岡山天体物理観測所(岡山県浅口市)の口径188cm反射望遠鏡に、国立天文台や東京大学などの研究グループが 開発を進めてきた観測装置「MuSCAT」(マスカット:Multi-color Simultaneous Camera for studying Atmospheres of Transiting exoplanets) が新たに搭載された。この装置は系外惑星が主星の手前を通過する「トランジット」と呼ばれる現象を、 青、赤、そして近赤外線の3つの波長帯で一度に高精度にとらえることができる。第二の地球とも呼べる 新しい系外惑星の発見や、系外惑星がもつ大気の性質の解明につなげるのが観測の目的だ。