日本の政治家の名前は……、残念ながら、
思いつきません(||゚Д゚)y─┛~~

It's Baaack! Japan's Slump and the Return of the Liquidity Trap

クルーグマン先生の話もどこか遠い別の国ならば成功するかも、と
思ったりします。
958 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 10:44
別に今の日本の財政状況がそこまで危機的になってるとは
思えません。長期国債の利率はアメリカなんて目じゃないほど
低いです。いろいろ意見はあると思いますが、短期的にも
政府の財政状況が悪くなることって??

あと、デフレっちゃーみんなが梃子でも金を使わなくなること
(つまり貨幣と他の資産の価値が一緒になって、なら流動性のある
貨幣を手元に置いておいたほうがいいや、って状況…流動性の罠)
なんで、もし日本が流動性の罠にあるなら、税制ってことは
逆に金をガンガン使わないと思いっきり高い税が掛かってしまう、
とか資産そのものに税がかかる、ってしないと意味がないと思います。

それに単純な不況からの脱出、って面から言えば貧乏人に
減税したほうが効果があること、既に述べた通りです。
959 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 10:54
ただ、税制をいじっても全くムダかというとそうとは
言えなくて、例えば不動産の取引にかかる税だとか、
この辺をいじる余地はまだかなりあります。
そういうことは早くやらないといけないですね。

財政の話をすると、上のほうでも短期的に不安定に
なるんじゃない?って話が出てましたが、長期金利に
フィッシャー効果が通常働いている通りに働くと
すれば、インフレ率が4%上昇してまともなインフレ率に
なれば長期金利は5%。これは「悪い長期金利上昇」では
ないのでいいと思うんですが、ついでにいうとこれくらいで
日本の長期金利はアメリカと同じになります。
960常識:02/04/23 11:35
529って、何も知らない。それだけ。
財政が良くないからインフレターゲットなんでしょうが。
デフレでどうして財政にプラスになるわけ?
デフレで、富裕層の減税したって貯蓄にまわるだけ。
減税の財源は?
富裕層=貯蓄性向高い
貧乏人=消費性向高い
これ常識。
収入ぎりぎりで生活していれば、貯蓄なんてできない。
すでに、所得税も法人税も前に比べれば相当減税されている。特に累進度。
それで消費が増えた話は聞かない。
961やりますよ:02/04/23 12:12

     |;:;:;:;|    ,,,;;:iii;;;;;    ,.-==--、. `!;:;|ヽ
      〉;:;:| ,.-''" ̄ ̄ ̄`ヽ⌒|  --。、-、 ヽ-`' |
     i `u i -‐'"ヾ'"  :: ::!      : |  ノ 
      i   |       ノ   ヾ、___ノ  ::| 
      | |  ヽ、__,.-i     i 、    :  :| 
962名無しさん@1周年:02/04/23 12:19
>>953
インフレでなければデフレ。
デフレでなければインフレ。
しょせんはインフレ率がプラスかマイナスかの話。

だから、反インフレ論者は実質的にはデフレマンセー。
反デフレ論者は実質的にはインフレマンセー。

DQNなことはいわないことだ。
963名無しさん@1周年:02/04/23 12:34
>959

そうだよね。やっぱ税制いじってインフレに向かうのが一番だよね。
964 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 13:46
>>963
インフレ期待がないうちは税が例えタダになっても
不動産なんて買われないですけどね。
値が上がりやすくなるだけで。

個人的にはあまり預貯金に税金をかけてインフレに
するってのは現実的でない話だと思ってます。
965名無しさん@1周年:02/04/23 13:53
日銀資産接収すれば、100兆円は手に入るよ…。

なんなら、皇居でも国定公園でも押し込んでおけば問題なしでしょ…

ようするに、財政の体制維持の為に、国民に負担を押し付けて、破産、
自殺を放置するってわけだ…。
966名無しさん@1周年:02/04/23 13:55
>>962
>しょせんはインフレ率がプラスかマイナスかの話。

±0、安定が一番。
967529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 14:21
>962

インフレ>デフレは共通認識であることは先に書いた。
日本語が読めないのですか?

私の提起している問題は、

1 税制改革によって国内にカネの流れをつくりやすい
  社会構造をつくれば、景気はかなりの程度に回復する
  のではないか?

