【薬学】分子レベルで成分を“プリント”―　3Dプリンター、懸念される「ドラッグの自作」

　今月8日、3Dプリンターで拳銃を作成した男性が逮捕された。海外のサイトから銃の設計図のデータをダウンロードし、自作で組み立てる3Dプリンターで作成したという。事件を受け、
さっそく古屋国家公安委員長は「ルール上の問題、法制上の問題も含めて対応していく必要がある」と、3Dプリンターの所持に一定の規制を設けるべきか検討すると発言。
「世紀の発明」としてイノベーションが期待されていただけに、産業界からは落胆の声が聞かれ、規制派と規制慎重派が熱い議論を交わしている。

　しかし、3Dプリンターが犯罪に利用されるのは銃だけではない。アメリカ在住の日本人化学者は言う。

「欧米では銃と並び、もっとも警戒されているのが薬物の自作です。2012年頃から、欧米の大学では、3Dプリンターを使った薬品の製造実験が行われており、すでに成功している例もあります。
英グラスゴー大学のリー・クローニン教授が率いる研究グループでは、分子レベルで成分を“プリント”し、実際に医薬品を作る計画を進めています。彼は3Dプリンターで鎮痛剤のイブプロフェンを作ることにすでに成功しています。
医薬品の流通事情が悪い途上国での利用を想定していますが、医薬品のレシピさえわかれば、理論的、自宅で薬を作ることもできるようになる。これは医学界にとって革命的な技術ですが、
アメリカの大手製薬会社などは猛反発しており、米FDAも規制すべきか、認定すべきか議論しているようです」

　ここで問題になってくるのが、違法薬物、つまりドラッグの“自作”である。資金力のある犯罪組織が、3Dプリンターを使って大量の違法薬物を大量生産することがすでに予想されており、
欧米のメディアではメキシコの麻薬カルテルがその可能性について研究を開始していると報じられている。

「ドラッグの場合、作用する成分さえ入っていればよいので、医薬品よりも簡単に製造できるのではないか」と前出の化学者は言う。作用成分さえあれば、あとはデンプンなどの賦形剤、
セルロースなどの結合剤などがあれば作れるので、従来の工場のような規模の製造拠点を必要としない。アメリカの3Dプリンター関連情報サイト「3D PRINTING.com」では、
MDMAなどデザイナードラッグ、コカイン、LSDなどは3Dプリンターで作るのにもっとも適していると報じている。

　一方、違法薬物以外にも、ニセ薬の流通の懸念もある。中国やインドでは、ニセ薬の製造が一大産業となっており、主にアフリカなど途上国に流通して数々の健康被害が報告されているのだ。
3Dプリンターの普及で、こうしたニセ薬の流通が拡大する恐れもある。

　3Dプリンターは実用化が始まったばかり。業界の革新的な試みを阻害する単純な規制は言語道断だが、犯罪に悪用されないような国際的な仕組みの策定も必要になってくるのはたしかだろう。　＜文／日刊SPA！取材班＞

週刊SPA! 5月20日(火)9時21分配信

3Dプリンター、懸念される「ドラッグの自作」（週刊SPA!） - Yahoo!ニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140520-00645093-sspa-soci

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PCとインターネットが世界を変えたが
さらに変えそうだなぁ

