1 :
◆EMP2/llDPmnz @透明な湖φ ★:
鳥の脚は奇妙な形に折れ曲がっているが、この進化的適応は1億年以上前、祖先に当たる
恐竜の段階で始まったものであることが、最新の研究で示された。意外なことに、この変化は空
を飛ぶ能力を獲得するより前に起こったものだという。
今回の研究は、さまざまな化石にデジタルで“肉付け”することで、二足歩行の恐竜が今日の
鳥類に進化するまでの数億年の間に起きた肉体的変化を示したもの。これによって、鳥の脚が
曲がった状態になったのは、前肢の大型化に伴って起きた変化であることが指摘された。この
前肢の大型化が、やがて空を飛ぶ能力の獲得につながっていく。
鳥類と人類はともに二足歩行だが、脚の形は驚くほど違う。ヒトの脚は基本的に真っすぐで、
脚部の骨が全体重を支えられるようになっている。これに対し、鳥の脚は大きく折れ曲がってお
り、立っているときの筋肉への負担が大きい。
「長い骨が1本の柱(のよう)に真っすぐ続いているほうが、体重を支えるのには効率が良い」と、
論文の共著者であるロンドン大学王立獣医学カレッジ(Royal Veterinary College)のビビアン・
アレン(Vivian Allen)氏は言う。
「膝を曲げた状態だと、重力に耐えるためには筋肉の負担が大きくなる。力学的原理から見る
と、(このような進化は)少し奇妙な感じがする」。
◆驚くべき結果
この奇妙な立ち姿の起源を明らかにするため、アレン氏らのチームは化石を元に17種の主竜
類の3D骨格を作成した。主竜類とは、恐竜と、現生動物では鳥類とワニの属する分類群だ。チ
ームはその後、筋肉の詳細な復元モデルや、現生の近縁種のCTスキャン画像などからの推測
を元に、この骨格にデジタルで肉付けを行い、絶滅した動物たちの姿を再現した。
こうして、2億4500万年前のワニのような四足獣から、翼と羽毛を初めて獲得した1億5000万年
前の始祖鳥を経て、セキショクヤケイ(学名:Gallus gallus)などの現生鳥類に至るまでの生体力
学的変化の追跡が可能になった。
ティラノサウルス・レックス(T・レックス)などの恐竜は太く長い尻尾を備えていたが、時代が進む
につれ、より細く短い尻尾の動物が優勢になっていく。この顕著な身体的変化は早くから指摘さ
れており、現生鳥類の立ち姿もその影響によるものと広く考えられてきたが、今回の研究はそれ
に異を唱える。
「恐竜の重心位置と姿勢の大きな変化の原因は尻尾(の形状の変化)であるという仮説について
は、これまで疑ったこともなかった」と、研究共著者のジョン・ハチソン(John Hutchinson)氏は文書
でコメントしている。ハチソン氏は王立獣医学カレッジの研究者で、生物進化の生体力学的研究
を専門としている。
「恐竜の体を見て真っ先に目につくのが尻尾の変化だ。しかしデータの分析を繰り返すうちに、重
心位置と姿勢に対する前肢の影響は、これまでまったく検討されてこなかったことに気づいた。そ
して前肢こそが、尻尾など体のどの部分よりも大きな影響を及ぼしていたことが分かった」とハチ
ソン氏は書いている。
前肢の大型化は、膝を曲げた立ち姿につながった。そして前肢の大型化によって、やがてミクロ
ラプトルや始祖鳥などの翼を備えた恐竜が登場し、飛翔能力を獲得するに至った。
>>2に続く
ソース:ナショナルジオグラフィック
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130501002 画像
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/66651_0_435x512.jpg 現生鳥類の進化の系統を示したイラスト。膝を大きく曲げた立ち姿は、前肢が大型化し翼となるの
に伴って生じたものであるという。
Illustration courtesy Luis Rey
>>1の続き
「私たちの気づいた点は、前肢が大型化すると後肢の働きにも変化が生じるということだ」とアレン
氏は説明する。恐竜の四肢の質量の増加と重心位置の相関を示す統計データは十分にあるが、
尻尾の質量の減少と重心位置の相関を示すデータは存在しないともアレン氏は言う。
この進化的適応の経緯を想像するには、二足歩行動物の足の位置は重心位置と密接に関係
していることを思い出してほしいとアレン氏は言う。
前肢が大型化し翼へと進化したことで、重心は前に移動した。そして重心位置が前になると、足
も前に出さなくてはいけないとアレン氏は言う。「その結果、(後)肢を関節のところで曲げて、しゃが
