【天体物理学】水生成に必須な分子を惑星状星雲に発見

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1Cancer ★@転載は禁止:2014/06/19(木) 08:03:08.57 ID:???
水生成に必須な分子を惑星状星雲に発見

【2014年6月18日 ESA】

ヨーロッパ宇宙機関の赤外線天文衛星「ハーシェル」による観測で、水生成に必須とされる
分子が惑星状星雲に見つかった。

環状星雲(M57)の画像と、分子の存在を示すグラフ。
http://www.astroarts.jp/news/2014/06/18pn_molecule/ring_nebula.jpg

らせん状星雲(NGC 7293)と、分子の存在を示すグラフ。
http://www.astroarts.jp/news/2014/06/18pn_molecule/helix_nebula.jpg

太陽のような星は、数十億年もの一生の最終期になると不安定になって外層を放出する。
残された中心核は高温の白色矮星となり、強い紫外線を放射する。この紫外線に照らされた
外層が、惑星状星雲となって見える。

惑星状星雲では強い紫外線によって分子が破壊されたり新たな分子の生成が制限されたり
すると考えらえてきた。しかし、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の天文衛星「ハーシェル」を
使った観測によって、水生成に必須な分子が惑星状星雲に発見された。

オランダ・ライデン大学のIsabel Alemanさんたちのグループでは、11個の惑星状星雲を
観測・分析し、3個からその必須となる分子イオン「OH+」を発見した。3つの惑星状星雲に
共通するのは、10万度を超える高温の中心星の存在である。

また、スペイン・マドリードにあるCSICのMireya Etxaluzeさんたちのグループは、みず
がめ座の方向約490光年の距離にある「らせん状星雲(NGC 7293)」を観測のターゲットに
した。らせん状星雲の中心星は、質量は太陽の半分程度だが表面温度は約12万度と太陽
(約6000度)よりはるかに高い。

星雲の分子の分布を調べたところ、かつて星から放出された一酸化炭素分子が、強い
紫外線に破壊される可能性のある領域にありながらも、とても豊富に存在していることが
わかった。一酸化炭素から酸素原子が遊離すれば、酸素と水素が結合したOH+分子イオンが
作れるようになる。さらに、紫外線がその生成を妨げるどころか促すのではないかという
仮説も考えられている。

これらの観測結果は、惑星状星雲で水生成に必要な分子を発見した初の成果だ。実際に
水生成に至るかどうかはまだ不明だが、ハーシェルのプロジェクト・サイエンティスト
Goran Pilbrattさんは「ハーシェルは、星形成が進む分子雲から太陽系内の小惑星帯に
至るまで、宇宙全体にわたり水の存在を調べてきました。そして今回、太陽のような星が
終末期にあっても宇宙の水生成に寄与する可能性があることを明らかにしたのです」と
話している。

ソース:アストロアーツ(2014年6月18日)
水生成に必須な分子を惑星状星雲に発見
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/06/18pn_molecule/index-j.shtml

原論文1:Astronomy and Astrophysics
I. Aleman, et al. Herschel Planetary Nebula Survey (HerPlaNS). First detection
of OH+ in planetary nebulae.
http://www.aanda.org/articles/aa/abs/2014/06/aa22940-13/aa22940-13.html

原論文2:Astronomy and Astrophysics
M. Etxaluze, et al. Herschel spectral mapping of the Helix nebula (NGC?7293).
Extended CO photodissociation and OH+ emission.
http://www.aanda.org/articles/aa/abs/2014/06/aa22941-13/aa22941-13.html

プレスリリース:ESA(17 June 2014)
New molecules around old stars
http://www.esa.int/Our_Activities/Space_Science/Herschel/New_molecules_around_old_stars
2名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 08:14:01.47 ID:jvoeTBQZ
惑星アクエリアスの発見である
3名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 08:14:43.38 ID:ZVPFhApm
何だかよくわからない
4名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 08:29:59.63 ID:UvQdTD2Y
太陽もコロナでは100万度あるんでしょ
5名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 09:07:12.32 ID:Kq+bpryC
順序が違う
もともと惑星には水が有った
最終期の外層放出の熱で水が蒸発して
高温の白色矮星の強い紫外線でOH-、H+が電離した
ここからさらに酸素と水素が遊離して、酸素はオゾンに、水素は窒素と結合して蛋白質の素材になる
6名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 09:51:21.80 ID:yEUFp9Hy
惑星状星雲って水臭いのかい
7名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 11:05:45.59 ID:OA+31G7v
>表面温度は約12万度と太陽 (約6000度)よりはるかに高い。

あぁ…これは想像できない(出来るわけない)熱さだ…(笑)
8名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 11:55:10.27 ID:k1hsenDf
分子とか見れちゃう望遠鏡って、すごい倍率だなあ
9名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 15:45:50.66 ID:nUVCU93i
彗星が氷と砂で出来てるくらいやから、水分子は宇宙の至るところにある。
10名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:00:52.55 ID:ZrgFNrUO
>>8
べつに分子そのものを見てるわけじゃない。

ある特定の分子が存在する場合に観測される波長の赤外線の
強度を観測しているのだ。

まぁそれだとて・・・
あんな遠いところに、そういう分子があるってわかること自体は
おまいさんが感じるように、たしかにすごい話だよな
11名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:34:33.99 ID:UG77Gb+z
赤外線というよりサブミリ波って感じだと思う
12名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:39:26.73 ID:UG77Gb+z
いやテラヘルツ波か
13名無しのひみつ@転載は禁止:2014/06/21(土) 15:59:14.74 ID:a1/fT94x
テラワロス?
14名無しのひみつ@転載は禁止
なんかおかしくね?
水分子の生成に必要なイオンじゃなくて
水分子が高エネルギーで電離したってことじゃないのこれ