2 税制改革・規制緩和がインフレ・ターゲット政策と両立することは事実
  だが、先に税制改革・規制緩和を先行させておかないと、インフレ・
  ターゲット政策を行っても、国内におけるヒト・モノ・カネの流れに
  結びつかないおそれがある。

3 単独でインフレ・ターゲット政策を先行させても、2のような理由で
  効果があがりにくいと予測される。市場の信任を得られるまでインフレ
  ・ターゲット政策を長期に継続できるだけの内閣を結成することができ
  るのか。

 以上の3点です。







968 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 14:22
>>966
あんさんあんさん、ゼロインフレってのは実質デフレだよ。。。

世界中で3〜5%くらいを目標にインフレ制御してるよ。
969名無しさん@1周年:02/04/23 14:22
アメリカ、ヨーロッパはインフレで膨張、日本はデフレで収縮、
ほっといたら吸い出されるのは自明の理。

安定させるための為替安定化ポンプは動力の無駄。
970529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 14:24
>962でなくて>960(汗)

>デフレで、富裕層の減税したって貯蓄にまわるだけ。

私も単語をど忘れしていたので大きなことはいえないのですが、平均消費
性向の問題でなく、限界消費性向の問題です。

http://piza.2ch.net/eco/kako/982/982735747.html

上記のスレで解説してくれています。
あなたは公明党の天下の愚策と呼ばれた「地 域 振 興 券」を覚えて
いないぐらい小さなお子様ですか?

あれのおかげで、「広く薄く減税してみ無駄。臨時収入があっても
必要なものしか買わない」「限界消費性向の高い富裕層にしぼって
減税しないと意味がない」というような話は、経済学を知らない
人間でも各種の評論・解説で学習できたはず……。

例外)逝け駄教信者はのぞく。゜
971 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 14:29
>>967
1について、その税制は具体的にどういうものですか?

2については税制はどのようなものを念頭に置いておられるのか
よくわからないから置いておくとして、規制緩和を先行させると
かえって失業増を招くのでは?

3について、税制と規制の問題と期待インフレにどういう関係が
あるのかイマイチわかりませんが、現実にインフレ策は(目標を
定めるにしろ定めないにしろ)やらざるを得ないので、政治家が
信用できないとか言っても意味がないのでは?

僕は政治力学から言えば預貯金税、現金保有税のほうが余程
実行困難だと思うし、ましてや規制緩和なんていうサプライサイド
政策だけでデフレ解決なんて画餅だと思います。
972名無しさん@1周年:02/04/23 14:34
国内の民間にとって金融借り入れのための安定的な担保が
必要不可欠。

政策的な変動の大きい、資産の保有課税は担保価値を著しく
毀損する。>運用利益(果実)に課税すすしかない。

突発的に起こる相続課税もまた担保価値を著しく損なう、
>廃止または、減税。

低成長下で安定させたいなら、民間資産の元本を毀損させる
税制をまず廃止しなければならない。
デフレ下では新たに生み出される資本がそもそも無く、
また適正な分配が望めないからだ。
973529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 14:36
>958
>959

何やら大分に意見が近づいてきたような気がします(・∀・)ノ
ただ、
>逆に金をガンガン使わないと思いっきり高い税が掛かってしまう、
>とか資産そのものに税がかかる、ってしないと意味がないと思います。
そこまでやると日本に金持ちが住みづらくなると思われ……。

さしあたっては影で金わ使わないコネや利権のやりとりをする時間・
労働のコストよりも、現金を使った方が楽だよな、と思う世の中に
するだけでも大分に景気回復につながると思うのです。

たとえば、新しい家が欲しいという時に、ただで税金も家賃も払う
必要なくて管理人と住ませてくれる不思議な家を探すよりも、いち
いち面倒な借りを他人につくるぐらいならば自分の現金キャッシュで
堂々と買ってしまえというような選択がなされると、国内に新しい需要が
うまれるというわけで……。

極端な例ですが、そういう不思議な家もあるということです。

買った方


974 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 14:36
限界消費性向って所得の額に関係ない概念だと思いますが…
975 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 14:39
>>973
話が抽象的すぎてよくわかりません。

まあ実際にそんな家があったとして、税制をいじって
それらの人が普通に現金で家を買うようにしましょう。

それでいくらくらいの需要が喚起されるんですか?
976529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 14:53