んだ姿勢をとる必要が生じた。ダチョウやエミューの大腿部はほとんど水平で、きわめて短い」。
◆飛翔能力獲得への道のり
ワシントンD.C.にあるスミソニアン国立自然史博物館の古生物学者ハンス・ディーター・スーズ(Ha
ns-Dieter Sues)氏は、今回の研究に参加していないが、その分析に非常に興味を持ったと語る。
スーズ氏が特に高く評価する点は、立ち姿の変化を、初期の鳥類とその仲間の恐竜の進化の歴
史の文脈の中で捉えていることだ。前肢の大型化は恐竜が飛翔能力を獲得するよりもずっと前に
起こっている。ということは、この変化は元々、別のニーズによって生じたものであるはずだ。
現生鳥類の祖先に当たるグループにおいて、「前肢の長さはおそらく、獲物を捕えたり処理したり
する目的で変化した」。長くなった前肢がさらに発達して現生鳥類の翼になったのは間違いないとス
ーズ氏は言う。その一方で「尻尾は小型化した。ほかにも、飛翔に適応する形で骨格が発達してい
った」。
恐竜の一部が飛翔能力を獲得した経緯を今後さらに明らかにするには、滑空または羽ばたき飛
行の能力を獲得した初期の動物において揚力の中心がどのように進化したかを研究するというア
プローチが考えられるとアレン氏は言う。「それはかなり困難だ。これらの動物の形状と大きさを正確
に把握する必要がある。それでも標本は十分にあるので、挑戦はできるのではないか」とアレン氏は
語った。
今回の研究は、「Nature」誌のオンライン版に4月24日付で掲載された。
(引用終わり)
3 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 22:31:56.33 ID:1Dfv5GjO
恐竜が鳥類に進化したんじゃなくて、鳥類は恐竜の一種で生き残っている恐竜そのもの
なんだよ。
4 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 22:35:03.41 ID:KMUQSHIj
5 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 22:44:35.77 ID:brBSA/hc
恐竜の体重は骨格から見て支えきれないという矛盾は恐竜は実は鳥みたいに羽毛で囲まれていた
ということで解消できたな。
恐竜の絶滅の原因が巨大隕石の衝突による地球の重力の変化説は分が悪くなった
6 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 22:50:17.90 ID:CM6fgSpu
>>5 でもまだ分からんぜ?
同じ時に陸海空全ての恐竜類がぱったりと途絶えている。
重力じゃないにしろ、何かがあったのは素人の俺でも分かる。
7 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 22:53:52.51 ID:sOO6pNpQ
スズメでもよく見てみると恐竜っぽい
8 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 22:54:42.99 ID:ybUAaDx1
>>5 でかいトカゲがウヨウヨしてる世界ではなくビッグバードだらけだったのか
9 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 22:58:59.75 ID:72pp8/LS
雌の気を引くためにカラフルな鳥が居るように、恐竜も意外とカラフルだったのかもな。
10 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 23:19:41.19 ID:/59n2O+t
人間の太もも部分が、退化した物と記憶している(棒)
11 :
名無しのひみつ:2013/05/01(水) 23:20:44.65 ID:/59n2O+t
12 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 00:40:09.77 ID:EkUq8q4Q
13 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 02:46:43.76 ID:meteMWch
>>1 アレン氏とハッチンソン氏といえば
この10年間にわたって
ティラノサウルスは走れる?走れない?
走るとしたら何km/h
という議論を、何度も何度も投げかけてきた二人だよな?
