【天体物理学】重力波の痕跡は有意でない 宇宙背景放射の研究に疑義
1 :
Cancer ★@転載禁止 :
2014/05/31(土) 19:15:59.77 ID:??? 2つの分析は3月に発表されたビッグバンのさざなみのシグナルが弱すぎて有意でないことを示した。
Ron Cowen, 29 May 2014
銀河の塵が出すマイクロ波放射の様子を示す、2013年4月の学会で発表されたプランク
探査機からの予備的データ。初期宇宙由来のシグナルの強さを見積もるのに使われている。
http://www.nature.com/polopoly_fs/7.17595.1401376558!/image/slidee5_1600pix.jpg_gen/derivatives/landscape_630/slidee5_1600pix.jpg 今春の、初期宇宙の重力波の証拠を見つけたという天文学者たちの発表は、銀河の塵の
紛らわしい影響を適切に考慮しなかったための勇み足だったことを2つの新しい分析が示した。
さらなる観測によってシグナルが雑音から浮かび上がる可能性も残っているが、独立した
専門家たちは元々のデータはもはや有意な証拠をなさないと考えている。
研究者たちは3月に、BICEP2と呼ばれる南極の電波望遠鏡を使って宇宙マイクロ波背景
放射(CMB、ビッグバンの名残)の偏光に微かなねじれパターンを発見したと発表した。
彼らによると、このパターンは原始重力波(初期宇宙に生成された時空の構造を伝わる
さざなみ)の証拠だという。この発表は、ビッグバン後の一瞬の間に宇宙が急速に拡大
したとする宇宙のインフレーション理論を裏づけると思われたため、センセーションを
起こした。
だが2つの独立した分析は、CMBの偏光に見られるねじれパターンが天の川銀河のなかの
塵だけで簡単に説明がつくことを示した。
「現時点で分かっていることに基づくと…重力波を肯定する証拠も否定する証拠もない」
とカリフォルニア大学バークリー校の天体物理学者で最新の研究の一つの共著者の、
ウロシュ・セリャク(Uro? Seljak)は話した。
しかしカリフォルニア工科大学(パサデナ)の物理学者でBICEP2実験の共同リーダーの
ジェイムズ・ボック(James Bock)は、彼のグループの主論文は発表のために「多数の
査読者のコメントに基づいて修正され再投稿された」が、重力波の証拠は「撤回される
ものではまったくない」と語った。
BICEP2の結果は「基本的に変わらない」とボックは話した。
この批判はニューヨーク大学の理論物理学者、ラファエル・フロージェ(Raphael Flauger)
による2週間前の講演に続いてすぐに出された。彼はBICEP2チームが分析で使った塵の
偏光マップを再検討した。フロージェは研究者たちが恐らくマップ内の塵による偏光の
割合を低く見積もりすぎたのだと結論づけた。マップは2009年から2013年の間に欧州宇宙
機関のプランク宇宙機が集めたデータからまとめられたものだ。フロージェによると塵を
完全に計算に入れると、重力波由来の可能性のあるシグナルは消えるか大幅に減るという。
「この結果はとても信頼できると思う」とマサチューセッツ工科大学(ケンブリッジ)の
宇宙学者、アラン・グース(Alan Guth)はフロージェの講演を聞いたあとにネイチャー誌に
語った。彼は1980年に宇宙のインフレーションの構想を提唱した研究者だ。「もはや
状況は変わった」
(
>>2 以降につづく)
ソース:Nature News(29 May 2014)
‘No evidence for or against gravitational waves’
http://www.nature.com/news/no-evidence-for-or-against-gravitational-waves-1.15322 原論文1:Michael J. Mortonson, Uro? Seljak
A joint analysis of Planck and BICEP2 B modes including dust polarization uncertainty
http://arxiv.org/abs/1405.5857 原論文2:Raphael Flauger, J. Colin Hill, David N. Spergel
Toward an Understanding of Foreground Emission in the BICEP2 Region
http://arxiv.org/abs/1405.7351 関連スレ:【宇宙論】“宇宙膨張の決定的証拠”は誤り? 批判相次ぐ [5/15]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1400168992/
2 :
Cancer ★@転載禁止 :2014/05/31(土) 19:16:22.88 ID:???