>分子レベルで成分をプリント

むしろ画期的です。
趣味でヘロイン作るやつは問題の本質じゃありません。
タイホすればいいだけ。
どんどん技術開発しましょう。

国家公安委員会？？
ばかじゃねぇ？？
世紀のイノベーションを規制する権利なんぞないぞ

遺伝子を自由に組めるとかなるんかな。

生物をプリントが最高レベル

クローン人間もボタン一つで作れる時代が、、、。

一家に一台そんなプリンターがある時代なんてSFだな
そんな時代になったらもう薬でも食べ物でもプリンターで作れるんじゃないか

ひゃはははははは！プリンがおいちい！！

自分の遺伝子を魔改造できるな。

理想の嫁がボタン一つで作れる時代が来るんだな

ほんまかいな、信じられん

結局は製薬会社の金儲けのために闇に葬るのか。
画期的な癌の治療法と同じだな。

未来、来たな。
食べたい物の名前を記入するだけで
３Ｄプリンターから合成食品が出てくるとかドラえもんや星新一の描く世界だな。

>>5
遺伝子は無理だが、DNAなら可能。

樹脂じゃないの？
だったらドラッグより先に食品を作り出せるほうがいいな

そんなレベルの3Dプリンタ買うのなら、ケシの花を育てたほうが楽なんじゃないか？

3Dプリンタってナノテクレベルまで進んでるの？

何のための化学か意味がわからん記事だな。

クローン人間まで出来るって言い出すぞ。

分解装置のほうができればザ・フライの世界だな

>>19
すでに心臓を作る研究が進んでるからあるいは

>>16
食材から料理を作るものなら、もう市販されてるよ。

もう技術的特異点ってやつに突入してるの？

>>1
一般的に知られてる3Dプリンターとは原理が違う全くの別物なんだろ？
なんでもかんでも、3Dプリンターって呼ぶのは流行りなのか？

それと、レシピに従って薬を作り出すのをプリンターとか言ってほざいてるわけ？
薬の成分を分析して、それと同じものを作り出して初めてプリンターだろ。

あとちょっとでレイフォース

麻薬や銃つくれるからってそれで
他の可能性をすべて規制するのは無理でしょ。

作用成分さえあればってw大麻とタバコをセットしたらジョイントが出来上がるとかその程度？

化学合成するにしても原料が必要だと思うが

いつから3Dプリンターでナノテクノロジーが可能になったんだ？

おまんこ作るぞ～

＞分子レベルで成分をプリント

覚せい剤の分子構造が分かれば、あとは炭素や水素、窒素などカートリッジに入れるだけで、プリントできるとか？

んなアホな。
4/1ネタを真に受けただけじゃないのか？

>>30
アダルトショップ行けばいくらでも売ってるわｗ

あとは自己複製入ればご禁制の品になるわけだね

ものは合成できるんだろうけどどうやって分離してるんだろう、
液クロでも装置に組み込んであるのか？

ちゃんと精製されてないならとてもじゃなけど体内に摂取するものは作っても使いたくないような。

6.02*10^23個作るのにどれぐらい時間がかかるんだ？

これはあれか
カーボン削って触媒でも作るってことか
目的の化合物を得られるように？

そうすれば、アボガドロ数個でも作れるだろうし
レーザーで出来ないことはないとは思うが

光を物質にするとかわけわからん記事もあるし
最先端科学の中では実現しやすいのかなあ

キヤノンのSEDみたいな話？

>>32
俺も四月馬鹿説にもう一票

分子一個一個プリントして薬作るって時間掛かり過ぎだろｗｗ
ケシのタネ作って育てた方が効率的。

成分を入手できること自体が問題なのであって
錠剤を３Dプリンターで製造できることに何の問題もない

スタートレックのレプリケーターみたいな話になってきたな

鍛造vs鋳造
ムクvs集成材
ガラスvsアクリル
塩vsナトリウム
バターvsマーガリン
革vsクラリーノ
綿・毛vs化繊

むしろ化学反応必要なしに未知の化学物質を作ることができるようになるんだろ？物凄い画期的じゃん。

精密な性器を作る

麻薬の粉を入れたら錠剤にしてくれるってだけだろ
構造式を入れて自動で合成できるようになったら化学者の夢か悪夢か

ドラッグよりも毒物の方がやばそう
毒ガスみたいなもの作れたら、3Dプリンタハッキングされて毒ガス製造されて死亡事件とかありそう

1秒間に1分子つくれるとすれば1億台プリンタを準備して1億年動かせば1g生成できそうだな
これは危険過ぎる・・・

これを3Dプリンタと言っちゃうのはちょっと…
化学プラントの小型化みたいなもん？

これって、マイクロリアクターを3Dプリンターで作製
ってことでしょ？

プリンターのノズルって分子より遙かに大きいだろｗ
何で分子レベルで思い通りの物が作れるンだよｗｗｗ

あー「違法ドラッグ自作が心配だー」って名目で
病気の人が飲む薬の自作を防ぐ企みか…
自作できたら助かる人増えるんだろうにな

>>24
プリントするからプリンターだよ
従来の方法は化学的な結びつきで作っていた。要は混ぜるとか電気流すとか
それが印刷するように作れる

元の成分がなけりゃ作れない時点で

元の成分をつくる為の成分があったら作れるから革新的って話

そんな分子の繋がりを操作できるような３Ｄプリンターなんて実用化されていたっけ？
銃をつくって捕まった３Ｄプリンターとは、全く違うものだろ。
名前が同じだからって混同してないか？この記事。

