>>77、
>>78 セロハンは、木材のセルロース繊維を完全に溶かしてから固めたもの。
だから、分子鎖がグチャグチャ絡まっていて結晶性が悪く、強度が低い。
このナノファイバー紙は、天然の繊維をものすごく細かく裂いたものと考えていい。
(カニカマとか裂けるチーズをイメージしてくれ)
結晶性は天然のものと同じで、ナノファイバーの強度が保たれている。
繊維の強度は、ケブラー繊維に匹敵する。同じ重さの鉄の数倍の強さ。
さらに、ナノファイバーが無数に絡み合っているため、膜としての強度も非常に強い。
その一方で、ウィルスが通れないような細かい穴をもつフィルターとかも簡単に作れる。
石油原料ではないところも日本としては嬉しいね。