【行動生態学】生き残るために仲間の死骸を捨てるアリ
1 :
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生き残るために仲間の死骸を捨てるアリ
Katie Langin, July 9, 2014
少なくともアリのような社会的な動物にとって、巣の清掃は生きるか死ぬかの問題だ。
ヨーロッパ、アジア原産のキイロクシケアリが、水滴から水を飲む。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/tidy-ants-death-colonies-red-ant_81512_990x742_600x450.jpg 最新の研究によれば、仲間の死骸の搬出を阻止されたキイロクシケアリ(学名:
Myrmica rubra)のコロニーは、自由な搬出を許されたコロニーより生存率が低いという。
中くらいの米粒ほどのキイロクシケアリは、岩や木の下に巣を設けて暮らしている。
1つの巣に1000匹以上の働きアリが密集している巣もあるという。
互いに協力してエサを集め、女王の世話をしながら巣を守る集団生活は、彼らのライフ
スタイルにとって非常に都合がよい。
ただし、病気の蔓延というリスクもついて来る。1匹でも病気にかかれば、たちまち
拡大する恐れがあり、良好な衛生状態の維持が欠かせない。
◆死骸は命取り
多くの昆虫には、仲間の死骸を巣から搬出する習慣がある。残された個体の健康を守る
ためと考えられてきたが、確証を得るための実験が特に行われたわけではない。
ベルギーのブリュッセル自由大学とリエージュ大学の研究者の共同実験では、人口の
巣で飼育中のキイロクシケアリが仲間の死骸を運び出した場合の健康への影響を調べた。
まず、死骸の搬出に条件を課すために、出入り口が広い巣と狭い巣を用意する。
コロニーごとに10匹の働きアリを凍死させて巣に戻し、残された働きアリの生存状況を
見守った。
その結果、死骸を搬出できないコロニーの働きアリは経過が芳しくなかった。50日間の
実験が終わるころには、死骸が残るコロニーの死亡率が6%から2倍以上の13%まで跳ね
上がっていた。
なぜこれほど死亡率が上昇したのだろうか。断言できる段階ではないものの、「人為的に
巣に閉じ込められた死骸に微生物が増殖し、残された個体の免疫系に余計な負担がかかった
ため、寿命が短くなったのではないか」と研究チームは推測している。
◆整理整頓の恩恵
アメリカ、ノースカロライナ大学グリーンズボロ校で社会性昆虫を研究するオラブ・
リュッペル(Olav Rueppell)氏はメールで取材に応え、「周知の事実とタカをくくって
いた現象の基本的な影響がついに実証された」と今回の研究成果を評価している。
(つづきはソースを見てください)
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(July 9, 2014)
生き残るために仲間の死骸を捨てるアリ
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140709004 原論文:Biology Letters
Lise Diez, Philippe Lejeune and Claire Detrain.
Keep the nest clean: survival advantages of corpse removal in ants.
http://rsbl.royalsocietypublishing.org/content/10/7/20140306
社会性昆虫って良くできるよな
3 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 00:33:39.23 ID:HrOhxPhf
もう日本にかまわないで、欧米のインテリ界で楽しみなよ。
スレタイに「この先」がついてない
やり直し
アリってウエスト細いよなぁ
人間に換算したら15cmくらいか?