最初にハッチンソン氏が走れない派で否定した後、
アレン氏がいや30〜40km/hならいける?いや50km/h?
というわけで、
群れを作り速く走れる5m個体が獲物を追い詰め、走れない12〜13m個体が止めを刺した!
という説が出たり、
あるいはコモドオオトカゲは破傷風菌を口内に持つだけでなく毒も持っていてこれで獲物を倒すから
ティラノサウルスにも同じようなものがあった?という説が出たりもした
今回は、古生物のバイオメカニクスを反対の立場から議論し続けた2人の共著ってわけで
いわばこれらの議論の落としどころを狙った論文ってわけかなあ?
14 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 03:46:44.25 ID:xc7OOmt5
ずいぶんと詳しいっすね
15 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 05:13:24.09 ID:FWxjYLzn
16 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 09:58:03.37 ID:CnieTXgp
17 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 10:28:04.48 ID:lAiU+h0J
>>5 羽毛とは反重力器官であり、鳥が飛べるのは反重力器官の作用である
という意味?
18 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 12:11:06.80 ID:pNsd6zZt
>>13 そういう論文って、誰が審査員やるんだろう。w
まぁ、落とせないから関係ないけど。
19 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 13:02:36.41 ID:meteMWch
>>4>>15コンクリート成形用パネルかドア板か知らんが
半端な厚さの板だと蹴破られるな
ダチョウとヒクイドリは人間を軽々と殺し得る危険な鳥だ
人間を殺せる鳥としては他に
・ハクチョウ 巣に近づいた人間を翼の肘の部分で殴り殺した例がある
・オウギワシ 森の中で研究者が半分食われて死んでいて、そこにオウギワシの羽が1枚落ちていた
だがジャガーの仕業+たまたま羽が落ちてきた、かも知れない
などが挙げられる
エミューも本気で怒ればもちろん危険なんだろうが、エミューに殺された例は無いらしいw
小さな子供なら、大型のニワトリ、シチメンチョウ、ガチョウ、クジャクなどからも致命傷を追わされる可能性はもちろんある
エミューは翼にも爪が残っている、が、ニワトリだって指の名残があるから似たようなものか?
ツメバケイのひなのような顕著な指ではない
20 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 13:07:00.68 ID:meteMWch
ハッチンソン氏自らが「最初の研究では腱の使い方を低く見積もりすぎた」と
言っていたんだよな
その後2tクラスのハドロサウルス類は45〜54km/hで走れると分かった
ハドロサウルス類はミイラ化した化石も見つかっていて、恐竜の筋肉って意外と多いなあ?
ということで、数値が見直されたとの事
21 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 17:27:49.91 ID:iPuxXDZS
鳥の脚が奇妙に曲がっているってどういうこと? 記事からはよく読み取れなかった。
ダチョウやフラミンゴが立っている姿のときの脚を見てもヒトと同様に垂直だよ。
もしかしてヒトの前肢みたいに関節が後ろ側に折れ曲がることを言っているの?
ヒトが四つん這いになると前肢である肘はちょうど後ろ側に折れ曲がる。鳥みたいに。
でも、鳥の場合は膝のように見えるところはヒトでいうところの手首なんでしょう?
22 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 17:32:30.86 ID:iPuxXDZS
それともあれ? ペンギンの骨格を見るといつも空気椅子状態の姿勢になっていること?
膝の部分が体内に入ってしまってみえないから、ダチョウもフラミンゴもペンギンも垂直に
立っているように見えるけど、解剖して骨格を見ると、空気椅子の姿勢にいつも曲がっている。
そのことをこの記事は指しているのだろうか?
23 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 20:20:32.10 ID:9cguz0OW
>>22 鳥の脚は膝関節が後ろに曲がってると思ってる?
それ間違い。
膝関節に見えるのは人で言うと踵の関節で、
鳥の膝関節は腹の平面の横くらいの位置にあり常に曲がっている。
つまり脊椎と大腿骨は、「 了 」みたいな形で接続してる。
唐揚の鶏腿の形を思い浮かべるといい。
24 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 21:47:53.53 ID:VWsEfFx0
ダチョウと散歩したい
またレスの付かない生物スレの誕生か!