中央の大蔵省にいた吉田教授の話よりも、以下↓

http://www.infosight.co.jp/culture/bookmaga/bunko/bunko_n/bs_s598b.htm

小学館文庫 大蔵省元調査官「酷税驚愕のしくみ」 平野拓也 \438

を読んでみると、現場の調査官も日本の国内に需要がないのではなく
歪んだ税制のために巨大な金が地下に潜ってしまっているという現状
認識を抱いているようです。

もちろん、統計はないですけれども、現実社会で見聞するその手の
誤魔化しを考えると、相当な需要があるのでは……、と。

平野調査官の報告は古い文庫本でして、どこにいったのやらの状況
ですが、また探して読み直してみるということで勘弁してください。
977 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 15:03
>>976
なるほど、要は「この国はこんなにふざけた税金がたくさんある!」
って本みたいですね。

でも、その地下に潜った金ってのは、要は節税したお金なのでしょ?
だったらそのお金は個人の所得になってるわけですよね。

あるいは、ムダに国庫に収められた税金、という意味なら、
まあたしかにムダな税金を廃止するのはいいことかも
知れないですが、そのときはあなたが心配されている
財政面での歳入不足から余計に国債を発行しなければ
いけませんが。
978名無しさん@1周年:02/04/23 15:18
需要は現在のレベルで十分だが、
国内の供給は減らせるし(設備の休息)、
独自サービス、独自品の少量生産による
利率の改善も可能という立場もありうる。

この場合も、設備の休息中、もしくは投資の芽がでるまでの、
資本の固定に対するリスクを減らすことが必要であり、
(保有課税の廃止)
資産選考の変化に対応した国債の発行減少は増税ではなく、
行政の効率化によってなされねばならない。

979名無しさん@1周年:02/04/23 15:22
ところで民主の若手議員が月刊誌で「デノミで100兆のアングラマネー
をあぶりだして、これに課税する」っていってんだけど、まじでできるの?
980529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 17:32

>要は「この国はこんなにふざけた税金がたくさんある!」って本みたいですね。

ぜんぜん違いますよ(||゚Д゚)y─┛~~オイオイ

いびつな累進課税制度を逃れるために、高額な取引が本来にノーマルに金で
やりとりされるべきものであっても、課税を逃れるために、アブノーマルな
かたちによる取引に姿を変えてしまいます。

つまり、高額な金の流れに懲罰的な累進課税をしても、結局のところ、
富裕層は金銭的に評価しにくい利権のかたちで取引するようになり、
それをやられてしまうと人員的にも予算的にもかぎりのある調査官と
しては大部分を放置せざるをえない。

そして、そういう利権の相互扶助システムの発達の結果、それに組み
込まれていない新しいチャレンジャーが市場に参入しようとしても絶対
的に不利な状態に置かれる。

複雑なルールの競技は、ルールを熟知した人間がルールに
無知な新人に圧倒的な有利な地位を保つようになり、その結果
として、新人が競技に参加できなくなっている。

経済的な面では新しいビジネス・チャンスを潰しつづけるだけ。

平和の代償として社会的格差が開いていくことはあきらめるべき。
単純なルールでの自由競争を可能にしないかぎり、日本の市場は
停滞続ける。
新規の起業家・投資家から見た魅力を取り戻せない。
金融政策だけで市場を動かせると楽観的に考える人間は現実を何も
見ていない……。

↑のような内容です。

要するに、「税制のために金の流れが止まっているぞ」です。

981529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 17:34
こいつはたとえ話ですが、「水が末端に届かない」という問題に対して、
お偉いさんは単純に「水が足りないのだろう」といって上から水を流し
込もうとしている。

しかし、現場にいる人間は「それよりも、この水道管がシャレにならない
ほど詰まっているぞ、おいおい」と報告してきている……。


どのように上から水を流しこむか、そのことだけについて専門的に議論
をすることだって決して無駄ではないでしょう。

しかし、現在のところ、水道管にかかわる立場の上層部と末端から
「水道管を先に何とかしろ」という強烈なツッコミが同時に入って
きているということも、決して無視できないと思います。

吉田教授や平野調査官は、日本の現実の経済の流れにタッチしてきた
立場から、インフレ・ターゲット論のようなマクロの金融政策のみで
今の日本の景気が回復できるかという命題については否定的な立場を
示しておられます。


まず、水道管……。
982529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 17:49
>974

「地域振興券」の教訓をおぼえていないのですか(汗゜
あの時に私は限界消費性向なる概念を学習しました……。

貧乏人の限界消費性向の低いことは、地域振興券を発行する前から多数の
識者が指摘したため、「景気対策目的」から「福祉目的」になったことも
覚えていたりします。

↓スレの155の解説が的確です。
 
http://piza.2ch.net/eco/kako/982/982735747.html

155 名前: 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん 投稿日: 2001/05/24(木) 19:38

