【再生】哺乳類ES細胞の新たな未分化維持機構を発見/大阪大など

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1エタ沈φ ★
万能細胞が体のさまざまな細胞に変わる能力を獲得し維持する上で、DNAが収納されている細胞核に物質を
運ぶたんぱく質「輸送受容体」も予想以上に重要な役割を果たしていることが分かった。

大阪大の米田悦啓名誉教授(医薬基盤研究所理事長)や日本大の金子寛生教授らがマウスの胚性幹細胞
(ES細胞)で発見し、米科学誌デベロップメンタル・セル電子版に30日発表した。

皮膚細胞などに遺伝子を導入し、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作って再生医療に応用する際も、
この輸送受容体を増やすなどの工夫をすれば、作製効率を高められる可能性があるという。

この輸送受容体「インポーティンアルファ2」はこれまで、iPS細胞作製に必要な遺伝子の一つ
「Oct3/4」から作られたたんぱく質と細胞質で結合し、細胞核の中に運び込む役割が知られていた。

研究チームは今回、この輸送受容体が万能細胞の性質を失わせるたんぱく質と結合した場合は、
細胞核に入るのをブロックする役割も果たしていることを発見した。

WSJ 2013年 7月 30日 15:02
http://jp.wsj.com/article/JJ10318569496205663610217730336153314743350.html

JST プレスリリース
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130730/

Developmental Cell
Importin Alpha Subtypes Determine Differential Transcription Factor Localization in
Embryonic Stem Cells Maintenance
http://www.cell.com/developmental-cell/abstract/S1534-5807(13)00385-7
2名無しのひみつ:2013/07/30(火) 19:50:20.04 ID:YTLGRx8/
WSJはプライドオブコリアであるウソツク教授にインタビューしてきたら
3名無しのひみつ:2013/07/30(火) 20:02:51.71 ID:dR9gwN6P
何言ってるのか、文系の俺には分からない。
もっとわかりやすく解説してよ。
結局、運び屋が有毒な不良品を持ちこめば、マーケットの機能は崩壊するってこと?
シャブの中にレボアンフェタミン混ぜるようなもの?
4名無しのひみつ:2013/07/31(水) 01:19:01.83 ID:unFJTW8r
>>3
簡単にいうと君には理解できる必要性が無い。
5名無しのひみつ:2013/07/31(水) 08:39:43.33 ID:f9LvZsXj
【啓蒙】難解な科学 分かりやすく伝えるには
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1371387590/
6名無しのひみつ:2013/08/08(木) 21:22:10.04 ID:qIJucm7v
蛋白質は細胞質のリボソームにおいて作られるが、転写因子のようにDNAに
作用する蛋白質は再び核へ戻る必要がある。
その際、核膜に存在する核膜孔という穴から入って行くが、ある程度の大きさを
有する蛋白質は自由に通ることができずに、
インポーチンという運び屋蛋白と一緒でないと核の中へ入れない。
運ばれる側の蛋白質には、NLS(核局在化シグナル)という特定の配列があり、
これが荷札のような役割をしている。
これをみつけて、結合するのが、インポーチンαという運び屋蛋白質の一員。
この他にもインポーチンβという運び屋があり、
一般的には、核へ輸送される蛋白質(転写因子など)/インポーチンβ/インポーチンα
という3者複合体を形成し、核へ運ばれることが多い。

特定の転写因子のNLSを見分けるのは、主にインポーチンα。
インポーチンαには、いくつかの種類があり、それらは、転写因子ごとに
組み合わせが決まっているらしい。
特に、インポーチンα2という種類は、Oct3/4(iPS細胞作製時に使用する山中転写因子の1つ)
というES細胞を未分化状態に維持する蛋白質を核へ輸送するだけでなく、
Oct6やBrn2とよばれるES細胞を神経に分化させる転写因子の輸送を
阻害することもしていることを今回発見したということらしい。
そして、この輸送を阻害する時には、転写因子は従来知られている
インポーチンαのNLS結合部位に結合するのではなく、
C末端側に存在する全く別の部位に結合することがわかった。
このへんてこな結合形式だと、うまく核の中へ運ばれなくなってしまう
みたいよ。
現在、iPS細胞の作製や幹細胞研究では、依然として転写因子の研究がメイン。
しかし、これら転写因子も核の中へ運ばれてDNAに結合できないと働けないので、核輸送を制御することで、
再生医療研究に役立つのではないか? 
例えば、ES細胞を未分化状態に保つ転写因子を積極的に核へ運んでやれば、
iPS細胞の作製が効率よくできるかもしれない
7名無しのひみつ:2013/08/09(金) 08:33:09.70 ID:99/G+wKC
>>6
>例えば、ES細胞を未分化状態に保つ転写因子を積極的に核へ運んでやれば、

核輸送を阻害する、つまりオフにすることは出来るけど、
核輸送を過剰にオンする、というのを核輸送の制御という面からは難しい。
インポーチンはES細胞を未分化状態に保つ転写因子だけを核輸送しているわけではないからだ。

やれることと言えば、その転写因子を外部から投与したり、発現させたりすることだろう。
しかしそれは核輸送の制御じゃなくて、転写因子の制御じゃないか?
8名無しのひみつ
ES細胞を未分化状態に保つ転写因子の輸送に積極的なインポーチン(例えばα2)
の遺伝子を外部導入するのはどうなの?
インポーチンαにも種類があって、転写因子との相性があるみたいだから。