26 :
名無しのひみつ:2013/05/02(木) 22:45:39.69 ID:AW/SgUHo
27 :
名無しのひみつ:2013/05/03(金) 00:15:45.28 ID:nZ9deLk2
28 :
名無しのひみつ:2013/05/03(金) 00:49:21.20 ID:NBCcujKz
>>25素人 氏も、ハッチンソン絡みはもう辟易ってところだろうなあwww
29 :
名無しのひみつ:2013/05/03(金) 08:34:56.53 ID:BSjeSeST
外宇宙生命体の形質を偶々残してたってだけでしょ。
30 :
名無しのひみつ:2013/05/03(金) 10:19:15.31 ID:KKsFZuep
ちなみにティラノサウルスの体重はアフリカゾウよりも軽い
31 :
名無しのひみつ:2013/05/04(土) 04:52:56.87 ID:GxcLI4js
ティラノサウルスの脚は実はフラミンゴみたいに細かった?
32 :
名無しのひみつ:2013/05/10(金) 23:40:35.90 ID:G9/sYHDJ
ハッチンソンはもう引退してくれw
33 :
名無しのひみつ:2013/05/11(土) 13:49:36.64 ID:e7ipGlB1
本当は尻尾を引きずって歩いてるのれすよ
34 :
名無しのひみつ:2013/05/11(土) 14:21:48.97 ID:8f+0XdM7
35 :
名無しのひみつ:2013/05/11(土) 15:03:15.86 ID:3V5Y5VoM
36 :
名無しのひみつ:2013/05/11(土) 19:28:06.99 ID:Esb6qGIY
>>35 アフリカゾウは最大で10t超えてるからやっぱりその見積もりでもアフリカゾウに及んでないんじゃないか。
37 :
名無しのひみつ:2013/05/12(日) 01:56:54.14 ID:YReyT95u
>>36 10tに達するアフリカゾウは非常に稀だよ。
T-レックスの化石は幼体を含めて数十体しか出てないから
両者のサイズのバラつきが同程度と仮定すればティラノのほうがやや大きいと言えると思う。
>>35 当初の推定が7tという時点でそもそも重過ぎのような。
鳥類を参考にした場合、4〜5tという結果もあるし、
それで3割増しなら5.2〜6.5tになる。
39 :
名無しのひみつ:2013/05/12(日) 03:01:12.21 ID:YReyT95u
>>38 「当初の推定よりも3割近く重い9トン強に達していた」というのは
「当初の推定より3割近く重かったことがわかった。当初の推定は7tだったので9t強になる。」
という意味ではなく
「9t強という計算結果が出た。当初の推定は7tだったので3割近く増えたことになる。」
という意味に思えるんだけど。であれば当初4〜5tなら約5割増しになるだけであって。
まあ前者ならアフリカゾウと同じくらいのサイズになるかもね。
?