貧乏人に手当てや税金免除の方法で安易に金を与えても景気を刺激することはない。
仮に貧乏人が予定外の金を手にしたら、どのような消費行動をとるか考えてみれば
よい。食うに困ってるやつは食品を買うだろうが、あとはパチンコ、競馬。
せめてもの賢こさがあるやつは借金返済。これが日本の産業を刺激するか?
過去に地域振興券が配られたときも、国の赤字は増えたが景気はぴくりとも
刺激されなかっただろう?
983529 ◆z6JSmG6o :02/04/23 18:02

デノミとなれば、一定以下は切り下げということになれば、
消滅する部分を減らそうと、みんな、色々と隠していた
お金もを動かすはず。その過程でアングラ・マネーも摘発
できるはずだという理屈でせう……、おそらく。

まとめて火をつけて悪い人間をあぶりだそうというような
発想は何か非常に下司な気がします。

できるかどうか以前に、止めておけ、と。

984 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 18:40
あの、ですから限界消費性向って「概念として」所得と
無関係です。。。
とりあえずマクロの教科書を読んで、定義を理解してください。
あなたが挙げた書き込みは限界消費性向と何の関係もありません。

まあそれはいいとして、>>980を読むと、とりあえずルールを
整備してきちんと競争したり参入できるようにしろってことの
ようですが、それを「サプライサイド政策」っていいます。
そしてデフレ下でそれをやると、ますます需給ギャップが大きく
なってデフレは深刻化します。

そういうことをやるなとは言いませんが、デフレが解消してから
やりましょう。サプライサイド政策はデフレ解決には逆効果です。
デマンド・サプライの両サイドの概念も勉強し直した方がいいです。

まあサプライサイダー(吉田さんとかね)はこれを頑として
認めませんが、サプライサイド政策はもともとアメリカや
イギリスでインフレ率を「下げる」ことに絶大な効果を発揮した
政策です。これをデフレ下でやるとどうなるか、考えてみましょう。

現在日本に足りないのは需要であって、供給ではありません。
新規参入がどうとか、はっきり言ってどうでもいい話です(マクロでは)。
セイの法則のように、供給がそれ自体需要を生むならいいですが、
普通大不況のときってのは需要が供給を生む「有効需要の原理」が
成立してるものです。

最後に、アナタの言ってること、道徳的には正しいかもしれません。
でもマクロ経済政策は道徳とは無関係にやるべきです。
985 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 18:47
てゆうか多分529さんは経済学部の方ではないし、
経済学を勉強されたことはないんですね。

前の方で「経済学は物事を単純化しすぎている」と
仰ってますが、ご自分のほうがその傾向があると思います。

まあ言葉の定義を誤って理解しておられることは、用語なんて
所詮ある特定の社会(つまり経済屋の世界)でしか通用してない
んだからどうでもいいですが、さすがに「直感」で物事を
理解したつもりになっておられるのは憂慮すべきだと思われます。
986名無しさん@1周年:02/04/23 18:57
>>985
経済学は社会を考察する一つのツールに過ぎないのでは?
一つのツールで、社会を考察する場合、単純な抽象化起きない?
社会が膨大な体系で出来あがっていると仮定したら、与件が少し
動いたら、考察困難になると思うけど
ノーベル賞集団のLTCMの末路見ればわかると思うけど?
人の”直感”も捨てたもんじゃないような!
自然化学系は、直感大事にするよね
987 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 19:06
>>986
じゃあ直感で話をしましょう。
そもそも直感を厳密に体系立てたのが経済学ですが…。

いま、需要が足りないから不況なんですよね。
だから会社は工場を閉鎖したりして頑張ってるけど、
でもそれで失業した人が更にモノ買わなくなるから
イタチゴッコになってるわけです。

ここで、もっと新規参入を容易にして、たくさんの
会社が出てくるようにしようって言ってるわけです。
でも結局はデフレで実質金利が高いので、投資なんて
起きようがないです。
規制緩和したり競争を激しくしたりしたら、会社は
リストラしたりしなきゃいけないし、ますます
需要が減退します。

