原点 O を基準として、円上の点 A に対し線 OA を引く。 点 M は円の上の、点 O の反対の点である。 線分 OA はMから x 軸に水平に引いた線と、点 N で交わる。 点 N を通る、線OMと平行な線を引き、 これが点 A から x 軸に水平に引いた線と交わる点を P とする。 A の変化につれて P が描く軌跡がアニェージの曲線である。
これは「アニェージの魔女」(Witch of Agnesi)とも呼ばれていますが、この名はイタリア語の“Versiera(縄)” を誤訳した結果で神秘的な意味あいはありません。しかし、アニェージ自身は、1752年父の死後以降神学を研究し、 また慈善のために身を捧げ、修道女として生涯を終えたそうです。