41 :
名無しのひみつ:2013/05/12(日) 15:22:29.54 ID:YReyT95u
ごめん訂正
×当初4〜5tなら約5割増しになるだけであって
○当初4〜5tなら約10割増しになるだけであって
だね。単純にミスでした。
今回の見積もり結果の重点が「従来の3割増し」なのか「9t強」なのかってこと。
前者なら元が4〜5tなら5.2〜6.5tになるし(体重が変更)
後者なら元が4〜5tなら約10割増しになる(増加率が変更)
42 :
名無しのひみつ:2013/05/12(日) 20:03:10.47 ID:weypp8mb
>>37 考えてみれば恐竜って2億年くらい繁栄してた分、何千何万世代どころじゃないだろうしおびただしい数の肉体があっただろうに化石として残ってるのはほんの僅かなんだし、残ってない未知の種類なんて相当いたんだろうな
43 :
名無しのひみつ:2013/05/12(日) 20:04:58.90 ID:orrh8HAh
恐竜時代は甘え
44 :
名無しのひみつ:2013/05/12(日) 21:35:36.75 ID:/aDKaro1
種の寿命は100万年くらいだろうし
恐竜を含めてまだまだキテレツな未発見古生物はいるだろな
45 :
名無しのひみつ:2013/05/12(日) 23:27:48.93 ID:eWAG7HNY
>>42 > 未知の種類なんて相当いたんだろうな
どんな奴等が居たのか想像するとワクワクするね
46 :
名無しのひみつ:2013/05/12(日) 23:43:43.72 ID:weypp8mb
>>45 想像力をかき立てられるよね。
バージェス頁岩で発見されたカンブリア紀の生物群の化石みたいに、現世の生物のどのグループにも属しなそうな奇妙キテレツな生物もいたくらいだし。
あれらの化石だってほんの一部なんだろうしね。
だいたい、「3割増し」で「9t」と両方明記している以上、
元が7tなのは明らかだし、
ゾウと比較している人はそれを前提にやってたんだから、
3割の方が重点的要素と釈明しても無意味だろ。
49 :
名無しのひみつ:2013/05/13(月) 20:46:22.65 ID:C1LBLvri
>>49 確かに古生脊椎動物の肩甲骨の位置は分かりにくい。
そのせいで歩行様式にも数多くの異論が存在する四足歩行恐竜もいる。
(角竜とか)
ただ、ティラノサウルスは恐竜の中でも珍しく叉骨が発見されているので、
その位置はかなり信憑性がある。
(むしろ叉骨の発見により、以前よりも前肢の位置が腹側に下がった)
51 :
名無しのひみつ:2013/05/13(月) 22:42:03.59 ID:c6ixisiY
>>47 「従来の推定値より3割近く重い9t強という計算結果が出た」というのが今回の報告。
貴方の言うようにこの報告をした人は従来の体重を約7tと仮定していることがわかる。
もし従来の体重を4〜5tと仮定した場合、今回の報告は以下の2通りの訂正方法がある。
@ 「従来の推定体重より3割重い5.2〜6.5tという計算結果が出た」 (「3割」を重視)
A 「従来の推定体重より10割重い9tという計算結果が出た」 (「9t」を重視)
で、俺はAのほうだろうと言ってるわけ。
「従来の体重を算出した計算式に抜けが見つかり、そこを補正して計算しなおした」なら@かもしれないけど
3次元レーザースキャンを使って新たに調査してるわけだからね。
53 :
名無しのひみつ:2013/05/14(火) 00:59:08.98 ID:ttui9qFa
>>52 「9t」のほうが重点的要素だと言ってるのだけど。
あとゾウと比較してる人が7tを前提にしてたならゾウのほうが大きいとは言わんでしょ。
アフリカゾウの平均体重は雄でも5tくらいなんだから。
54 :
名無しのひみつ:2013/05/14(火) 04:14:46.70 ID:SbQgVL1m
また素人がバカ相手に絡んでるのか
ああ、何が言いたいかようやく分かってきたぞ。
おそらく
>>51は、7tの推定体重と5tの推定体重の差は、
ティラノサウルスの「体型」の差だと思い込んでいるのではないか?