というわけで状況はむしろ悪化するんです。
こういうときは消費者の需要を先に喚起しないと
いけません。

ついでに言うとLTCMが破綻したのはロシアのデフォルト
リスクを甘く見たからで(IMFが救済するだろうと勝手に
思ってた)、別に経済学の有為性と関係ありません。
988名無しさん@1周年:02/04/23 19:20
>>987
直感を大事にすることは大切ですね
経済活動の多くは、合理的と思い込んでる人の結果ですから
高名な経済学者の多くは、体系立てた学習したでしょうか?
ケネーしかり、スミスしかり。
スウェーデンの金融危機回避策策定したのは、マッキン出身者
今、実務家が経済学を構築する気運でてきたような
当然、学会の成果はくみながらですが
多国籍化した企業及び消費者、そう安々と定義できない時代が
きたのかもしれない。
あと、LTCM関連だけど、あの2項分布モデル、素人の私が
考えても、そんなに世の中単純じゃないと思う。
華麗なモデルに人々の目がくらむ状態が起きる良い事例かも
989常識:02/04/23 19:20
>>982
529って、やっぱり救いようが無い。
地域振興券が失敗したからといって、金持ちが限界消費性向が高いとは言えない。
単に自分の無知から出た妄想に都合いいように捻じ曲げて解釈しているだけ。
逆に、累進課税の程度が日本の景気が良かったころに比べて大幅に緩やかになった
のに、消費が伸びないことは無視している。

限界消費性向は、所得に関係無く、平均消費性向は所得が大きくなると
低くなるというのが一般的。

C=a+cY
限界消費性向は、所得と関連付けるのは無理がある。








990名無しさん@1周年:02/04/23 19:21
公共サービスを効率化して、
隠れている需要を掘り起こそうってはなしなんじゃないの。??
991名無しさん@1周年:02/04/23 19:27
どういう因果関係で「公共サービスを効率化して」と「隠れている需要を掘り起こそう」
が繋がるわけ?政府部門をリストラすれば総需要が増えるなんて話は聞いた事が無い。
992 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 19:28
>>988
あなたは御自分がケネーやスミスのように頭がいいと
思ってらっしゃるんですか?
僕は自分をそういう天才と同じ程度に頭いいとは思って
ないので、とりあえず天才たちの打ちたてた体系を追っています。

確かに、体系だった学習をしなくても自分で体系を打ち立てる
天才ってのはいるんですよ。でもね、多分2ちゃんねるにはいない(w

それにマッキンの出身者がマクロ経済学を知らなかったとは思えません。
どう頭をひねって考えたところで、スタグフレーションが
起きてるわけでもないのにサプライサイド政策なんてやったら
状況は悪化するに決まってます(理論でも、直感でも)。

これに多国籍化した企業や自由貿易が条件に入っても、
そもそも現在の日本で貿易がGDPに占める割合なんか
19世紀のイギリスより少ないんだから、条件が劇的に
変わったから従来のモデルが使えないなんて妄想です。
993名無しさん@1周年:02/04/23 19:30
>>991
それでは、政府部門の人員は現在のままでよいのでしょうか
例えば、事業にたいする適正予算なり人員は有るはずです
それを大きく上回る場合、削減が必要だと思います

月曜1時限の経済学概論でも、”資源の適正配分”なんたらと
先生が言っていたっけ!
994名無しさん@1周年:02/04/23 19:30
脱税や節税の為に、塩ヅケになって、
しかも役人に手数料を払ってアングラ化させている資源を解放する。
995 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 19:36
>>993
資源の適性配分、つまりパレート最適はミクロ経済学の概念です。

確かに、公共事業も失業対策も公務員の増員も資源の最適配分には
かなっていないのかも知れません(てゆうかかなってないだろ)。

でもね、みんながミクロで正しい行動をとると、マクロで
碌なことにならない場合もあるんですよ(合成の誤謬)。
996名無しさん@1周年:02/04/23 19:37
車にしろ、家にしろ、保有コストが高いから2台目止めた
ってのは普通に多いだろ…
997 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 19:37
適性→適正ね。
998名無しさん@1周年:02/04/23 19:38
ムネオ祭りでちゅ。
http://www.time.com/time/asia/features/heroes/poll.html

Muneo Suzuki で vote
999 ◆IEXmM1Rw :02/04/23 19:39
>>996
保有コストが下がっても、賃金まで下がったり
会社クビになったらかえって残った車と家も
手放さないといけませんが。
1000名無しさん@1周年:02/04/23 19:39
999げっとー
1001常識:02/04/23 19:40
ミクロの決死圏的馬鹿の方程式

優良企業だけにすると日本経済は復活する。
10021001
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