【ゲノム】ブラントホオヒゲコウモリの長寿命、関連の遺伝子変異を特定か/国際研究

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1白夜φ ★
コウモリの長寿命、関連の遺伝子変異を特定か 国際研究
2013年08月21日 10:17 発信地:パリ/フランス

【8月21日 AFP】「大型の動物ほど長生きする」という法則は、ゾウからカゲロウまで、さまざまな動物の寿命について当てはまるとされている。
だが、欧州やアジアの温帯地域に生息するブラントホオヒゲコウモリ(学名:Myotis brandtii)は、この法則に当てはまらない興味深い例だ。
昆虫を餌とするこのコウモリは、体重が5〜8グラムほどで、砂糖小さじ2杯分にも満たないが、寿命は40年以上と、イルカと同等でウマやウシよりも長い。

この理由を解明するため、ブラントホオヒゲコウモリの遺伝子コード配列を解析し、その例外的な長寿の原因かもしれない
一連の遺伝子の存在を明らかにした国際研究チームの研究結果が、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。

研究チームはゲノム解析により、超音波を探知して飛行したり、かすかな光や紫外線を感知したりする能力をもたらす遺伝子を特定。
だが同時に、2種類の成長ホルモンに対する細胞の感受性を制御する「特異な」遺伝子変異も発見した。

うち1つの変異は、ヒトでは小人症の一種に関連しており、糖尿病やがんを防ぐかもしれないことが、これまでの研究で明らかになっていた。

「冬眠や低い繁殖率などと共に(これらは)ブラントホオヒゲコウモリの例外的な長寿命に寄与している」とチームは示唆している。

ブラントホオヒゲコウモリは、生殖が可能になるまでの成長期間が長く、親の7分の1ほどの体重の子を1回に1匹だけ出産する。(c)AFP
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▽記事引用元 AFPBBNews 2013年08月21日10:17配信記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2963131/11226203

▽関連リンク
Nature Communications 4, Article number: 2212 doi:10.1038/ncomms3212
Received 20 December 2012 Accepted 26 June 2013 Published 20 August 2013
http://www.nature.com/ncomms/2013/130820/ncomms3212/full/ncomms3212.html
2名無しのひみつ:2013/08/24(土) 01:26:20.12 ID:svWupD4p
イケメンで金持ちなら長生きしたいな でも現実は
3名無しのひみつ:2013/08/24(土) 02:04:07.33 ID:CHS+45yR
おもしろい研究だな
そういう分野があったとは
4名無しのひみつ:2013/08/26(月) 18:21:37.21 ID:sTWO/28a
【再生】体の一部が傷ついても元通りに修復する高い再生能力を野生マウスで確認、哺乳類で初確認 /米フロリダ大やケニアの研究チーム
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1348693473/


【遺伝子】長寿でガンになり難いネズミ、ハダカデバネズミのゲノムを解明 がん研究に貢献も 米ハーバード大など
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1318516265/
若さ保つ驚異的な能力、ハダカデバネズミで解明
ttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111013-OYT1T00201.htm
2013/06/27
【科学】「ハダカデバネズミ」がガンマ線を打ち込んだり、腫瘍を移植したり、発ガン物質を注射してもガンにならない理由
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1372314977/


