【医学】自閉症に男女差があるのはなぜか　高リスクな遺伝的変異は女児の方が男児より平均で2倍多いが女児は自閉症から守られている？

自閉症に男女差があるのはなぜか

http://si.wsj.net/public/resources/images/PJ-BO135_LAB_G_20130506154333.jpg
エモリー大学マーカス自閉症センターの調査の被験者　[image] Robin Henson Photographs

　男児が自閉症と診断される確率は、女児の4倍に及んでいる。それはなぜだろうか。

　最近の新たな研究が、この分野の最大の謎の1つとも言えるこの質問に回答している。先週行われた
International Society for Autism Researchの年次会合で発表された最新の研究結果などだ。現在の
専門家の見解は、自閉症児の遺伝的感受性、脳の発達、それに社会的学習に性差が存在し、これが
自閉症への理解を深めたり、どう治療すべきかを考えたりする上で重要だとする主張に向かっている。

　米エール大学の研究チームは、女性であることが自閉症を遺伝的に防いでいるようだとする研究結果を
発表した。一方、エモリー大学の研究チームは、自閉症の男児と女児で社会情報の学習の仕方が異なり、
これが他者と交流した際の成果に違いをもたらすという暫定的な研究結果を発表した。

　最近の研究は、これまでに発表された研究と併せて、自閉症の診断と個々の治療計画の立案において、
性別を考慮すべきだということを示唆している。

　自閉症はソーシャルスキルの欠如と反復的な行動を特徴とする発達障害で、全人口の1％以上がそう
診断されている。自閉症は長年、男児の方が診断される確率が高いとして知られている。

　ただし、女児の場合、より重度の自閉症であることが多いように見える。自閉症児の男女比は全体で4対
1だが、知能を考慮すると、その差はさらに顕著になる。知能がより高い水準では、男女比が8対1−10対1に
なる、と専門家は指摘する。

　この差がなぜ存在するのか、そしてどれほど多くの女児が誤診されたり、診断を見落とされたりしているかは
不明だ。その一方で、科学者らは性差の考慮が有意義であるとの見方を強めている。

　研究への資金援助を行っている支援団体「Autism Speaks」の最高科学責任者を務めるジェラルドリン・
ドーソン氏は、「性差は重要な生物学的手掛かりだ。なぜこれほど男児に多いのかがそれを物語っている」と
話す。

　自閉症やそれに関連する障害における性差は、最近まで比較的軽視されてきており、理解があまり進んで
いない。自閉症と診断される女児の数が少ないということは、研究に性差を正確に調べられるほどの女児が
含まれていないことが多いことを意味する。女児は研究対象から完全に除外されていることも多い。

　スウェーデン・イエーテボリ大学のクリストファー・ギルバーグ教授（児童・思春期精神医学）は、正しい診断と
治療のために、性差を理解することは重要だと指摘する。同教授によれば、自閉症の特徴に対する専門家の
理解は主に男児の研究に基づいており、女児が対象から除外されていたり、誤診されていたりする可能性が
あるからだという。一部の証拠によると、女児は平均して男児よりも遅い時期に自閉症と診断されている。

　それに加え、自閉症スペクトラム障害を持つ子どもの臨床像は通常複雑だ。同教授によれば、大半は注意
欠陥多動性障害（ADHD）、睡眠障害や、てんかんといった他の症状も合わせ持つ。

　同教授の研究チームはソーシャルスキルが欠如している、ないし注意欠陥障害を持つ3歳から18歳の女子
100人について調べた。このうち47人は自閉症と診断された。また自閉症と診断された女子の80％がADHD
とも診断された。ほぼ全ての女子がうつと不安障害に苦しみ、家族関係で問題を抱えていた。

　性差の理解は、自閉症のさらなる解明に影響をもたらす。専門家は、例えば遺伝子、ホルモン、ないし脳の
構造の違いなどによって、男児は自閉症に対してより脆弱（ぜいじゃく）なのかもしれないと推測している。

