【環境/資源】アラスカの石油開発に大統領が「待った」 石油を掘るか自然保護か、せめぎ合い [転載禁止]©2ch.net
収入が枯渇するアラスカ
他の国々は北極周辺の資源開発に積極的だ。ノルウェーは最近、北極海の一部であるバレンツ海の採掘地点を増やすと発表。同海域の
ゴリアト油田では、今夏に世界最北端の石油掘削リグで生産を開始する予定だ。
現時点での世界最北端、ロシアのペチョラ海にあるプリラズロムノエ掘削リグでは、2014年に30万トンの石油を生産している。2012年と2013年には
環境保護団体「グリーンピース」の抗議活動を受けたが、リグを所有するガスプロムは新たに4つの油井を掘削する計画だ。
ロシアはルーブルの急落や各国からの経済制裁に苦しみながらも、西シベリア北部のヤマル半島で数十億ドル規模の事業に向けて動いている。
通年航行が可能な港や液化天然ガス(LNG)生産プラントを建設し、埋蔵された莫大なガスをヨーロッパやアジアに輸出するというものだ。
しかし、アラスカ州の動きは逆を行く。アラスカ北部のプルドーベイ油田は1977年に石油生産を開始、1980年代にピークを迎えた。当時、
アラスカの石油生産量は米国全体の25%に達していた。しかし、石油埋蔵量を評価している米国地質調査所の地質学研究者 デビッド・
ハウスネット氏によれば、プルドーベイの石油生産量は減少を続けており、近年では最盛期の10%近くにまで落ち込んでいるという。人口が少なく、
所得税も消費税もないアラスカ州は、税収のほとんどを石油や天然ガスに頼っている。 だからこそ、アラスカ州は新たな石油採掘地の探査に
強い意欲を見せているのだ。
困難な埋蔵量探査
ハウスネット氏によると、1980年代初頭にANWRで行われた地震波による地質調査から、周辺に採掘可能な石油が100億バレルも埋蔵されている
可能性があると判明したという。米国の石油需要のおよそ1.5年分をまかなって余りある量だ。だがこの予測には不確かな面もある。2002年、
プルドーベイの西にある広大なアラスカ国家石油保留地(NPRA)でも100億バレル以上が採掘可能と評価された。ところが2010年に試掘井が
掘られると、ほとんどがガスだったと判明。推定埋蔵量は9割も下方修正された。
オバマ政権は、ANWRでさらなる探査と採掘を行うのではなく、保護区を開発の対象としないという方針をあらためて強調した。環境保護団体
「ウィルダネス・ソサエティ」のアラスカ地区ディレクター、ニコル・ホイッティントン・エバンス氏は「大統領が北極圏の保護区にある価値を認めて
くれたのは大変喜ばしいことです」と歓迎する。「アラスカの自然は国の財産です。無数にいる渡り鳥、ホッキョクグマ、そして地元の人々が生活の
糧とするポーキュパインカリブー(トナカイの亜種)の群れにとっても、重要な土地なのです」
関心は沖合へ
海域で新たに保護されるのは、チュクチ海の沖合に48キロにわたって広がる「ハンナ浅瀬 」と呼ばれる区域だ。水深わずか15〜20メートルの
浅瀬に二枚貝、カニなどが豊富に生息しており、それらを餌とするセイウチやアゴヒゲアザラシなどの海洋哺乳類にとって格好のすみかとなって
いる。
この浅瀬は、ロイヤル・ダッチ・シェルが2012年に掘削を始めた試掘井から50キロと離れていない。アラスカ沖合の石油開発を目指す60億ドル
規模の事業の一環だ。テキサス大学オースティン校の海洋科学者で、この地域で数年にわたり大規模な調査を主導しているケネス・ダントン氏は、
「試掘場所はハンナ浅瀬の南にあります。海流は北上するので、油井から何か漏れれば、浅瀬に滞留する可能性があります」と懸念している。
文=Joel K. Bourne, Jr./訳=高野夏美
3 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/16(月) 17:36:49.32 ID:LGcV9r2d
きれいごとを並べるが
最後は金目
自給自足の欲張らない生き方が一番幸せなのかもしれないな
5 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/16(月) 17:39:35.22 ID:8t6pXzgF
待ったをかけたら貫き通せよ
どっちが良いかなんて俺には分からんが
ポーズだけってのが最悪だからな
6 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/16(月) 17:42:04.70 ID:Qj6xZjPl
7 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/16(月) 17:46:13.23 ID:N1RsJoa3
>>5 選挙のたびにひっくり返っても、それは多様な意見を平等に取り入れる成熟した民主主義だそうですからw
8 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/16(月) 17:57:51.81 ID:aSX9nHtB
>>4 人間にとって幸せとは何なのか、良く考えてからね・・・
9 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/16(月) 18:01:10.93 ID:8YUkWgFw
ロシアの話だが、
日本の商社なども参加する「サハリン1」「サハリン2」などサハリン沖の
原油&天然ガス開発が進められる過程で、自然保護団体が反対運動を展開した
訳だが、ロシアの政権側がその反対運動を上手く利用し、開発の休止を言い
渡し、外資有利であった権益の見直しを迫った例があるわな。
でも結局やるんでしょ。
元々国家戦略として米国内の油田は非常用の備蓄代わりに開発しない方針なだけで
「自然保護」は票に繋がるから後付けしているだけだと思う
12 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/16(月) 19:15:43.51 ID:Ciyig+Yz
きれい事で動くやつなんておらんやろ
13 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/16(月) 19:24:09.73 ID:Kw85M/ks
掘るか掘られるか?
外から買えるものは買っといた方が良い
有事になった時などどうしようもない時までとっておけ
そんなことアラスカ?
アラスカの自然環境を荒らすか?
17 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2015/02/18(水) 18:47:14.27 ID:6gtS6EB9
反対側から掘ればいいじゃん