[プレスリリース]
メタボリックシンドロームを改善する新たなメカニズム解明
?糖尿病の新規治療法に期待?
2012/08/30 慶應義塾大学
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授渡辺光博(兼環境情報学部教授、医学部教授(兼担))らは、
スイスのローザンヌ工科大学の研究グループ(Johan Auwerx 教授)と共同で、胆汁酸調節によりメタボリックシンドロームが
改善するメカニズムを解明しました。
胆汁酸吸着レジンは、エネルギー代謝を高め、高中性脂肪血症・脂肪肝・肥満・糖尿病を改善する効果、
腸管からのインクレチン分泌を増加させ、糖尿病を改善する効果があり、心筋梗塞や脳卒中などの血管疾患を
予防できることが示唆されました。また、胆汁酸吸着レジンと同様に胆汁酸吸着作用がある日本古来の食事である
モズクやコンニャクなど食物繊維を多く含む日本食にもメタボリックシンドローム発症の予防効果があると考えられます。
本研究結果は、PLos ONEとNature Scientific Reportsにそれぞれ掲載されます。
PLos ONEは2012年8月29日(水)午後5時(米国東部時間)オンライン版に公開されます。
Nature Scientific Reportsはすでに公開されました。
プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
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▽記事引用元 慶應義塾大学
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2012/kr7a4300000awjth.html プレスリリース全文(PDF/913KB)
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2012/kr7a4300000awjth-att/120830_1.pdf