>>1 からのつづき
ただし、そのマップが計算に加えられていたのは、BICEP2チームが結果に与える塵の影響を
検討するのに使った6つのモデルのうちの1つだけだった。
しかし5月28日にarXivプレプリント・サーバに投稿された研究のなかで、フロージェと
その共著者でプリンストン大学(ニュージャージー州)の、デイヴィド・スパーゲル
(David Spergel)とコリン・ヒル(Colin Hill)は、残りのモデルにも疑いを投げかけた。
すべてのモデルが銀河の塵が起こす全偏光の割合を低く見積もっていたのだ(3.5〜5%)。
BICEP2チームが分析をした後に発表された、より詳細なプランクのマップに基づいた新しい
情報によると、その割合は8〜15%に近いことが分かった、とスパーゲルは話した。最新の
プランクのマップはBICEP2が調査した太陽の極領域が除かれているために、この高い割合は
推測であることを彼は認めている。
スパーゲルによると、3.5%と8%の違いは小さく見えるかもしれないが、BICEP2が検出した
シグナルは偏光度の二乗に依存するために、その数字は重要になってくるという。
更新された数字をもとに「重力波検出の証拠はない」とスパーゲルは宣言した。「それは
塵と一致した」。しかし最終決定は、プランクのチームが10月に発表すると予想される
もっと精密な塵マップが利用可能になるまではできない、と彼はつけ加えた。
BICEP2が見た「シグナルの全部か大部分は塵によって説明できるだろう」とプリンストン
大学の宇宙学者、ポール・スタインハート(Paul Steinhardt)は話した。彼はこれらの
研究に関わっていない。
記事公表の時点で、ボックはフロージェ、スパーゲル、ヒルの論文を読んでいないと
ネイチャー誌に語った。著者たちが論文をボックらBICEP2チームのメンバーに送ったのは
オンラインに公開されるほんの数時間前だった。
2番目の分析の中で、セリャクと彼のバークリーの同僚、マイケル・モートンソン(Michael
Mortonson)はもっと保守的なアプローチを使ってBICEP2の結果を精査した。南極領域での
塵による偏光の量はまだ測定されてないため、セリャクとモートンソンは分析を既知の量、
上空のさまざまな空間規模での塵が放射したマイクロ波の強さに限定した。南極を含む、
上空の全ての部分で塵の強さが同じように移り変わると仮定すると、BICEP2のシグナルが
重力波由来のものであるとする明瞭な証拠は見つけられなかった。
またセリャクとモートンソンは、BICEP2が検出したシグナルの強さがマイクロ波の周波数で
どのように変わるのか、データを再検討した。BICEP2チームは以前の望遠鏡のBICEP1が100
ギガヘルツで記録したデータと比較して、150ギガヘルツで記録されたシグナルの強さが
塵から予想される強度パターンとは合わないと主張していた。その結果により、11対1の
マージンで重力波が塵より有利だと思われた。
しかしセリャクとモートンソンによるとBICEP2チームは周波数分析の中で小さな空間
スケールのデータを除外しなかった。それは問題だ、とセリャクは話した。小さなスケール
では、重力波が大きな空間スケールに痕跡を残すねじれ偏光パターンを、重力レンズ
(重い天体による光の曲がり)がそっくりに真似するからだ。
重力レンズによるシグナルを計算に入れると、「原始重力波シグナルは2対1を下回る確率で
塵に勝る。言い換えれば、まったく有意でない確率になる」とセリャクは話した。
セリャクとモートンソンの論文について、いくつかのコメント要求にBICEPチームは答えなかった。
セリャクによるとケックアレイ(BICEP2チームが南極に構築した望遠鏡)からもうすぐ届く
新しいデータが、BICEP2シグナルの本当の性質のリトマス試験紙となるという。
ボックによるとBICEP2チームは今秋のプランクのマップを切に待ち望んでいて、すでに
ケックアレイから精度の良い95ギガヘルツと150ギガヘルツのデータを手にしているという。
おわり
また文科省か経産省の役人が予算獲得のために行動を起こす悪寒
4 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 19:35:49.48 ID:5kRJ5O8+
今度の小保方さんは誰?
5 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 19:41:23.46 ID:mRa78sLS
>>4 この場合は個人の見解では無い。小保方みたいな「発見に目がくらんだ」は無い。
6 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 19:42:20.80 ID:1Nab8ukw
仮定に仮定を際限なく重ねてて無意味な研究になってない?