6 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 01:19:23.42 ID:L5KmyVho
動物には善と悪が存在しないからな。
人間でも善が存在せず、悪だけ持ってる変種がシナの人間とチョン達。
各種の葬儀も衛生面の向上を狙っている面が大きい
腐肉が近隣にいつまでもあるのは病気を誘発するからねえ
水葬はその意味ではやや危険とされる
土葬や火葬は安全というわけだが、文化圏によっては「お前ら残酷な野蛮人」と罵るという
ニューギニアの原住民に火葬について伝えたらそう言われたそうな
水葬も水生生物が比較的早く処分してくれる方法とも言えるが水という資源を病原体で汚してしまう
鳥葬は乾燥地域で少しでも早く遺体を分解するのに役立つ
ハゲワシが食った後で更に骨を砕いて、ハゲワシが飲み込みやすくしたりするとの事
ヒゲワシが来てくれたら骨を持ち去って自分で落として砕いてくれるが、いつもヒゲワシがいるとは限らない
乾燥地帯なら病原体の心配もあまり無いのでは?と思いがちだが
季節によってはせっかくミイラ化してたはずの死体が朝露で濡れたり稀な豪雨で濡れて腐敗を再開したりして
いつまでも残ってしまう
ハキリアリは仲間の死体をゴミ捨て場に捨てている
そこには切り取った葉に菌類が生えてその菌類をアリが食べるが茸が生え尽くした古い菌床なども含まれる
8 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 02:24:14.47 ID:uyH+lDpS
クロオオアリは死んだ働き蟻の死骸を回収していくよな
>>7 日本では火葬が当たり前になってるから誰も反対しないが、もし、未だに
土葬が主流だったら、それで国が衛生面から火葬を義務づけよう、
と言ったら、死ぬほど猛反対が起きると思うね。
中国で最近それやったら、施行前に自殺する人がいるぐらいだもん。
中国は一党独裁で上意下達だから有無を言わせなかったが、
民主主義でかつ老人の意見が強い日本じゃ猛反対で終了かも
>>9 パラレルワールドの日本では猛反対なんですね
明らかにチョンですね
死ね!
11 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 06:15:31.90 ID:PdpHzWXj
12 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 06:35:11.13 ID:nlZyVt0W
蟻って昆虫の死骸食べるよね?
仲間の死骸は食べずに捨てるの?
マイミーターン!マイミーターン!
14 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 07:04:44.01 ID:08SM5NTq
馬鹿じゃないの
こんなの実験するまでも無い
小学生でも結果が推測できるわ
まだ理研と違って 民間企業のナショナル・ジオグラフィクだから許せるが
15 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 08:24:18.09 ID:edDD2Z8D
>>12 捨てるね。死にかけでも容赦なく。
死体を巣の清潔のために捨てる必要があるなら、
死体をばらして狭い入口を通すとか
それこそ食べてしまうとかの選択肢はあり得るのに
それはしていないんだね。
アリのプログラムの優先順位で
「巣の仲間を食べない、傷付けない」が
「仲間の死体は巣の外に搬出する」
より上なんだろうな。
16 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 12:42:01.85 ID:Z7nsSJpE
蟻や蜂は、人類社会の最終到達地点
限りなく社会の仕組みが進むとこうなる
つまり、これらは人類に先駆けて最終進化した種族
>>12 それ考えてみると不思議だよなぁ
こんな昆虫でも共食いを防ぐためにそうなってるのかな
18 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 14:00:16.62 ID:lfuyWJWJ
蟻のコロニー潰すには蟻の死骸を置けばいいのか
オオスズメバチがキイロスズメバチの巣を襲撃した時は
オオスズメバチにも数匹の犠牲者が出るが、
生き残ったオオスズメバチは、殺されて巣の下に転がっている多数のキイロスズメバチの死骸の
胸の筋肉を肉団子にするし
まぎれて落ちている仲間のオオスズメバチの肉も同様に肉団子にしてしまう
もちろんキイロスズメバチの幼虫や蛹もみんな食われてしまう
もし女王がいるならそれも犠牲になる(襲撃は秋が多いので、秋ごろは最初にいた女王は
死んでいる場合が多い)
仲間の死骸を食べるか捨てるか?はその死に方にも因るんだろうな
感染力の強い病気で死んだものを食ったらこっちも病気で死ぬからこれは捨てる
事故なんかで死んだものは、腐る前に新鮮なうちに食う
ニューギニアだと死んだ人を食べる風習がある部族もいたが、プリオン病?と思われる病気が蔓延してしまったとか
いやそんな事実は無かったとか話があったっけな
21 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 15:12:35.31 ID:jehjcWmw
どうせ科学の論文の8割はいんちきなんだろ。
俺はもう二度と騙されない。
わーたーしは見たといいはってるだけだろ。
>>12 >>17 共食いは種固有の病気が伝染するリスクがあるので
伝染リスク>共食い利益 になってるだけかと。
卵産んだらあとは死ぬだけ、みたいな動物なら
卵に与える栄養を確保するために共食いするのは見られる。
23 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 17:18:15.22 ID:ikHFF0M9
>>20 ヤコブ病はただの感染病だと思う
ただ本能的にカニバリズムは良くない気がするのも確か
そこらへん実験して検証して欲しいな
24 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/10(木) 18:45:20.16 ID:edDD2Z8D
>>20 クールー病、だね。
クロイツフェルト・ヤコブ病の一種とされている。
美味しいところ(部位は知らない、知りたくないw)は
立場の強い者が食べて、
余った脳を食べた女子供年寄りがより多く発病したとか。
死にかけでも捨てるというのはプログラムとしては高等だな
老人アリを無理やり生きながらえさせるコロニーはどうなるのだろうか
姥捨て山も自然界では合理的なんだな
一定数の働かなくなった蟻の末路も調べてくれないかな
人間だって、死んだ奴は捨てる
とっておく事例は稀じゃないか?
