改竄を受けたら
ウイルス・不正アクセス届出状況について(3月分および第1四半期)
http://atakizawa.com/at/5/4/index.html (3)ウェブサイト改ざんの被害発生時の対処
ウェブサイトが改ざんされてしまった場合、ウェブサイト管理者は被害者であると同時に、ウェブサイト利用者に対する加害者となってしまう可能性があります。
被害の拡大を防ぐために、次に示すような対応が求められます。
▼まず初めに行うべきこと
まず初めに行うことは、早急にウェブサイトの公開を停止することです。同時に ftp のパスワードの変更も行ってください。
このとき、これまでウェブサイトの管理に利用していたパソコンには、ftp のパスワードを盗聴するウイルスが感染している可能性があるため、別のパソコンから操作することを勧めます。
同時に、別のウェブサイトを立てるなどして、ウェブサイト利用者に対して調査状況の説明や、問い合わせ用窓口を設けるなど、随時情報提供に努めてください。
▼改ざん箇所の洗い出し等の調査
上記の対応を行ったのち、保管しておいたクリーンなファイルとウェブサーバ上のファイルの比較などの方法で、全ての改ざん箇所の洗い出しを行ってください。
また、同じパソコンで管理しているウェブサイトが複数ある場合、他のウェブサイトにも改ざんが及んでいる可能性があるため、必ず全てのウェブサイトのファイルを確認してください。
また、改ざん期間等を把握するため、改ざん箇所ごとに ftp のアクセスログの確認などを行なって、被害状況等の調査を行ってください。
▼ウェブサイトを再公開する場合
上記の対応で全ての改ざん箇所の修正を行った上で、ウェブサイトの公開を再開する場合、必ずウェブサイト利用者への改ざんの事実の告知も掲載してください。
ウェブサイト再開の際には、判明した範囲で、次に示す情報を告知することを勧めます。
改ざんの事実の説明
・ 改ざんされていた箇所
・ 改ざんされていた期間
・ ウェブサイト利用者が改ざんされていた箇所を閲覧した場合に想定される被害(ウイルス感染など)の説明
・ ウイルスのチェック方法の説明(必要に応じてオンラインスキャンサイトの紹介など)