憲法は宗教心の教育まで否定せず(1)
ttp://www.win.ne.jp/~t-shinpo/tokusyu/kokoro1.html それから、こころの教育の重要な柱の一つに「宗教心」の教育が挙げられる。
「日本国憲法」も「教育基本法」も、共に宗教の価値を認め、これを重視している。
しかし、「政教分離」が過度に強調され、
社会から宗教を排除するような方向にも機能してきた。
教師たちも宗教関係の教育を避けるようになった。
「宗教心」の教育とは、一つの宗派に偏らない普遍的なものである。
たとえば、生かされているという畏敬の念、感謝の心、愛、尊敬心、
善く生きようとする心などを教えるものである。
憲法はこのような意味での宗教心の教育まで否定しているわけではない。
しかし、現在の日本の学校では、宗教心の教育については否定的なところも多い。
給食の時間の始めに「いただきます」と言うことも宗教にかかわるということで
中止している地域があると聞く。
感謝の意を表す日本の伝統的習慣すら否定されているのである。