7 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 19:43:34.12 ID:IDYWwrUE
コピペと失敗を同列にするな 小保方モドキども
8 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 19:49:48.41 ID:mRa78sLS
宇宙の事は考古学みたいなモノだけど、数式である程度証明できる。 だけど、今の我々が知っている以外の現象があるとすれば、 確かに無駄。 だけど、わからない物に対して見えなくとも手を伸ばして逝くのが人間。 いつかは届かないはずの星を手にできる。
9 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 19:51:18.92 ID:7WYfJkrH
>宇宙背景放射 最大の意義は、 レーダー開発でこの手の雑音の除去に予算が付くということ。 平和ボケ科学者はわかってないなwww
10 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 19:51:39.03 ID:6a9DNiTH
>>6 そういうことってよくあるよな、さんざんやって結局元に戻るとかな。そういうもんだよ。
チルチルミチルと同じだったりするんだよ。灯台もと暗しとかな。
11 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 20:03:30.93 ID:y12ecSb6
これは捏造ではない 科学がより発展進歩したってことでしょ
知ってた
13 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/05/31(土) 20:27:54.55 ID:3VKwTScp
>>7 「学問の自由」の目的は、論文を無断でコピペする事にある。
重力制す者は宇宙を制す そんなのムリムリカタツムリ
ビッグバンのさざなみのシグナルはありますう
欧米はいさぎがいいね
19 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/06/01(日) 00:32:48.83 ID:JSZ6i7GI
そういやニュートリノの例もあるしな。 結局亜光速の粒子の存在は確認されてなかったんだろ。
亜光速はたくさん確認されてるよ 超光速は確認されてないけど
21 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/06/01(日) 10:53:22.44 ID:zZ/6layN
佐藤勝彦のノーベル賞は無くなった?
簡単に説明すると まず 宇宙背景マイクロ波 これはビッグバンの木霊 ビッグバンの光が 何万回と背景に反射 それがマイクロ波に変化した これを測定することにより ビッグバン後数万年時点の状態がわかります ウズラの卵のような 楕円の図 あれね それを 詳しく調べると ゆらぎが見つかった この ゆらぎ により 宇宙は一つではなく 10の500乗の宇宙があることになります で 今回 ゆらぎが不正確ではないか?そういう話がでてきました 多次元宇宙の証拠は まだ 見つかっていない事になります 香具師としては 一日も早く 見つかることを望みます その方が どんなSFよりも 現実は不可思議で面白くなります。 異世界は とてつもなく面白い
あなたはビックバンのさざなみが示すシグナル 重力派の痕跡は宇宙背景放射 どんな研究も嫌疑になるわ 銀河の塵のように紛らわしいの
24 :
名無しのひみつ@転載禁止 :2014/06/01(日) 20:50:34.31 ID:1Drxlp0D
早速論文を取り下げます
>>21 機構長でいるうちにノベール賞おながいしますm(_ _)m
26 :
〈(`・ω・`)〉Ψ ★@転載は禁止 :2014/06/09(月) 21:23:22.02 ID:???
時事通信 6/9
「悲観はしていない」=重力波「疑義」に佐藤機構長
誕生直後の宇宙が急膨張したという「インフレーション理論」を裏付ける
「原始重力波」の痕跡を検出したという今年3月の米研究チームの発表に対し、
一部の研究者から疑義が寄せられていることについて、理論提唱者の佐藤勝彦・
自然科学研究機構長は9日、「悲観はしていないが、より詳細な観測を待ちたい」
と述べた。
佐藤機構長は1980年代初頭、ビッグバン以前のごく短い時間に宇宙が
急膨張したとする同理論を提唱。原始重力波の検出は、同理論の裏付けになると
考えられている。
今年3月、米カリフォルニア工科大などの研究者で構成する「BICEP2」
プロジェクトが、ビッグバンの名残である宇宙背景放射(CMB)の中から、
原始重力波の証拠となる「Bモード偏光」と呼ばれる現象を検出したと発表。
しかし、一部の研究者から、銀河系内のちりの影響を適切に除去していない
のではないかなどの指摘が寄せられている。(2014/06/09-20:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014060900825
27 :
名無しのひみつ@転載は禁止 :2014/06/10(火) 18:39:54.66 ID:wV7gY0sw
だと思ったよ
重力差がうまれ星を形成する元になる温度差の揺らぎがないと、ビッグバン理論の破綻だからね。 あれって、揺らぎ幅の温度差が想定外の本当にわずかな小ささだったから、ビッグバンにつじつまを合わせるために、インフレーション理論がでてきたんだよね? 未だに膨張から爆発までの理論に合う数値に足りうる観測も理論も、まだ無いらしい。 ビッグバン理論と対立するのが、膜宇宙論だっけ? 膜宇宙と膜宇宙の衝突がビッグバンで、これだと特異点問題もないし、重力波も重力波も従来の想定値よりもかなり小さいから観測が難しいという。
29 :
名無しのひみつ@転載は禁止 :2014/06/17(火) 02:40:47.76 ID:W72N7VpL
>結局亜光速の粒子の存在は確認されてなかったんだろ。 マジレスすると、超光速の粒子があっても 電磁波を使って観測している限り超光速として観測できない。 光速に限りなく近く観測されるだけ。 今の物理学者はたいていアホばっか。
> マジレスすると、超光速の粒子があっても > 電磁波を使って観測している限り超光速として観測できない。 これがマジレスだって言うんだからコイツの狂気は根深いな
超光速は確認されてるけど・・・