【宇宙】地球と火星を往復すると、許容限度近くかそれを超える宇宙放射線を浴びる可能性 一度往復すれば飛行士は引退に−NASA
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1370111434/
5名無しのひみつ:2013/08/27(火) 09:15:52.72 ID:DI8bZuG3
40年いきるかもしれんが、一日に動ける時間は5分とかなんだろ。
6名無しのひみつ:2013/08/27(火) 11:50:57.67 ID:YjOk/LiG
まさかぶらーんと頬にヒゲが生えている奴は長生き?
7名無しのひみつ:2013/08/27(火) 11:56:21.38 ID:EhwlPEgO
実は小コウモリ症で小さくなってるだけで
元々はイルカなみの大きさのコウモリに違いない
8名無しのひみつ:2013/08/27(火) 12:08:48.24 ID:iJSgoKvl
ダイオウイカの寿命は3〜4年。
9名無しのひみつ:2013/08/27(火) 12:29:01.95 ID:dqHlkD2R
犬って大型ほど早死にだよな?
10名無しのひみつ:2013/08/28(水) 11:40:40.02 ID:E/yldUvd
ロシアの長寿洞で長生きなのはブランティの他にもいたと思ったが、共通遺伝子なんだろうか
11名無しのひみつ:2013/08/28(水) 19:07:00.92 ID:Rl0kqmIs
なぜなんだろう?
♪コウモリだけが知っている〜
♪ハハハハハハハハ
12名無しのひみつ:2013/08/29(木) 02:42:07.60 ID:oeJWHMRr
鳥も体の大きさの割に長生きするが関係あるかな
13名無しのひみつ:2013/08/29(木) 06:32:46.06 ID:37OM3SoH
一生に心臓が拍動できる数には限界あるって話もあるけど、脈拍はどのくらいなんだろう
14名無しのひみつ:2013/08/29(木) 17:54:52.35 ID:ti/v2djW
>>11
オヤジ発見
15名無しのひみつ:2013/08/29(木) 20:28:46.54 ID:/ZAl4BXj
>>7
なるほどね
16名無しのひみつ:2013/08/31(土) 23:20:38.26 ID:5EPzY3S6
コウモリ界の金さん銀さん
17名無しのひみつ:2013/09/04(水) 12:09:38.37 ID:vQ1sMe+R
「長寿遺伝子」の働きを解明=酵母菌の寿命を操作−国立遺伝研
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201308/2013083000054
 国立遺伝学研究所の小林武彦教授らの研究チームは、老化抑制遺伝子として知られる「SIR2」の働きを解明し、
酵母菌を使った実験で寿命を操作することに成功した。同様の遺伝子はヒトやマウスにもあり、老化の仕組み解明
に役立つことが期待される。論文は30日付の米科学誌カレントバイオロジー電子版に掲載される。
 SIR2遺伝子は、破壊すると寿命が半減し、逆に働きを増やすと寿命が伸びるため、「長寿遺伝子」とも呼ばれる。
細胞の寿命は、全遺伝情報(ゲノム)の安定化とも関連があり、SIR2はゲノムの安定化を通じて老化を抑制して
いることまでは分かっていたが、具体的な仕組みは未解明だった。
 小林教授らはゲノムのうち、不安定化しやすい増幅遺伝子の一つ、リボソームRNA遺伝子(rDNA)に着目。
SIR2が、E−proという遺伝子の働きを抑えることで、rDNAを安定化させていることを見いだした。
 さらに、遺伝子操作で、酵母菌のE−proの働きを人為的にオン・オフできるものに置き換えたところ、E−proの
働きを活発にさせた酵母菌ではrDNAが不安定になり短寿命化。逆にE−proを抑制すると長寿になった。
 小林教授は「今回、rDNAの安定性に関わる仕組みが分かったので、安定性を維持できるようなものがあれば、
重要なターゲットになる。ただ、老化はゲノムの健全性を守る仕組みでもあるので、細胞の機能を損なわずに
維持するメカニズムの研究も必要だ」と話している。(2013/08/30-04:34)

2013/9/2 22:24
国立遺伝学研、長寿遺伝子の働きを解明
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG3000H_S3A900C1TJM000/
 国立遺伝学研究所の小林武彦教授らは、長寿遺伝子とされる「サーチュイン遺伝子」の働きを解明した。
酵母の遺伝子を操作することで、寿命を延ばしたり短くしたりすることにも成功した。同様の遺伝子は人間にもあり、
老化の仕組みの解明や寿命を延ばす医薬品などの開発につながる可能性がある。米科学誌カレント・バイオロジー
(電子版)に発表した。
 生物の細胞にあるDNAは、体内に入った化学物質や外からの紫外線によって傷つくと、修復しようとする。
しかし、修復を頻繁に繰り返すと細胞に負担がかかり、老化が進みやすくなると考えられている。
 小林教授らは、細胞内でたんぱく質を作るリボソームの遺伝子に着目した。この遺伝子は修復が起こりやすいが、
サーチュイン遺伝子が働きかけて過剰な修復を抑えることを酵母の実験で突き止めた。
 遺伝子を操作してサーチュイン遺伝子が常に働く安定な状態にすると、酵母の寿命は通常の約1.5倍に延びた。
一方、サーチュイン遺伝子が働かない不安定な状態のままだと、半分程度に縮まった。今後、詳しい仕組みの解明
に取り組む。
 サーチュイン遺伝子は人間など哺乳類にもある。その働きを強められるようになれば、人間でも老化を予防できる
可能性があるという。

遺伝研、長寿遺伝子の作用メカニズムを解明−リボソーム関与
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020130903eaak.html
 国立遺伝学研究所の小林武彦教授らのグループは、長寿遺伝子として知られる「サーチュイン遺伝子」の
作用メカニズムの一端を酵母による実験で明らかにした。同遺伝子が、細胞内でたんぱく質を合成する小器官
である「リボソーム」の働きを安定化させることで、細胞の老化を防ぐと考えられるという。
 グループは、サーチュイン遺伝子の一種である「SIR2」や、リボソームの働きに不可欠なRNAを作る遺伝子
(リボソームRNA遺伝子)を欠損した酵母を作製し、寿命との関係を調べた。その結果、SIR2がリボソームRNA遺伝子
の発現を制御することにより、細胞の寿命の維持に関与するという経路を特定することができた。
 一方、リボソームRNA遺伝子を人為的に安定化させると、SIR2の有無にかかわらず、細胞の寿命は長くなることも
分かった。今後、リボソームRNA遺伝子の働きを調べることで、細胞老化機構がさらに解明できると考えられるという。
18名無しのひみつ:2013/09/04(水) 13:23:44.05 ID:Sz8cxshT
>>17
この研究が進めば人間も長生きできるに違いないと思いきや
フリーザ戦ときみたいに
界「界王拳を使うんじゃ!」
悟「今その界王拳20倍なんたよぉ」
みたいに、人間の該当遺伝子は既に目一杯オンになってたりして
19名無しのひみつ
【ゲノム】「長寿遺伝子」の働きを解明=酵母菌の寿命を操作-国立遺伝研
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1378292103/