　しかし、遺伝的な見地からすると、男児が自閉症への感受性が強いのではなく、むしろ女児が自閉症から
守られていることを示す証拠が増えている。エール大学の研究チームは先週数千人の自閉症児のDNAを
調べた結果を発表し、この考え方を支持した。

>>2あたりに続く

SHIRLEY S. WANG/The Wall Street Journal　2013年 5月 07日 13:59 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324826304578468022782321746.html

　同チームは、自閉症に関連する高リスクな遺伝的変異が実際には女児の方が男児より多く、平均で2倍多い
ことを突き止めた。しかし、同大学の博士研究員スティーブン・サンダース氏は、女児の方が自閉症の特徴を
現すことが少ないため、女性であることに関する何かが自閉症に対する防御になっていると指摘した。

　このため、同チームは男性と女性が遺伝的なレベルで2つの違った障害に見舞われているのかもしれないと推測
した。しかし、その後の研究から、同チームは男児と女児が同一の病に苦しんでいるようだと結論付けたという。

　男女で同じ症状を持っていても、情報の処理の仕方によって違った結果を生むことがあることを示す暫定的な
研究結果もある。例えば、社会的学習の研究によると、男女で差があることが分かった。社会的学習は、自閉症
スペクトラム障害と診断された子どもに影響を与えているように見える中核のプロセスだ。

　エモリー大学マーカス自閉症センターの責任者エイミー・クリン博士の研究チームによると、自閉症児は人間の
口を見る傾向にあるのに対し、健常児は目を見る傾向にあることが分かった。同チームは、目は感情や関心など、
多くの社会的情報を提供する傾向にあるため、自閉症児はこの種の情報の多くを見落としてしまい、他者と交流
した際に社会的障害が生じると考えた。

　しかし、その後の新たな研究で、同チームは視線の性差を健常児と自閉症児で比較し、驚くべき結果を得た。
チームは社会的な交流を含む6本の動画を自閉症の男児52人・女児18人と健常な男児26人・女児36人に
見せた。動画は男の子が野球をしている場面や、子どもたちがおしゃべりしている場面を映したものだった。
チームは視線追跡技術を使い、動画の再生中、子どもたちがどこを見ていたかを調べることができた。

　全体的に、自閉症の男児と女児は健常児に比べると目を見る頻度が少なかった。これはこれまでの研究と一致
した結果だった。男児がアイコンタクトをした量と社会的障害のレベルとは、直接的な関係がみられた。目を見ない
男児は社会的障害が重度だった。

　一方、自閉症の女児は正反対の傾向を示した。エモリー大学の大学院生ジェニファー・モリウチ氏によると、
比較的目に集中していた女児で社会的障害が重い傾向があったという。

　同チームは女児と男児で目を見るタイミングが大きく異なることを発見した。これは男女で同じ手掛かりに従って
いないことをうかがわせる。

　同チームは視線に関するこういった違いを理解するための取り組みを続けているという。同センターの研究責任者
ウォーレン・ジョーンズ氏はこれが、自閉症が女児にどう現れるかがほとんど知られていないことを浮き彫りにしていると
指摘する。

　前出のクリン博士は、「われわれは（自閉症を持つ）男女が日常生活に溶け込もうとする際、同じことをすると想定
する傾向にあるが、それが実際はそうでないことを示す証拠が出てきている」と述べた。

IMFAR 2013
http://autism-insar.org/imfar-annual-meeting/imfar-2013

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自閉症などの発達障害は母体の化学物質摂取による可能性http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1355672105/-100
アトピーと同じだな
皮膚の過敏症も脳の過敏症も

玄米くえ。

Autism Speaksはまだ原因をワクチンのせいにしてるの？

♪〜ｲﾝ ｻﾞ ｽﾍﾟｰｽ

原因だの、性差による頻出度の違いが判ったところで、治るもんじゃないし…
結局、個々で障害とどう向き合うかに、収束しちゃうんだよ。
無意味

周りの大人が子供を扱うとき男女で差があるのは　無かった事に…

で女性の遺伝子賛美？

自閉症のひとは会話時に目を見ない傾向がある、って結構知られてることじゃないの？
今さら感がある

JCからおばさんまで、女性はおしゃべり好きだよな
女性がコミュニケーション好きであるのと、女性に自閉症が少ないのは、生物学的に関係あるのかも？
高齢者も、社会から孤立しやすいのは男性の方に多いと言うし