だから、
>>35の記事では7t(の体型だと思っている)の3割増なので、
5t(の体型だと思っている)では8割増になる!と解釈したのだろう。
残念ながら、ティラノサウルスの推定体重の差は「密度」の差。
「体型」に関しては、今回の件を除くと推定に上下差はあまりない。
従来の恐竜の体重は、近縁とされるワニの密度から類推していた。
しかし、ワニよりも鳥類の方が恐竜に近縁(というか同じ)と分かり、
しかも獣脚類恐竜からは鳥類と同じ気嚢の存在が確認されている。
鳥類はワニよりもはるかに密度が低い。また、ワニは半水性故に、
水中で安定する必要があり、体が重いという指摘もある。
その為、現在の恐竜の体重は(特に獣脚類は)鳥類の密度を基本に
軽めに計算するのが主流となっている。
それでも、恐竜の大半が鳥類とは違う陸生動物であるのを考慮して、
重めに復元して計算している人もいる。
だから、
>>35のニュースでいう「3割増」は、7t(重めの復元)なら9t、
5t(軽めの復元)なら6.5tで問題ない。
ティラノサウルスに限らず、恐竜の体重の上下幅のぶれは、
体型の差よりも密度の差によるものが大きい。
×「体型」に関しては、今回の件を除くと推定に上下差はあまりない。
○「体型」に関しては、
>>35の件を除くと推定に上下差はあまりない。
どっちでも意味が通じるけど念の為。
57 :
名無しのひみつ:2013/05/14(火) 07:47:14.31 ID:KbAp2Fyr
>>53 ティラノサウルスの方も平均的な値じゃなくて発見されてる最大個体での話しなわけだが。
一般的に数は少なくてもより大型の個体の方が化石化して発見されやすいというのを考えても
見つかってるもので最大級のもの同士の比較だと見てよいだろう。
58 :
名無しのひみつ:2013/05/14(火) 23:02:00.55 ID:ttui9qFa
>>55 >7t(重めの復元)なら9t、
>5t(軽めの復元)なら6.5tで問題ない。
これはつまり今回の報告の中の「3割」の部分を重視してるわけだよね?
俺は増加率に関しては「9t」の計算結果が出た後から計算したものだと思ってるから
従来値がいくらであっても「9t」であることには変わりないと考えてるわけ。
流れとしては
@ 3次元レーザースキャンとコンピューターモデルを用いて計算したところ「9t」という推定値が出た
A 「9t」とは従来の推定値の何割増しだろうか、と考える
B 「7t」という数字があったので「じゃあ3割増しだ」となる
という感じ。
もし計算した人が「5t」という数字を採用したら「じゃあ8割増しだ」となっていたと。
>>57 母数が違いすぎるのが問題なんだよね。
骨が成体と比べて顕著に脆いような幼体であればともかく
亜成体以上の個体であれば発見率が極端に変わることはない。
あと誤解があるようだけど「スー」は「全身の大部分が見つかったもの」の中で最大というだけであって
部分的にしか見つかってないものを含めればスーより大きなものもある。
例えばmor1126という標本は推定全長がスーより1割ほど長い14m強とされているし
ucmp137538という標本は全長がスーの2割増しの15m以上とも言われている。
全長が2割増しなら単純計算で体重は1.72倍となりスーを7tとするとucmp137538は12tに達したことになる。
まあ実際には部分的に大きいからと言って必ずしも全体的に大きいとは限らないし
体重を単純に全長の3乗倍にしていいのかという点は考察の余地があるけれど
アフリカゾウより小さい、というのは正しくないと思うよ。
59 :
名無しのひみつ:2013/05/15(水) 15:25:58.72 ID:GptVMSGj
現時点で見つかってるもの同士の比較ので言われてるだけなのに推論だけで否定とか
アフリカゾウより重くないとなんかこまるのか?
60 :
名無しのひみつ:2013/05/15(水) 15:48:50.89 ID:LJlVbYd/
あとでおいしく・・・
61 :
名無しのひみつ:2013/05/15(水) 22:03:02.51 ID:JXcbxrQX
急速に成長しなければならない+極端な体重増加は避けたい+少ない骨量で巨大な身体を支えなければならない→空洞の骨
で、飛行する鳥に繋がって行ったのかしら?
62 :
名無しのひみつ:2013/05/15(水) 22:35:31.55 ID:2tLf+LqE
骨に空洞があるのが、鳥類と恐竜。
軽量化に卓。
63 :
名無しのひみつ:2013/05/15(水) 22:42:55.38 ID:LO3mYFmX
>>59 こういうとりとめも無い議論が好きなもんで・・・
突っ込み所のあるレスには内容次第で突っ込んでみる。
気を悪くしたならすまん。
>>30が「スーは最大のアフリカゾウより軽い」と言ったなら別に否定せんかったよ。
ただそういうニュアンスには見えなかったもので。
>>58 >流れとしては
>@ 3次元レーザースキャンとコンピューターモデルを用いて計算したところ「9t」という推定値が出た
>A 「9t」とは従来の推定値の何割増しだろうか、と考える
>B 「7t」という数字があったので「じゃあ3割増しだ」となる
>もし計算した人が「5t」という数字を採用したら「じゃあ8割増しだ」となっていたと。
だから「そうじゃねぇ」って言ってるだろ。
3次元レーザー「スキャン」とコンピューター「モデル」じゃ、
「 体 積 し か で な い 」だろ。
体積が出ても密度がなければ計算できないんだよ。
9tを導き出す時点で「 密 度 は 考 慮 す る 」んだよ。
.
