【人類】「民族として歴史が浅いかもしれない?」…ヨーロッパ人の遺伝学的な起源が判明

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ケンシロウとユリア百式φ ★
現代ヨーロッパの遺伝学的な歴史が初めて詳述された。
最新の研究によれば、民族としてのヨーロッパ人は予想以上に歴史が浅いかもしれないという。

古代の骨から採取したDNAを調べた結果、現代ヨーロッパ人の遺伝子構造は6500年前、
新石器時代の中期にあたる紀元前4500年頃に定着したことがわかった。
約7500年前にやって来た最初の農耕民や、さらに古い時代の狩猟採集民がもたらしたものではなかった。

研究を実施したアデレード大学オーストラリア古代DNAセンター
(Australian Centre for Ancient DNA)の所長アラン・クーパー(Alan Cooper)氏は、
「原因は不明だが当時、住んでいた人たちの遺伝的な特性が消失したらしい」と説明する。

この意外な調査結果は新しい研究の一部で、現代ヨーロッパの遺伝的な歴史を初めて詳述している。

共同研究者で、ナショナル ジオグラフィック協会のジェノグラフィック・プロジェクトを率いる
遺伝学者スペンサー・ウェルズ(Spencer Wells)氏は、
「比較的新しい時代の民族移動が、中欧の人々に遺伝学的に重大な影響を及ぼしたようだ」と話す。

>>2以降に続きます)[1/3]

ソース:ナショナルジオグラフィック(April 25, 2013)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130425003
画像:ドイツ、ブライスガウ出身者で編成された部隊。1920年代に撮影
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/66603_0_600x450.jpg
関連リンク:naturecommunicationsに掲載された論文要旨
「Neolithic mitochondrial haplogroup H genomes and the genetic origins of Europeans」(英文)
http://www.nature.com/ncomms/journal/v4/n4/full/ncomms2656.html