>>7
現在においては、という意味では同意。

しかし、
今は断片的な研究が積みあがっているに過ぎず、個別の研究と統計的示唆が
混濁していて個別の事象として判断できるレベルではないとはいえ、
いずれ統合できるだけの知的体系が組みあがってくるかもしれない。
そうなれば、現在は各種の仮説だけで動いている仮説が検証され、
少なくとも、〜〜主義者による妄信に検証する機会を与えることができる。

今はまだ、個別の研究に一喜一憂しない、そんな段階だと思うが。

>>9
それが、女児では反対の傾向があるかもしれないっていう点は新しいでしょ。

脳りょうの関係かな

>>13
おれも、そう思う。
息子(自閉症)と娘と嫁を見比べていてそう思う。

>>9
既存の説を科学的にただ検証してるだけって感じだね。
こういう研究っておおいね。

女性の犯罪者が少ない事にも関係してると思う
前頭葉の発達の遅れを脳りょうでカバーしてる可能性あるね

>>8
賛美も何も女のほうが遺伝情報多いだろ

男の健常者でも女性として看ると軽い自閉症気味になるのかもしれないね

女性は片方のXを封印してるが、細胞単位でどっちのXを封印するかは違うから、2倍の差が
丁度説明できるじゃねーか

女性は相手の本心を見抜こうと目を見たがり、男性は相手に本心を見抜かれまいと目を合わせたがらない。
つまり男性の浮気性は自然の摂理。
自閉症ではこの男女の性質がそれぞれ顕著な方向に向かうだけ。

>>16
それなら、女性に天才が少ないことも関係してるのだろうか。
女性の天才が少ないのも、環境のせいには帰せられないと思うが。
女性に自閉症少ない、犯罪者少ない、天才少ないは同根なのではないかと思うがどうだろうか。

伴性劣性遺伝だと思っていたけど違うのか

女性の天才を認めないだけだろ

ちょっと視点を変えてみると、
女性は本当は異常があるにも関わらず正常だと思われていて
社会に出ている人がいる
とも考えられるな。
思い当たる節がいくつもある。

>>8
ファビョるなよ
遺伝子に関してはYはXに比べて圧倒的に情報量が少ない上に
抱えてる情報もほとんどジャンクだし

>>13
それだけだったら
女児の場合はより重症になるって結果にはならないのでは

>>21
＞女性に自閉症少ない、犯罪者少ない、天才少ないは

男女の自閉症率と犯罪発生率の差は科学的な統計だが
何が天才かの定義は社会的情緒的な側面が大きすぎて計測できない
せめて社会や集団のリーダーは男性のほうが多いとか
そういうデータで比較してくれ

今の診断基準は男児の自閉症の症状を参考に作られていて、女児の自閉症患者は他の障害と診断されている場合が多い
そのため女児の自閉症患者は適切な治療を受けられていない、ということ？

つまり男子だったら自閉症認定されてもおかしくないレベルでも女の子は定形枠に入れられてるって事？

>>27
目視でも１００倍くらい差がないか？天才の男女差。
というか、女性の天才ってキュリー以外に知らないし。

>>30
＞キュリー以外に知らないし
（笑）どこの消防だ

エミー・ネーター
レーダーマンによれば「歴史上最も偉大な数学者の一人」であり、アインシュタインによれば「物理学に最も価値ある貢献をした数学者」である。
対称性があるところには、それに対応する保存則が存在するというネーターの定理は物理学の分野の基本定理である。