.
バ カ か お 前 は 。
.
.
だいたい、お前の言ってるのは何の根拠も無い
「 こ じ つ け 」だろ。
>こういうとりとめも無い議論が好きなもんで・・・
本当にとりとめがない。
無知さらしてるんじゃねーよ。
その上でさらに持論を出したいのなら、
3次元レーザースキャンとコンピューターモデルで、
体積と密度を両方割り出す方法を説明してくれ。
67 :
名無しのひみつ:2013/05/16(木) 22:00:47.88 ID:nvbAYP1O
>>64 ・・・なんか怒らせたようで申し訳ない。
密度を考慮しないといけないのは無知な俺でも流石にわかるよ。
従来の推定体重のバラつきが、想定する密度の差によるものだと言うのもわかる。
ただここで言う密度の差というのは例えば「鉄と金の密度の差」などと言う場合の
密度の差ではなく、「内部にある空洞の体積の差」なわけだ。
だから俺は今回の調査でその空洞(または空洞を差し引いた部分)の体積を従来より正確に算出したのだと理解していた。
細かい空洞を無視した大雑把な体積ならとっくにわかってるはずで、今更何割も変わるはずもないし。
69 :
名無しのひみつ:2013/05/18(土) 22:17:21.77 ID:Xc2GTod8
>>63 この手のスレでティラノサウルスはゾウより軽いって話がよく出てくる理由が
恐竜は巨大すぎて現在の重力下では動けないから当時は重力が少なかったとか言ってる奴への反論として
使われるので定番だかららしい。
最大級だろうがアフリカゾウは現在の重力下で歩いてるんだからそれより軽い生き物ならまったく問題なし
という意味なので最大級同士の比較だというのが前提なんだろう。
まぁ重力の変化に関してはそんなやりとり関係なくほとんど変わってないことが他の物理現象から判ってるわけだが。
70 :
名無しのひみつ:2013/05/19(日) 10:17:52.80 ID:uhYkB1v1
>>69 「動けなかった」というのはさすがに極論で、反論するまでもなく無視できるだろうけど、
それはまあ、「巨大恐竜の動きが鈍かった」ということへの反論と思われる。
せいぜいよくて象なみか、それよりも俊敏な運動能力が劣っていたという説へのね。
71 :
名無しのひみつ:2013/05/19(日) 10:18:42.78 ID:uhYkB1v1
訂正:俊敏さでそれよりも運動能力が劣っていた・・・・
72 :
名無しのひみつ:2013/05/19(日) 11:22:32.16 ID:OSk93yKf
四足歩行のゾウと二足歩行の恐竜。
同じ体重でも恐竜は不利だな。
ゾウって機敏だからな、その半分の運動能力でもあれば、
たいしたものかもな。
73 :
名無しのひみつ:2013/05/29(水) 06:02:36.25 ID:rCoNjdWS
モアって何であんなに手が無いの?
飾りの小さい羽も無ければ手でもない
74 :
名無しのひみつ:2013/06/01(土) 09:08:38.90 ID:hRPBAL3j
>>69 そもそもジュウリョクガーとか戯言言う奴って
ティラノサウルスの体重を数十トンから百トンくらいだと思ってるからw
75 :
名無しのひみつ:2013/06/01(土) 11:13:32.22 ID:cciXP+nP
重力が多少変化するのは物理学の常識の範囲内では?
76 :
名無しのひみつ:
「多少」はな
生物種の平均体重が十倍〜十分の一になるような変化を「多少」とは言わんw