群で定住してる他の生き物はどうしてるのかが気になるぞ
>>24むしろ脳は脂肪分豊富で美味しいので女子供に多く回されたという話だったがなあ
33 :
名無しのひみつ@転載は禁止:2014/07/12(土) 01:54:33.76 ID:KtNincuy
死体が怖いのは先祖が途方もない世代をかけて体得した生き残りシステム
アリに恐怖の感情はなくても行動パターンは同質
死因が病気なら死体を放置しとくと仲間に感染する可能性があるから死体を捨てる
自分の生活環境を綺麗にする為にゴミを捨てるのと一緒
死体は所詮ゴミなんだよ
グロい話で申し訳ないが
平安京の昔、死体を羅生門に捨てる風習があったのは比較的良く知られていると思う。
そういった死体が腐って腹がガスでいっぱいになった後はじけてやがて骨だけになっていく仏教絵の存在も
知っている人は少なくないかと思われる。
今、微生物のある知識がある我々なら、そういったガスではじけるような死体に虫喰う微生物が
健康体な人間にも悪さをすることを容易に予想できるが
昔の人が死体の祟りをおそれたというのも祟り・・・そういう病原体から身を守るといった意味があったのだろう。
そういった死体との距離の置き方が葬送であり、特に高温多湿で病原菌が容易に繁殖する我が国では
火葬というやり方が一番良さそうだということになっていったのかもしれない。
そういえば、蟻の仲間でも、巣の中のゴミ捨て場に蟻の死体を捨てる連中がいたと思うが
蟻の死体を内外に捨てる文化の違いは蟻の仲間によるのだろうか?
巣の中に蟻の死体を捨てるのは確か葉切り蟻だった気がするが・・・。
死んでるかどうかは
どうやって判断してんだろ
何かが出なくなるとかあるのかな
>>35 坊さんが袈裟ってエプロン付けて髪の毛剃って坊主頭にしているのも腐った死体を扱って病原菌が付着するのを防ぐ為の物なんだよな
塩を使うのも殺菌消毒が目的だし、線香を焚くのも死体の臭いを誤魔化すのと蚊とか蠅とかネズミが寄って来るのを防ぐ為
鐘や木魚を鳴らすのも音を出す事で野良犬とか狼とかが死体を漁るのを防ぐ手段の名残り
外国の宗教も基本は死体から発生する病原菌とか死体漁りするネズミとか猫とか犬が病原菌媒介するのを防ぐ為の手段が何百年もの間に形骸化されて儀式化されたんだな
昔は顕微鏡が無かったから病原菌て概念無かったから死体に近づくと何故か人がバタバタ死ぬので悪魔の仕業って事になって、
坊さんとか聖職者は経験的に病気が蔓延するメカニズムを知っていたから病気(悪魔)を退治する事で信者を増やしていった