ジョスリン・ベル・バーネル
最初のパルサーを発見した。英国物理学会会長。

ロザリンド・フランクリン
DNA―忘れられた栄光

呉健雄（女）
弱い相互作用におけるパリティの非保存を初めて実験的に確認した。「物理学界のファーストレディ」と呼ばれた。

黒瀬百合子
江崎のノーベル賞のかげに、忘れられた女性が一人います。エサキダイオードの特許公報を見ると、発明者として黒瀬百合子の名前が連記されています。


紫式部？誰それ

エンタメポップスで山下達郎とかは一種天才として認めるとして、松任谷とか中島みゆきとかそれに全く及びもつかない三流だな。キリッ！

石森章太郎や赤塚不二夫は一種天才だとして、萩尾望都？大島弓子？全然落ちるだろマンガ史に意味なし！　キリッ！

東野圭吾とかは面白いし一種天才作家だが、宮部みゆき？高村薫？あんなのただの三文作家だ誰でもかける　キリッ！

布施明や五木ひろしはまあ天才的に歌が上手いとして、美空ひばり？ババアのカラオケ全然落ちるな！　キリッ！


リーダーも男だけだな！
看護婦軍団率いて最初に戦地に乗り込んだフローレンス・ナイチンゲール、
シスター軍団率いたマザーテレサ、「私の背中を見て」の澤兄貴まで、
そんなものは男だったら全員出来る
「足が痛い」中村俊さんの方がよっぽど優秀！

おれが同じ分野に進んだら上の女の方のやった仕事などあっという間にこなせる！　少なくとも男の上の方は大多数がこなせる！　くっだらねえ！

>>31
まぁ落ち着け
個々の名前を挙げても反論にはならないし（倍の数の天才男を挙げられておしまい）。
最後のファビョり具合なんて、それこそ「これだから女脳はｗ」って笑われるだけだぞ。

脳梁の大きさの違いかと思っていたけど、違うのか？　自閉症は脳梁とは無関係？

そういや、キチママは聞くけどキチパパってあんま聞かないな。

自閉症ってのは、外部とのコミュニケーションを遮断した状態だろ。
コミュニケーション好きの女のが少ないのは当たり前

>>35
病名の字面から判断して勘違いしてるんだろうけど
自閉症とうつ病は違う

だから話し好きな自閉症患者もいる
ただし、彼らは空気が読めないから会話が一歩通行だが

>>31
呉健雄って女だったのか
ググったら中国人でも字面で男だと思う人が多いって

素粒子物理学史の物語で日本人の貢献が無視して語られることの多さを鑑みると
女の功績も大部分闇に葬られてるんじゃないかと疑わざるを得ない

ホント
これだから女は・・・（笑）

女の特徴がよく現れるスレだ

アスペルガー症候群の会議に出席したのだが男子ばっかりだった

>>34
そもそもパパはパパ業やらない。やらないから、パパはキチでも慣れてないから仕方ないで終わる。
男は子育てに向いてないという社会的認識みたいなのもあるのもそれを後押し。
同じ事をやってもパパなら仕方ない、ママなら母の資格がない、になる。

低収入の場合、男だと一大事扱いだけど、女だと仕方ない、できつく言われない傾向があるのの逆バージョン。

無口だけど無茶な正論吐きで正論に従わない子供は殴るパパこそ子供思いの良い父親って風潮あるけど微妙に自閉症っぽいな・・・

>>34
自閉症児と関わる仕事してますが結構多いですよ。
そしてモンスターな母親より厄介。

両親のうちどちらかがモンスターより
両親共にモンスターが多い気がします。

もしくは、両親とも思考に偏りはあるけど
父親は子育てに無関心で表面上分からないだけとか。

>>23
知能テストみたいなものや、数学のテストでの成績でも女は天才が少ないから、
女だから認められないなんてことはないよ。

>>27
知能テストとか数学のテストで成績上位になるほど男が多くなるという結果が計測出来てる。

>>30
キュリー夫人は天才じゃない。
あそこは理論は旦那担当、夫人は泥臭い実験仕事。
女で天才って言うともっと別の人が妥当。

>>31
黒瀬百合子は江崎先生が技官も名前を入れる主義だったからで、別に天才とかじゃないって。
ロザリンド・フランクリンは気の毒だけど、天才かって言うとちょっと。そもそもDNAの構造決定の仕事自体が別に天才的じゃないし。

天才はコミュ障なのはガチ

天才だから周囲が黙るだけ