実用化されてると>>1には書いてあるね
そこを疑うなら別な話
3Dプリンターと違うっていう意見は違う
>>1の通りならシステムは同じ
吸着させる方法は違うが、印刷するように一つづつつ粒子をつけられるって事でしょ

違法ドラッグも価格破壊されるんだけどいいのか
資金源じゃなくなるだろ

ＡＳＫＡがアップはじめました

これは…レプリケーターかと思ったら既に書かれていた。

分子レベルでプリントアウトできる、３Dプリンタなんてあるのか？
もしできるなら、生物だってプリントアウトできるだろｗ

Integrated 3D-printed reactionware for chemical synthesis and analysis
Mark D. Symes, Philip J. Kitson, Jun Yan, Craig J. Richmond, Geoffrey J. T. Cooper, Richard W. Bowman, Turlif Vilbrandt & Leroy Cronin
http://www.nature.com/nchem/journal/v4/n5/full/nchem.1313.html

どう考えても、>>1に書かれている
「どんなドラッグでもプリントできるプリンター」
からはかけ離れたシロモノ

元論文を見る限り、3Dプリンタでマイクロリアクターを作るって話のようだが。

マイクロリアクターはmL以下のスケールの反応装置で、それを数万個とか集める
こと（ナンバリングアップ）で、追加の検討なしで化学プラントと同等の量産が
できるっていうのがウリ。
反応装置を大きくすること（スケールアップ）による反応への影響を検討する手間が
ないので実験室レベル→製造レベルへの移行が簡単にできるのがメリットと言われる。

一番最初のマイクロリアクターの設計段階の調整とか、ちょっとしたナンバリング
アップとか3Dプリンタでやれば便利だよねって話かと。

元ネタっぽい英語の記事を見つけた。
http://www.kurzweilai.net/the-chemputer-that-could-print-out-any-drug

ご丁寧にも最後に
UPDATE 7/26/2012: Cronin adds the caveat that they are still essentially
at the “science fiction” stage of this process.
って書いてあるが。

虚構新聞が本当の話として受け止められて、注意書きがついたけど、それでも
真に受けた>>1みたいな記事が出てきちゃったって感じ？(しかも2年近く経って
から)

>>65
ドラッグ自作なら、マイクロである必要もスケールアップする必要も、なくね？

>>44
＞塩vsナトリウム

これだけ分からん。塩に取って代わる調味料ならわかるが
ナトリウムはただの元素だよね。。。。

>>1
こんなのもし実現できるなら、まず俺たち大学の科学者が研究用にほしいよ。

馬鹿なの？　化学薬品は試験管とピペットと試薬で作るものだろ。
特に何グラムとか何キログラムとか作る場合はそうだろ。
要らぬ心配だよ。

そんなものがあったら明日から合成屋の仕事が無くなるな

昔、サイクロトロンが実用化すれば、プラチナに陽子を打ち込んで金にすることができる、真穂の技術とかいわれていたんですよね。

むしろ生成法を広めることで、麻薬を収入源とするマフィア組織を壊滅できるな

>>70
物質によるだろうけど、グラムとかましてやキログラム単位までなると、試験管とピペットじゃ無理だと思うます

想像できることは実現できるだな
スタトレが現実に

素粒子プリンターﾏﾀﾞｰ？

3Ｄプリンターってそんなに万能なの？？？

Lee Cronin: Print your own medicine
http://www.ted.com/talks/lee_cronin_print_your_own_medicine

上の日本語訳
http://kaihooo.com/print-your-own-medicine/

なんかまだ構想段階っぽいじゃん。